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もし、脳幹部に熱がこもり、神経の機能を阻害してしまったらどうでしょうか?

もちろん、高熱で神経がやられるという訳ではなく、平常よりやや高い熱が脳幹部に起こり神経の流れが滞ったら?


そう考えると、運動機能にも影響があらわれるのは明白ですし、記憶や学習にも影響を与えるはずです。

また覚醒や注意にも影響を与えるので、身体の機能低下にもつながると考えられます。


風邪をひくと後頭部が熱くなり脳幹部に熱がこもる感じがします。

また、目の奥が熱っぽいとか違和感があるというような症状が起こってきます。

頭痛とまではいかなくても目の奥に熱っぽい違和感があれば、身体全体も機能が低下するのは当然でしょう。


体力がある場合は、このような熱反応は起こらないのが普通です。

後頭骨や蝶形骨、側頭骨などの骨は、これらの脳神経を保護する基礎となる骨です。

当然何らかの異常反応がでてきます。


最近、風邪をひいている人をよく診察します。

高熱があって、解熱したけど、まだ違和感があるというような人も多く診察します。

これらの骨には、何らかの異常反応がでています。


触れると圧痛もあるし、叩けば響きます。

人間の身体は正直で面白い。



目は、視覚だけでなく、注意、覚醒、学習、記憶などの様々な機能に影響を与えています。

目と深く関係のある中脳は、これらの機能とも関係あります。

中脳は、脳幹の中央部に位置する脳領域で、運動の制御に関する神経核が存在しています。


中脳の赤核は、筋肉の収縮を制御する神経核の集まりです。大脳皮質からの情報を受取り脊髄へ命令を送ります。

力を入れるということにも関係しています。もちろん、弛緩にも影響します。

ただ、筋肉の収縮や弛緩は中脳だけで行っているわけではありません。


大脳皮質や小脳からの情報を受け取り、運動を調整し、それを脳幹網様体脊髄路に送ってバランスをとったりします。

転倒しそうになった場合も、中脳の網様体は、脳幹網様体脊髄路に影響し、バランスを回復するように調整されます。

目からの情報は、気づかないだけで、意識的、無意識的にバランスをとっているということです。

そして歩行をスムーズに行わせたりしているということです。


つまり目と記憶や学習、運動機能は、無関係ではないということです。

中脳の黒質や赤核に問題が生じるとパーキンソン病にもなったりしますので、とても大切な働きがあるということです。


これは単なる科学的な説明ですが、それならば臨床的にはどうか?

と考える必要があります。

目の高さで考えると、蝶形骨や篩骨、前頭骨などが脳幹の前にあります。

ということはこれらの骨への刺激は、骨格筋の動きにも影響を与えることが考えられます。


膝が悪く歩行時の痛みがあるという方も、蝶形骨の中央、篩骨、前頭骨を調整すると足の動きが良くなったりすることがあるのは、このような関連要素があるからだろうと思います。

また後頭骨は、脳幹が通るところでもあるので、後頭骨の問題は、必然的に脳幹の機能に直接影響を与えたりします。

中脳も脳幹の一部なので、これらの骨とも密接に関係があると思います。


膝の痛みや腰の痛みと言っても、中枢の神経系からも来ていることが普通にわかります。

それなのに何故、足は足の筋肉や関節だけしか考えないのか不思議でたまりません。





東京支部長の本橋です。

12月3日(日)に東京都三鷹市と言う場所で『健康フェスタVol.2〜みんなで知ろう!健康のツボ〜』というイベントを開催しました。

タイトルの副題に健康のツボと書かれているようにツボを扱う鍼灸師も講師にはいます。

また私はトレーナーですので、異業種の集まりと言えます。

その集まりをteam misonoとして今年から活動をしていて、その専門家集団によるイベントが健康フェスタなのです。

業界の線引きはいらない、普段やっていることは違うけど、その目的は同じ人々の健康です。

だったら、それらの職業による線引きがない方がより多くの知識や情報を得られる。こんな思いから活動が始まりました。

私たちはいつのまにか自分自身に枠を設けてしまいます。

トレーナーならトレーナー寄りの知識や技術に意識が寄りがちになり、すぐ近くにあるお宝に気づけなくなってきます。

脳と言うのは、自分の興味のあるものに反応するようになることは、よく知られています。

自分の奥さんが妊娠したら、それまで妊婦の人は全く目に入らなかったのに、街にはこんなに妊婦が多いのかとか、子供に関する広告や情報に気がつくようになります。

私自身もそのようにしていた方が多くのことを知ることが出来るし、頭も柔軟になると考えています。

打ち合わせや打ち上げなどで治療家の話しを聞いていると、東洋医学の話しで全くちんぷんかんぷんのことがありますが、それも時間が経つと、突然あれっと頭に入って来ることがあります。

これこそが学びの本質で触れることの絶大な効果です。

生まれつき盲目の人は、カエルがどんなものか知りません。

カエルの発音は知ることが出来ても実際に触るまで、どんなものか分かりません。

触ることで多くの情報が入ってきますから、カエルのイメージを人から聞くだけとは雲泥の差があります。

実際、2回目となる健康フェスタでは、講師に慣れていない治療家の方々もブラッシュアップされ、とても楽しいお話しを聞くことが出来ました。

中村先生もよくおっしゃいますが、やってみて分かることがある、いや、やらないと分からないことがあります。そして準備やいざ行う前の緊張感などの苦労が人を成長させるのです。

もちろん、ご参加いただいた方々にも「また来たい」と言っていただけていますので、私たちの日々の仕事が役に立てる瞬間であったと認識しています。

このようなイベントを通して、自分自身の成長や使命が果たせることが幸せに思います。

機会とご縁に感謝です。

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