

Shyuichi Nakamura
- Feb 28, 2022
単純な頑張りを感じてみる
身体を倒すだけなのに、何故頑張るのか? これはホントに不思議です。もちろん自分を含めて、そうなる理由があるからだと思います。 頑張るのは何かを守ろうとしているからかもしれません。 何を守ろうとして頑張るのか? この場合なら倒れないように頑張る訳です。ただ、その頑張りは、効率的ではないですよね。 首を倒す必要はないです。 腰を傾ける必要も、上半身を倒す必要もありません。 しかし、無意識にそうしてしまう自分がいるのです。 まずはそのことに気づかなければならないということです。 このことに注意をして、もう一度身体を倒してみてください。 自分か、どのようにして頑張っているかを感じてみてください。肩や顔、腰手先に注意をしてみてください。 いかがですか余計な力が入っていませんか?


Shyuichi Nakamura
- Feb 27, 2022
重心と代償運動
昨日の続きですが、まっすぐ立った状態で体を倒してみると何か気づくことはないでしょうか? これは本人が感じるよりも写真に撮ったり、動画に撮ったりしてみるとよく分かります。 本人の感覚だけよりも客観的に見れると思います。 左右に倒れた時に同じ感覚だと本人は思っていても、写真に撮ってみると腰のあたりで曲がっていたり、肩が左右が違いすぎたりしていることあります。 できるだけ背筋をピンとした状態を保ったまま、倒れてみてください。 肩に力が少しでも入ったら重心がぶれているという証拠です。 それに注意を払っている必要があります。 右に倒れた時に腰を曲げてしまったり、肩が上がってしまったり、顏だけが横に倒れたりする場合もあります。 これは無意識のうちに体重がかからないことを脳は知っていて、他の動きでカバーして騙そうとしている訳です。 つまり、代償運動をしているということです。 何でもそうですが、頑張ると必ず力が入ってしまいます。 いかに頑張ることが無意味なことであるかが、この動きを見ただけでもよくわかります。 頑張るといびつな格好になるのですぐにわかります。 さ


Shyuichi Nakamura
- Feb 26, 2022
重心とはどういうことでしょうか?
重心が偏るということはどういうことなのかよく考えてみたいと思います。 重心がとれている状態では、身体が倒れることはありませんが、もし重心を失ってしまったら、立っていることは不可能になります。しかし、バランスを崩しても立っていられるのが人間です。バランスを崩しても立っていられるのですから、重心はどこかにあるはずです。 それでは、重心が偏っているということはどういうことでしょうか? これを考える場合、あまり大きな動きをしてはうまくいきません。 できるだけ小さい動きにしなければ、それを観察しづらいと思います。一番小さい動きは、まっすぐ立つことです。 まっすぐ立った時にわずかに右に倒れてみる、左に倒れてみる、前に倒れてみる。後ろに倒れてみる。 これで現在の重心の状態が分かります。 これは感覚的なことなのですが、非常に正確に分かると思います。 右側に倒れた時は楽に倒れるのに、左側に倒れた時は、楽に倒れない。ということがあれば、重心がわずかに右に振れているということが分かります。 何をするにしても、右側に重心を置きながら動いてしまうということになる訳です。


Shyuichi Nakamura
- Feb 25, 2022
足の中心はどこ?
足の中心を知っていますか? 足で立っているのですから、足の重心、つまり中心があるはずです。 立っている時の中心が、重心になるはずです。 足に体重をかけた時に、中心はどこにあるかということを感じてみてください。 重心があるならば、右も左も前も後ろも均等に行く(感じる)場所だと言えます。 右に倒れた時にキツくて左に倒れると楽というのは重心が傾いていると言えます。 どの方向に倒れても無理のない範囲が同じぐらいあって、その中心が重心になるということだと思います。右が 1cm 左が 1cm 前が 1cm 後ろも1cmという具合にです。 意外に重心って理解していないのかもと思います。 どの方向に倒れても同じぐらいの感覚であれば、そこは感覚的な重心といえますね。


Shyuichi Nakamura
- Feb 24, 2022
肩の動きと少陽
右手を動かすのが辛く何もしなくても重くだるい感じがあり、肘関節屈曲、肩関節伸展90度ぐらいで作業をしているのが辛い。手を後ろに回すのが辛いと言う方です。 このような場合肩関節の周囲をよく観察する必要があります。 特に肩甲骨と鎖骨です。 肩甲骨を上から眺めた図を見てください。 肩甲骨の上1/3外側 それから鎖骨の外側後先端 上腕骨上前側 上腕二頭筋長頭腱は反応なし 三角筋前側も反応なし 三角筋中部前側のみ筋肉が反応する 大胸筋停止部の一部 上腕二頭筋短頭の中腹部から肘関節停止部 第3肋骨は前側も横側も反応がある 脊柱起立筋の胸椎5番から7番当たり このように少陽が筋肉や骨に影響しているのですが、これらは「水」「熱」の影響も受けています。つまり少陽というくくりによって起こる異常と「水」や「熱」というくくりによって起こっている異常が重複している部分があります。 少陽の反応は主に筋肉や骨に影響していますが、「熱」は肺の右上葉の側面から後方にかけて反応があります。つまり少陽は肺という臓器には関係が薄いですが、「熱」反応は肺に強く関係しているので、それらを全


Shyuichi Nakamura
- Feb 23, 2022
打撲と少陽病
一週間ぐらい前に尾骨あたりを打撲して、しゃがむ時も痛みがあるということでした。 一週間前なので随分痛みは楽になったみたいですが、未だに足を動かしても痛かったので歩くのも痛そうです。 お尻の辺りを触診してみると右側の仙骨に強い反応がありました。ということは痛みは右に響いているということだと思います。尋ねてみるとやはり中心を打撲したのですが右側に痛みがあるようです。 体幹のあたりも左に寄っているような感じで、右足をかばうような格好になっていました。 触診をすることで痛みの箇所というのもある程度特定することができます。もちろん複雑になっている場合は真逆に出ることもあるので、注意はしていますがほとんどの場合は、この診断は当たるようです。 あとはわずかな関節の動きを見ることによって、どのように打撲していたのか、そしてそれをどのようにかばっていたのかということも推測することができます。 一定の動きをし続けると、打撲は治ったとしても、痛みが残る場合がありますので、異常な腫れを均等にしてあげる必要があります。 打撲をしたということを頭の中で意識してしまうと本当の


Shyuichi Nakamura
- Feb 22, 2022
一筋縄ではいかない
精神的に問題のある人は、非常に面白い治り方をする場合があります。 本当に調子が悪い時は、身体の反射も悪く症状も様々 何故か左の頭頸部に問題のある人が多いようです。ただ良くなってきているのに、調子が悪いと訴える時があります。 でも反応も悪くなく眼光もしっかりしているのに急に調子が悪いと言い始めます。 このような時に以前と同じような調整をやっても効果はありません。 逆にエネルギーがあり余りすぎてうまく発散できない時にこういう状況になるようです。 どうしても今までの癖で生活のリズムを作ってしまうと疲れやすいと勘違いしてしまう場合があります。 そのような場合に、ちょっとだけ無理をして、以前の生活のリズムに戻そうとすると整ってくる場合があります。 普通でもよくあることだと思います。 朝どうしても調子が悪いなと思いながら起きてきて、しばらく動いてると楽になってくるというような場合です。 これは無理をしているのではなく、身体の目覚めが遅い時にそういう状態になるようです。 エネルギーを発散すると調子が良くなってくるわけです。 発熱しても、身体を温めて発汗すると楽


Shyuichi Nakamura
- Feb 21, 2022
不安
感情や過去を探るのも、原因物質を探るのも、よく考えれば、アレルギー物質を取り除くのと同じです。 原因を突きとめたと思ったら他の問題が原因になったりしてしまいます。 ホントに不思議な症状だなと思います。 ドアがあかなかったり、ちょっとしたことが思い通りにならなかったりするだけで、それが引き金になって全身に内熱が起こり症状がでたりすることもあります。 私はアレルギーではありませんが、風邪をひいている方が来院すると、急にクシャミが出たりすることがあります。そして、その方が帰るとピタッと止まったりするのです。 そういうことが今までにも何度となくあります。誰にでも起こっていることだと言うことです。 それでも、それが原因だとは思わず、クシャミを我慢せずしっかり出します。 すると嘘のように止まります。 ホントに不思議なことです。 原因を一つ一つ特定して意味あるのかな? いつもそう考えてしまいます。 原因がない訳ではありませんが、かなり曖昧です。 曖昧なものは曖昧に処理する方が実は効果的だったりするのです。 0か1しか区別できない古典的なコンピューター(現在のコ


Shyuichi Nakamura
- Feb 20, 2022
不安とアレルギー
刺激に過剰反応するのがアレルギーですから、それをやり過ごすことでアレルギーはやり過ごすことができるのではないかと思っています。 過剰にアレルギーを敵視しない。 そうすることで良くなっていくこともあります。 子供の場合だったら、周囲があまり騒ぎ立てない。 というだけで、良くなることもあるのではないかと思います。 ステロイドを塗って良くなるのは、単純に薬剤によって炎症が抑えられるだけなのか? 少なからず薬物を塗ったというプラシーボも働きます。 プラシーボが働かない薬剤は絶対に存在はしません。 しかし、薬物には必ず耐性というのがあり、症状だけをとろうと思うと、どんどん強いものに変わっていったりすることがあります。依存関係になります。 これでは何の為に薬物を身体に入れているのかわかりません。 薬物を投与したり塗布したりすることで良くなっていくパターンと、そうでないパターンは何がどう違うのか? アレルギーは何の前触れもなく、突然症状がでてくる場合もあります。 正しいと思っていることをやっていても症状が出てくる。 原因不明です。 そういう反応がでてくるのがア


Shyuichi Nakamura
- Feb 19, 2022
不安や緊張がアレルギーと関係あるかも
不安等の精神的緊張がアレルギーと関係があるかもわかりません。 何らかの不安、妄想、自分の希望とそうでない現実 が起こると引き金になることがあります。 もちろん、それは100%の原因ではありません。 アレルギー物質を特定するのは、一つの方法ではありますが、血液検査をしても、するたびに変わっていることすらあります。アレルギーってホントに不思議ですが、何かの不安が身体に違う形になって表れている状態と解釈すると非常にわかりやすいなと思います。 不安は外からの刺激で起こります。しかし、同じ刺激があっても、不安に思わない人もあれば、逆に怒りになる人もいて、反応は様々です。そして、それは過去の経験によっても違いがあります。刺激は同じでも反応が違うということです。 単純に入ってくる何らかの物質によって引き起こされるのであれば、100人中100人が同じでなければなりません。 しかし、そうはなっていません。 だからこそ体質改善とか言って自分の身体を変えようとするのですが、本当にその方法が正しいのか考え直す必要があります。誰しも不安が起こるのは当たり前ですが、その不安