- Shyuichi Nakamura

- Sep 13, 2023
そもそも足の痛みは何故起こるのかというのは、このボルトの走りにヒントがあるのではないかと思っています。
足に大きな負担がかかった。
ということですが、その負担は体重が重いとか軽いと言う問題ではありません。
体重が重いと膝が悪くなるとか腰が悪くなる?
そんなことはありません。
地面からのエネルギーが体幹を通して手に放出すれば体重は普通に支えられます。
しかし、足首が地面に対してしっかり接地していないとグラグラしてそれができません。
不安定なところを歩くと肩と手に力が入ってしまうのは誰しも経験することです。
海面が常に揺れているサーフィンのようなスポーツで肩に力が入っていたら一発でフォールします。
手でバランスをとろうとするのは最終手段と言えます。
つまりバランスというのは体幹に力を上手く集め、それを手足にタイミングよく分散し重力軸に対して最善の位置を作る動作と言える訳です。
その為にも地面のように一定の平面では足裏が地面とできるだけ平行になるように足をあげたり、ついたりすることが必要になってきます。
その力が足を通って、体幹、手足へとつながっていく状態にするということだと思います。
この動画を見てもらうと、綺麗に、つま先がついて地面を飛んでいるように走っているのがわかると思います。
これは鍼灸治療において、とてもとても重要なメッセージだと思っています。
- Shyuichi Nakamura

- Sep 12, 2023
走ることは地面からの力を前に進む力に変える能力と言い換えることができます。
しかし、日常生活では競技ではないので、それが必要になることはあまりありません。
体幹を使うということは、自分の体重が片足にかかった時、その反発する力をどう受け止めるのかが問題です。
地面、足、体幹、肩、手へと力を逃がせば良い訳です。
立位から左足に体重を乗せると、足の裏に地面と接地している感覚があると思いますが、この時の力を体幹側に逃がせば、自然に体幹に力が入るのがわかります。
体幹の力を肩から手に逃がせばボルトが走っている時と同じように、地面と接地している足の力を減少させられるのではないかと思います。
地面に接地して体重をかけているけど、かけていない。
という状態です。
足が悪い人は、この地面との接地力が非常に強くなっていて、全体重を足だけで支えています。
しかも、その力も片寄っているので、足背や足首に片寄った力がかることで問題になる訳です。
体幹へ逃がせば足だけで支えないので足への負担が少なくなります。
この時に様々な現象が身体におこります。
- Shyuichi Nakamura

- Sep 11, 2023
力を抜くとはどういうことか?
これって面白く興味深いテーマだと思います。
最近は体幹、体幹と世間でよく言われていますが、そもそも体幹って何?
って考えなければなりません。
体幹は手足とつながっています。
体幹だけで支えている訳ではないので、地面と足で体幹を支えています。
つまり手足の状態によって体幹の状態も決まってくるということです。
体幹を鍛えるって、もしかしたら意外にも簡単な理由かもわかりません。
もちろん、一般的な体幹トレーニングという方法ではありません。
そして、スポーツ選手の話ではなく、一般の人が日常生活で行える方法があります。
体重をかけて手足の力を抜く
これだけです。
ウサイン・ボルト選手の走り方の説明を聞いてなるほどなと思ったのですが、ボルト選手の走りは空中にいる時間が長いと言われています。
たしかに映像を見ているとそう思います。
この走り方を実現する為には何が必要かを考えれば良い訳です。
地面に接地した時の衝撃を足だけで受けるのではなく、体幹と肩、手に逃がして走るのがうまいと言うことです。
だから怪我も少なく、長時間走れるんじゃないかという説明でした。
肩を上げて身体をくねらせるような走り方をすることで、この走り方をしているという訳です。
この説明を聞いてなるほどと思いました。
走るという原始的な行為に対して、全身を使っているということです。
全身を使うという表現をすると力を全身に入れるみたいに感じるような言葉の表現ですが全く違います。
逆で、地面の力を全身に逃がすということだろうと思います。
手足の力が抜けているという状態です。
つまり足で走ってない。













