

H M
- Feb 28
姿勢が良くなると運気が上がる?①
関西支部政木です。 「姿勢がよくなると運気もよくなるよ」 昔々に御薗治療院で教えてもらった言葉です。 「なにそれ?」 「それならやってみよ!」 と思いませんか? 私も当時そう思ったのを思い出します。 今となってはその仕組みがよくわかるので、私なりに少し解説。 自分の「思い」はすべて自分の体を通して実現します。 たとえば、テレビのチャンネルと変えようと「思い」ます。 しかし、目の前にあるリモコンは、「体」を通してボタンが押せます。 寝たきりではリモコンをとることすらできません。 さらに細かく見ると、避けようと思った箪笥の角も、 「思い」に対して「体」がズレていれば小指をぶつけてしまいます。 つまり、自分の「思い」と「体」が一致していないと 自分の「思い」と「現実」は常に少しずつずれてしまう。 ということになります。 言い換えると、自己実現しにくくなる。 実現したとしても、無駄に労力が多くなる。 といえるのではないでしょうか。 私自身、人から「姿勢がいいですね」と言われるようにはなりました (昔はバリバリの猫背でした) (自分の中では毎日まだまだと感


Shyuichi Nakamura
- Feb 27
最近よく考えます
力が出るとはどういうことなのか? 力を出す為には、完全に力が抜けないと駄目なんじゃないかと思います。 しかし、緊張しているところというのは、力が抜けていません。 だから、こういう現象が起こります。 このような現象が起こるという知識だけであっても何の意味もありません。 この現象から何を考えるかということが大事です。


Shyuichi Nakamura
- Feb 26
100点
皆さんは100点とろうとしています。 痛みを完全にとろうとしてしまいます。 なぜでしょうか? 痛みが嫌だからですよね。 誰でも嫌です。 そんなものはない方がいい!! それは間違いありません。 しかし、その過程で100点でなければならないという思いは、逆に痛みが追いかけてきます。 症状が更に増えたりします。 赤点が30点だとしたら、31点で再試験は免れます。 それなら31点さえとっていれば卒業はできるのでは? 卒業することが目的だったとしたら、31点だけとるようにしていれば良いのではないか? 鍼灸学校に通っている時、そんな気持ちで通っていました。 毎日、朝早く起きて、月曜から土曜日まで、名古屋まで片道3時間かけて通って、それだけでも疲れるのに不必要なことは一切したくないとも思っていました。 そんな気持ちでも卒業できました。 毎回、100点とっている人も同じ卒業証書です。 特別なものではありません。 しかし、その電車の中で自分に起きたことは奇跡的なことでした。 あの時間がなかったら今は絶対にないと確信できます。 無駄な努力をやめてみるというのは大きな

Shyuichi Nakamura
- Feb 25
そもそも
そもそもなのですが、経絡や穴って何? そう問いかけたことがない鍼灸師は、結局何もつかめていません。 経絡は目に見えないものです。 どれが正しいかはわかりません。 偉い先生が、ここが穴だと言ったから、というのはホントにナンセンスです。 そもそも見えないので確認のしようがありません。 穴の位置や打ち方、打つ角度、深さとかも「気」にする人がいますが、本当にそれは正しいのでしょうか? 西洋医学は、生理と病理があります。 経絡も教科書に書いてある位置は生理的な位置だと思います。 しかし、病的になって、生理的な位置にあると思いますか? 体調の悪い人に教科書通りの正確な位置ってそんなに意味があるのでしょうか? という疑問がない人ってどうなんでしょう? 学生の時から、ずっと疑問に思ってきたことです。 何が正しくて、何が正しくないのか? そもそも正しいとは何なのか? もともと、正しいとか正しくないというのは、その条件の中の話です。 全てにおいて正しいかと言われたら疑問です。


Shyuichi Nakamura
- Feb 24
ストレスの正体
ストレスの正体とは何か? 私は、力が抜けないことなのではないかと思っています。 精神的なストレスというよりも、身体の力が抜けなくなったことで、ストレスを強く感じるのではないかと思っています。 ストレスを単純に人間関係から起こると思っている人もいるかもわかりませんが、それだけではありません。 身体に問題がでることで、ストレスを感じるように思います。 だから精神的なストレスがなくなっても症状が続くことがあります。 もしそれだけが原因ならストレスがなくなれば症状はなくなるはずです。 だから、カウンセリングを受けただけでは、うまくいかないということが起こるのだと思います。 強いストレスというのは、意識しない身体の不調です。 理由がわからないような身体の不調は、大きなストレスになります。 このような場合、精神的なアプローチだけではなく身体へのアプローチが必ず必要になってくるのです。 肉体と精神は繋がっているというのは誰しもわかっていることですが、それを強く実感することが大事です。 悩んでいても、身体をメチャクチャ動かすとスッキリしたりするのは、その一つのあ


Shyuichi Nakamura
- Feb 23
こういうことが証明されるって?
痛みで身体を動かすには理由があったって? いつも思うのですが、無意識で自然にやっていることを観察すると、色んなものが見えてきます。 上記のリンクは、痛みと動きは関係があるという研究なのだと思いますが、無意識のうちに痛みがあると転げ回ったりします。 しかし、どう動かせば良いのか? ただ動かすのと特定の動きをするのでは精神的にも違いがあるように思います。 痛い時に身体を伸ばすより縮めた方が良いように思います。 というか自然にそうなります。 子供の時に外で遊んでいると、どこかでぶつけたりして痛い思いをすることが多かったと思いますが、なぜ「痛い」という言葉を言うのだろう? と疑問に思った私は、どんな状態になっても「痛い」という言葉を使わないというのをやってみたことがあります。 そんなことを考える子供も珍しいかもわかりませんが、「痛い」という言葉を使った時と、使わなかった時では痛みの長さが違うのではないかと思いました。 そして冷静でいられるよにも思いました。 特に痛みが治まってきた後半の長さが違うように感じました。 つまり痛みがある時間が短いような気がしま

Shyuichi Nakamura
- Feb 22
日々発見
人の身体を観察していると日々発見があります。 こんなところに、そういう反応があるのか~。 というようなことが多々あります。 神経や血管、リンパの走行部位に異常反応があり、それが首で見つかったものをたどっていくと、足までつながっていることもよくあります。 そして常に思うことですが、そういう異常反応が複合して単純に思えるような症状を出しているのだということです。 学生の時は、単純に神経の走行や、それがどことつながっているとか、どの筋肉に支配が及んでいるとかを覚えることに何の意味があるのか? ただ闇雲に覚えても、その理由を考えることも、教えられることもないまま、暗記させられることに何の意味があるのかと思ったものです。 しかし、その走行がどこにつながっているのかを今は簡単に3Dの解剖図で調べることができます。 もちろん、大まかなものですが、それでも単なる図と3Dでは大きな違いがあります。 そのうちに、VRのゴーグルをかけて、それを調べることができるようになってくるだろうと思います。 そうなると、何に影響しているのか、どんな作用をしているのかというのを簡単


H M
- Feb 21
再発する
関西支部の政木です ヘルニアの手術後、「またしびれてきた」と来院する方がおられます。 術後3~5年経ったくらいの方が多いでしょうか。 初めて来られた方は「再発した」と表現されます。 しかし、きちんとセオリーを踏むと多くの方は「卒業」していきます。 潰れた椎間板がもとに戻ってるかどうかはわかりませんが、 痛みやしびれといった不快な症状は出なくなります。 症状が出てないのに、わざわざレントゲンで確認する人はいないからです。 たくさんの方が「卒業」していったのを経験しましたし、 もちろん「再発」することはありません。 症状が出なくなっても来院される方も多いので、経過観察もしています。 では「再発」してしまうということはどういうことなのでしょうか。 それは、「生活習慣が術前と同じ」ということです。 日常のちょっとしたことの積み重ねで体の癖が付きます。 その癖が極まると、安全装置として病気が発症するのですが、 みなさんが期待する手術によって変えられるのは体の「形」だけ。 生活習慣までは変えてもらえない。 つまり、引き続き腰にとってよろしくない生活習慣を続け

Shyuichi Nakamura
- Feb 20
股関節の障害は?3
それなら上部頸椎あたりに刺激をすれば、この痛みはなくなるんじゃないかと考えられる訳です。 網様体脊髄路には、橋網様体脊髄路と延髄網様体脊髄路というのがあって、これらは役割が若干違います。 橋網様体脊髄路は、手をあげた時に腰や背中の伸筋側を働かせてバランスをとり、延髄網様体脊髄路は、手をあげる時に使われる筋肉とは反対の筋肉を緩めることでバランスをとっているのです。 これって医学の基本だと思うのですが、なぜ、股関節の問題がなければ腰しか考えられないと言うのでしょうか? 本当に不思議な気がしますが、そんなことを言われた人は多いのではないかと思います。 網様体脊髄路の通り道である延髄、橋を刺激すると一瞬のうちに、歩行時の痛みが変化していきました。 歩くのが軽い~ と言って帰っていきました。 これだけの説明を聞けば、首の上にある神経のところを刺激して痛みが消失する意味がわかってもらえると思います。 一瞬の出来事なので、本人は ”吃驚!” していましたが、原因がわかっているので普通のことです。 それで痛みが完全にとれなくても何らかの変化は起こるはずです。 魔

Shyuichi Nakamura
- Feb 19
股関節の障害は腰?2
それでは問題は何か? 問題は上部の頸部にありました。 しかも、脳幹と呼ばれている延髄や橋です。 大脳皮質から命令が下って、脊髄を信号が流れる訳ですが、もし、上部の頸部に問題があれば、情報が上手く流れなくなって、足の動きが悪くなるのは神経的に考えても辻褄はあいます。 脳幹と呼ばれているこの部分には、網様体脊髄路というのがあり、無意識の姿勢反射なんかを制御していたりします。 無意識の姿勢反射なんて言われると難しいと感じるかもわかりませんが例をあげると、机の上に置いてあるコップをとろうとして右手を挙げたとします。 ほとんどの人が全く気づかないと思いますが、この時に網様体脊髄路が働いていて、倒れないようにしているのです。 もし網様体脊髄路に障害を受けていたとしたらまっすぐ立っていられません。 手を前に挙げるということは、腕一本の重さは体重の8%ぐらいある訳ですから、体重80キロの人なら6キロぐらいなので、何もしなかったら前に倒れてしまいます。それを瞬時に体重移動を後方に移動させて制御しているのが、この網様体脊髄路の経路なのです。 すごいですよね。 一瞬で