
Shyuichi Nakamura
- Sep 29, 2021
パーキンソン病
パーキンソン病には様々なタイプがあり個人的に症状もかなり違います。 突出歩行が激しく杖なしでは歩行が困難という状態でした。立ち座りもおぼつかない状態で転倒しそうになるので支えてないと不安な感じです。だから杖をついていないと立つことすらできません。多くの場合、手の振戦が出ますが、手の振戦は殆どありません。 一口にパーキンソン病と言っても症状はホントに様々です。パーキンソン病は全身の筋肉が硬くなり、動きが鈍くなると言われている病気です。その為に顏の筋肉も制限され、表情も乏しくなります。この状態を仮面様顔貌と言います。 ただ、この症状は、顕著でない人も多く、僅かに出ているぐらいの人も多いので専門家でないと表情だけでは見分けがつきません。 座ったまま左右の足を交互にあげてもらいましたが、正常に近い状態です。しかし膝を中心に足先を回転させると左側の動きがカクカクしてリズムがとれませんし、綺麗な円を描けません。左足をうまく制御できないということです。これが歩行のリズムと大きく関係しているのではないかと思いました。そして左膝にも若干の痛みがあるようです。 この

Shyuichi Nakamura
- Sep 28, 2021
ちょっとした腰痛
楽になってまた痛みを起こす。 時々腰痛を起こすという方は多いと思います。 腰痛は癖になると信じている人は、腰痛から逃れることはできません。 なぜ腰痛が癖になるのかを理解しなくてはなりません。その理解が深まらないと何度もくり返してしまう腰痛になります。 違和感のある腰痛 強烈ではないけど持続した痛みがある腰痛 これらは、本当の腰痛ではありません。 そう言っても痛いものは痛いので、それから逃れようとします。 今、腰痛から逃れようとしたから繰り返されるということを知っていないと、この腰痛からは逃れられません。 具体的には、裏側には腰の冷えがあったりします。 膀胱や腎の冷えが起こりやすくなりますが、その前には肺の問題があります。 もちろん、こういう説明をすると、何か物理的な要因があるのだと思ってしまいます。しかし、これらは実体のない機能です。 機能が腰痛を起こす原因になっているのなら実体ではなく機能を治さないと良くなりません。 お腹が空いてないのに食べ続けたら病気になります。しかし、食べることを辞めない。 食べると胃腸に負担もかかるので、胃腸の機能は落ち
Shyuichi Nakamura
- Sep 27, 2021
濵井先生の呼吸法講座のお知らせ
本日は濵井先生からのお知らせです!! 10名限定なのでお早めにお申し込み下さいね。身体のお掃除!! コロナ騒動はまだまだ続きそうなので、ちょっと一念発起して 意気消沈している人、何となく体がだるい人に治療以外に何かお役に立ちたくて・・・ ★第一・第三水曜の午前10時から簡単な呼吸法と瞑想の教室を開催しようと思い立ちました。 一緒に心と身体のお掃除しませんか? 呼 吸 法 と 瞑 想 法 10月より、第1・3水曜日に濱井先生の簡単な呼吸法と瞑想の教室がスタートします!!! 一緒に心と身体のお掃除をしませんか?! 簡単なオルゴンリングの使い方や、症状別セルフケアー、当院の立つ・座る・歩く等の基本姿勢もお教えします。 * 日時:第1・3水曜 午前10時~11時 * 会場:御薗治療院2階 ヨーガ教室 * 定員:10名(要予約) * 会費:一回に付き 1,100円(税込) ★参加定員に限りがあります。 ご希望の方は、まずはお電話かメールmisonouketuke@gmail.comまで確認を御願い致します。

Shyuichi Nakamura
- Sep 26, 2021
必要な知識
人間にとって必要な知識というのは、どれぐらいなのでしょうか? 今、言っていたことを忘れるぐらいの認知症の人でも一人で生きていけない訳ではないようです。 もちろん、程度にもよると思いますが、本当に必要なのだろうかと疑問に思うぐらいの余裕があった方が良いように思います。もちろん重要な仕事をしている人にとっては忘れてはならないことは沢山あると思います。 もちろん日常生活で、火を消し忘れたら大火事になったりすることもあります。そうなったら命の危険がある訳です。しかし、知識量の基準って意外に低いような気がします。 その知識って本当に必要なのだろうかと疑ってみるのも脳に空白を作る方法なんじゃないかと思います。 専門的なことをやっている人は、さぞかし知識があるだろうと思っているかもわかりませんが、実はそんなに多くの知識がある訳でもないように思います。 私は、一応プログラムの知識はあり、2、3の言語は書けるはずです。書けるはずと言うのは、それらの言語である程度のプログラミングをした経験があるというだけです。だから、その構造を知っているので、必要な知識は、忘れてし

Shyuichi Nakamura
- Sep 25, 2021
眠くなる
調整をしていると椅子に座ったまま数分で急に眠くなってくる人が時々います。長距離の運転をする人は、仮眠していってくださいねと言ったりします。 脳の作用はホントに不思議だと思います。術者側の意識が活性するとこういうことがよく起こります。 意識を集中させると、それに同調するのかリラックスするみたいです。 睡眠は、人間にとって必要不可欠です。 睡眠をとる理由は、脳のバランスをとることにあると思います。意識は秩序を保とうとします。その結果、逆に混乱を起こしています。睡眠中に意味不明な夢を見るのは、夢の中ではワザとあり得ないような混乱を引き起こし、バランスをとろうとします。 意識は秩序を求めますが、睡眠は無秩序を求めます。 秩序の方が良いと考えるのは大間違いで、秩序と無秩序はバランスがとれていないと発狂します。 睡眠をワザととらせないと数日もすると、脳はバランスを崩して破壊します。 攻撃的になったりして無秩序を求めようと行動するのだと思います。 秩序=善、無秩序=悪 という考え方は、意識が優位になりすぎた為に起こった結果であり、人間の傲慢さをあらわしているの

Shyuichi Nakamura
- Sep 24, 2021
アキレス腱の痛み3
結論から言えば、結果的には、右手の問題が一番の誘因でした。 誘因は原因とは違います。複合した原因の一つであり、時間の経過と共に変化してきたものです。狭い所に入って手を伸ばして作業することもあるので、このような仕事をする人には腰痛を起こす人が多いです。当然、手首の腱鞘炎をたびたび起こしていたそうです。 右肘も顎と同様の血滞の反応があり、肝臓の機能や筋肉にも影響を与えるので、痛みのあるなしにかかわらず体質的に筋緊張を起こしやすい傾向にあります。 真っ直ぐ立つことも困難だったのに、これらの調整をすると真っ直ぐ立って歩行も普通にできるようになってます。刺激は数カ所、刺激時間は1分にもならないでしょう。的確に異常部位を刺激すれば、明快な答えが返ってきます。 アキレス腱の痛みが顎や手の異常が関係するとは普通は思いませんので、そんなところの異常は気にもとめないと思います。しかし、これほどの差があるのですから、しっかり身体を観察していかないとわかりません。 手を伸ばして、指先で物を摘むような動作をくり返す人は、腕の異常から顎へ、顎の異常から腰へ、腰の異常から足へ

Shyuichi Nakamura
- Sep 23, 2021
アキレス腱の痛み2
前回はアキレス腱周囲の解剖を投稿してみました。しかし、それは原因ではないということも書きました。 それでは何が原因なのか? なんども書いていますが、原因は一つではありません。若い時からヘルニアもあり腰の痛みもあるみたいです。 当然ですが、腰からの神経も足先までつながっていますので、腰のヘルニアが原因だと解釈する整形外科の先生もいるかもわかりませんが、それも大きな見当違いです。 足底筋膜炎が顎と関係あると言うことを以前書きましたが、この方も顎の異常がありました。痛みのあるアキレス腱と同じ側の咬筋に異常反応があり前頚部の圧痛もあるので、足底筋膜炎の時の異常と同類だと考えられます。 この異常を消去するだけでもアキレス腱の痛みは減弱します。アキレス腱そのものの問題より、顎から前頚部にかけての緊張の方が強いので、最初に調整するのは顎です。 右顎には血滞、熱の反応があり肺の異常がありました。詳細は端折りますが、三物黄ごん湯という漢方薬を身体に近づけると咬筋の緊張や前頚部の緊張はなくなりました。 手足の火照りや痒みなどに用いる漢方薬で婦人に用いる漢方薬です。女

Shyuichi Nakamura
- Sep 22, 2021
アキレス腱と踵の痛み
カルテを見たら踵の痛みと書いてあったので、足底筋膜炎だろうなと思って話しを聞いていると、どうも踵からアキレス腱の痛みとのことでした。 足底筋膜炎だと顎や喉の緊張があるので、このあたりを調整すれば痛みは楽になるはずだと思っていましたが、そうではないということなので痛む場所を詳しく調べてみることにしました。 かなり痛みがあるようで、4日前の朝から足をつくのも痛いとのことです。整形でもアキレス腱の炎症だろうとのことですが、何かをして痛めた覚えないようです。足をついて歩けないので、膝を伸ばして歩いてきました。 足を観察すると、図のところに異常反応があります。 踵の痛み(足底筋膜炎)でも踵骨の内側で中央あたりはよく異常を起こしmす。踵骨の内転、外転に問題が起こっていることをあらわしています。殆どの異常は外転できない状態になり、第一中足骨から踵骨内側は縮んでいます。 つまり、足首の内反が固定された状態になっています。 ここには脛骨神経も走行しているので、解剖を勉強している人は脛骨神経の異常だと考えてしまうでしょう。そして、その炎症を抑えようとしてしまうと思い

Shyuichi Nakamura
- Sep 21, 2021
痛みは不思議
肩の痛みで来院した方でしたが、調整すると直ぐに楽になり、手のシビレもなくなっていました。 次回来られた時には、シビレはなかったのですが、痛みが強いと言っています。 痛みが戻ったと感じる訳ですが、よく話しを聞いてみると、手のシビレはなく、痛い時と楽な時があるみたいです。 夕方の痛みがあって朝は楽だというのです。 これはおかしいですよね。 動かして痛いのならわかりますが、仕事が終わる頃に痛みがでてくる訳です。使い痛みだと考えてしまうのが普通ですが、休みでも同じような痛みになっていますので、仕事で使ったから痛みがでている訳でもありません。 触診してみると、前回診た時と同じような場所に反応がありました。これでシビレが楽というのは、範囲は同じでも質(深さ)が変化したと言うことになります。 薄紙が一つ剥がれた状態だと言うことです。つまり良くなっている訳です。 良くなっていることを忘れて痛いことだけに注目してしまいます。それは仕方のないことですが、それではよくなりません。 腰の血滞反応が残っていました。肩が原因ではないということです。このように時間の経過と共に

Shyuichi Nakamura
- Sep 20, 2021
首の痛み
首の痛みは、簡単そうで難しいところがあります。 数日前から首の痛みがあって、歩行も困難な程でした。 首の痛みで問題になるのは、鼻腔や咽頭の異常が多く、アレルギーを専門にしている人なら、このような症状は、アレルギー的だと思うはずです。しかし、鼻腔、咽頭の反応がなくなっても3割ぐらいしか効果はありませんでした。 アレルギーとも関係の深い皮膚の問題も大きく関係します。手の皮膚の調整や、脇の皮膚の調整を行うと首の動きや体幹の動きは変化してきますが、どうしても痛みが楽にはならないということが起こります。 お風呂に入って楽になるかどうかを聞いてみると楽になるようです。このような場合には腎、膀胱の反応が強くなります。苓姜朮甘湯のような腰の冷えをとるような漢方薬も適応になるでしょう。しかし、この調整を行う前段階として膝の問題があったので、膝の水分代謝異常をなくしてから腎膀胱系の調整をすると腰の反応が消失します。 左足第二指から腰の調整を行うと腰が緩み、首の痛みが緩解していきました。 問題は、普段の日常生活にあるので、このような例では、症状と原因が一対一の関係には