大阪セミナー四海から考える身体のつながりと脳神経系
今回の大阪セミナーは、古典に出てくる「四海」とその考え方を基礎に、脳神経系との関わりをひもといていきます。
京都では夢分流について話をしました。
古典では、十二正経は川に例えられています。そして川が最終的に注ぐところには「海」があります。
ところが、経絡や経穴を使った治療法は数多くありますが、この「海」という考え方を前面に出した治療法は、あまり見ることがありません。
ここが今回のセミナーのテーマです。
川には名前がある。しかし海はつながっている
世界地図を見てみると、日本海、太平洋、大西洋など、それぞれに名前はついています。
しかし実際の海に、ここからここまでという線が引いてあるわけではありません。
日本海も太平洋につながり、さらにその先の海へとつながっています。
身体も同じように考えることができるのではないでしょうか。
十二正経は川に例えられています。それぞれに名前があり、ある程度その流れを区分して考えることができます。
しかし、最終的に注がれる「海」はつながっています。
夢分流も、臓腑の区分がはっきりしない治療法です。ある意味では、一つの臓腑だけを見るのではなく、臓腑同士のつながりを考慮した治療法と言えるでしょう。
身体における「海」も、単純な区分ではなく、それぞれの系統の相互関係として考えることができます。
日本海も大西洋とつながっているのと同じです。
海は一つである。
この考え方は、治本法にもつながってきます。
もちろん、治本法、治標法、そして局所治療は、それぞれ違う概念です。
海を治療するということ
海の治療を行うことで、治療の効率を上げることができると私は考えています。
なぜなら、これは個別の症状だけを対象にするのではなく、系統そのものを対象にした治療だからです。
「何々の穴が何々の症状に効く」という考え方とは少し違います。
一つの症状だけを狙うのではなく、身体のさまざまな働きに関係する土台そのものを整えていく。
いわば、治療の土台作りです。
そのためには、身体の観察を徹底的に行う必要があります。
私は触診も筋力検査も、術者が何をイメージし、何に注目しているかによって大きく変化すると考えています。
同じ場所を触っていても、何を観察しようとしているのかによって、得られる情報は違います。
そこで今回のセミナーでは、上部頸椎、上部胸椎、肺や心臓・血管系などを一つのつながりとして観察していきます。
これらの系統を治療することで、肺や心臓・血管系の問題だけではなく、首や肩の痛みにも変化が現れることがあります。
また、肺系統へのアプローチが精神面の症状に影響することもあります。
さらに面白いのは、こうした上半身の系統を治療することで、足腰の痛みにまで影響することです。
痛いところだけが問題なのか?
痛みを単純に筋骨格系の疾患だと考えるのは勝手ですが、身体はそんなに単純なものではありません。
そもそも「痛い」と感じているのは脳神経系です。
筋肉や関節だけに問題があるのではなく、痛みを受け取り、処理し、認識する神経系の働きも関係しています。
だからこそ、痛い場所だけを見ていてはわからないことがあります。
首が痛いから首を治療する。腰が痛いから腰を治療する。膝が痛いから膝を治療する。
それだけで本当に十分なのでしょうか。
症状にとらわれない治療を学ぼうと思ったら、身体を系統として見る概念を学ぶ必要があります。
四海という考え方は、そのための非常に面白いヒントになります。
治療がマンネリ化していると感じている方へ
最近、治療がマンネリ化している。
以前ほど治療効果を実感できない。
ある程度までは良くなるけれど、そこで頭打ちになってしまう。
もしそう感じているのであれば、さらに「個別の症状を改善する方法」を増やすだけではなく、もっと広い視野に立って症状を観察する目を持つ必要があるのかもしれません。
今回の大阪セミナーでは、四海を単なる古典の知識として勉強するのではありません。
髄海・気海・血海・水穀の海を、実際の身体でどう観察するのか。
そして、それを脳神経系、姿勢制御、上部頸椎、呼吸、循環などとどう結びつけて考えるのか。
古典に書かれていることを、知識だけで終わらせず、実際に身体を触りながら確かめていくセミナーにしたいと思っています。
興味のある方は、ぜひお越しください。
【セミナー概要(追記)】
講師: 中村秀一 先生(御薗治療院)、堀田先生(午前中基礎講座)
日時: 2026年11月22日(日曜日) 11:00~16:00
場所:
〒543-0028
大阪府大阪市天王寺区小橋町3-9 クラウンビル2&3F
・近鉄『大阪上本町駅』徒歩8分
・JR・近鉄・大阪メトロ千日前線『鶴橋駅』1番出口 徒歩6分
・大阪メトロ『谷町九丁目駅』から 徒歩13分
参加費: 2万円(非公開のFBやテキスト、動画を含む 返金不可)
持ち物: 筆記用具、動きやすい服装
資格:医療有資格者のみ
濱井先生から素敵なプレゼントがあります
【お申込み方法】
TEL 0596-22-7481
Fax 0596-25-5067
今回の京都セミナーは、日本古来の打鍼術である夢分流の解説をしていきます。
夢分流は、基本的に鍼を深く刺すのではなく微弱な刺激で効果をあげる方法と言えます。
〜夢分流の奥義を「波の干渉」で読み解く〜
私たちは治療家として、日々「肉体というモノ」に向き合っています。しかし、臨床の現場で、物質的(解剖学的な)で肉体的なアプローチだけでは太刀打ちできない「何か」を感じたことはありませんか?
物理学の世界では、物質の 99.9% は空間であることがわかっています。患者さんの身体が「空間」であるならば、そこに「力や物質の問題」だけで立ち向かうのは、雲を拳で殴るようなものです。
だから、効果があったり、なかったりするのではないかと思います。
患者さんの状態も同じ症状でも常に変化しているし、術者の状態も常に変化しています。闇雲な刺激は、雲を雲で掴むみたいな話になってしまいます。
もちろん物理的な構造も無視はできません。基礎中の基礎ですが、それはコインの表だけを見ていると同じです。裏側にある「空間の理」を知ってはじめて、治療は完成します。
夢分流に隠されたリズムと音
そこで、日本独自の鍼術である「夢分流」の原理を知る必要があります。量子的世界観から見た新しい臨床のパラダイムを提示します。そのために必要なのは音であり、リズムです。その要素が夢分流にはあります。
1. 「粒」だけの意識を捨てる
「波」の意識を持ってみる
夢分流の達人が行っているのは、物理的な破壊や操作ではなかったのではないかと予測しています。つまり、打針の技術だけではないということです。広大な空間に満ちる「波の乱れ」を、最小の響きで整える「静かなる干渉」です。これを理解しないと夢分流は習得できないのではないかと思います。
逆に言えば、それがわかれば非常に効果の高い治療法だと言えます。
「粒」の意識: 治そう、変えようという術者の強制的な力み。見えるものしか見ない意識
「波」の意識: 空間を共鳴させ、相手のOS(脳幹・脊髄レベル)を書き換える調和的音やリズム
「脳生理学的観点」からも気を整えるというのは波長を調整すること、意識の転換が起こります。これこそが、夢分流の奥義への入り口となります。
2. 振動、音程、そしてリズムの力
夢分流は「響き(振動)」を大切にする治療法です。振動である以上、そこには「音程」と「リズム」が存在します。 99.9%の空間にダイレクトに影響を与える、最適な「周波数」とは何か?
なぜ「お腹(腹診)」を打たずとも、手のひら、顔面、頭皮への刺激で全身が書き換わるのか?
(フラクタル理論の臨床応用)
3. 古典の再現ではなく、臨床の現実を
「古典には書いていない」と批判する人もいるでしょう。しかし、臨床家にとっての真実は「患者の身体に変化を起こせるかどうか」に集約されます。
古典通りの手法で結果が出せないのはなぜか?
最小の刺激で劇的な変化が起こせるのはなぜか?
そういう観点が必要です。
本セミナーでは、伝統技術を量子力学という現代の言語で解体し、明日からの臨床を激変させる「観測者としての視点」を伝授します。
【基礎編:特別検証ワークショップ】 粒と波の体現 〜音と歩行OSのリマッピング〜
基礎編では、上記の理論を「体感」に落とし込むためのワークをします。 意識一つ、音やリズムで身体がどう変化するかを復習しつつ、意識や音と身体の動きの相関を皆さんと共に検証します。
特に「母音による歩行リセット」はとても面白いテーマです。
音が如何に日常生活の動きと関係するのかを実感してもらえると思います。
例えば 「う」: 重心の横移動 歩行の起点となるスイッチ。 「お」: 接地、大地を踏みしめる力。
母音によって身体の動きが変化するのを体感してもらうと、夢分流の意味が更によくわかるようになると思います。実はドレミハァソラシドにも対応しています。
歩行という複雑な連鎖が、いかに母音の響きによって再構築(整流)されるのか。 脳が忘れてしまった「正しいOS」を音やリズムで呼び起こすプロセスを、実技を通して明らかにしていきます。
【セミナー概要(追記)】
講師: 中村秀一 先生(御薗治療院)、堀田先生(午前中基礎講座)
日時: 2026年5月17日(日曜日) 11:00~16:00
参加費: 2万円(非公開のFBやテキスト、動画を含む 返金不可)
持ち物: 筆記用具、動きやすい服装
資格:医療有資格者のみ
【お申込み方法】
TEL 0596-22-7481
Fax 0596-25-5067
2026年4月5日
御薗治療院の一般セミナーを開催いたしました。60名の方々が参加してくれました。
(会場が60人しか入れないのですが、もっと多くの人に聞いてもらいたかった)

最初は、中島先生の身体の動きと日本語
音と身体操作を組み合わせて面白い講義をやってくれました。
これは、本当に面白く、皆さんからの質問も多くて大盛り上がりでした。
専門家の内容でも良かったぐらいです。
今回は、セミナー終了後、お木曳行事があったので、法被を着ての参加でした。
私がデモになって投げ飛ばされている画像です。

音によってこんな現象が起こせます。
本当に面白かったですよ。
来年もあるかもしれませんので期待していてくださいね

私の講義も音とリズム、意識によって脳のOSをリセットするという講義でした。
痛みの仕組みを脳の生理学を基本にして痛みとは何かを皆さんと一緒に考えました。

小さく、ゆっくり綺麗に動かすことの意味もわかってもらえたと思います。
アマゾンからも 「動かさない運動法」というタイトルで電子書籍を出しています。
リズムと音程によって身体の動きが変わるというのも動かさない運動も専門家にも是非、聞いてもらいたいと思う内容です。



