

Shyuichi Nakamura
- Oct 31, 2022
鼻水が止まらない
鼻水と涙が止まらないし、仕事で身体は動かさないと駄目で疲れがひどかった。 一般的には鼻風邪だと思いますが、複数の風邪反応がありました。 鼻炎はアレルギーという認識が強いですが、この場合は複数の風邪が混合した形です。 いつも疑問なのですが、アレルギーと鼻かぜはどう違いがあるのか? 炎症を起こしているのは、アレルギーでも鼻かぜでもあきらかなのに、それをどうわけているのか? 明確な分け方があるのだろうか? この答えは、殆どが直感です。 経験に基づくものから来ていると思います。 しかし、経験だけで判断できるのか? という疑問がいつも残ります。 鼻かぜの証拠があります。それは身体を温め、早く休んで発汗したら半分は楽になったということです。 それでも完全には症状はなくなっていません。 反応を過去にさかのぼって観察してみると、左肺から咽、鼻に太陽病の反応があり、リンパ管系統でとまっているという感じでした。この状態なら発汗して良くなる状態だろうなと思います。 胸の筋肉の一部から背中の筋肉にも入っていましたが、それは太陽病ではなく少陽病の反応でした。 通常は太陽病

Shyuichi Nakamura
- Oct 30, 2022
朝起きると首の痛み
朝起きた時に首の痛みがでた。 という人は結構います。 いわゆる寝違いです。 急に寒くなると起こりやすくなります。 そのまま痛みが続くこともあれば、昼間は楽という人もいます。 何が問題なのでしょうか? 殆どは首の問題ではありません。 一番に私が思い浮かぶのは肺系統の異常ですが、腕からくる痛みもあります。 朝だけの痛みの場合は、肺系統より腕の異常からくることが多くなりますが、リンパ管系統も絡んできます。 神経も血管もリンパも太いものが胸から肩腕を通ります。 それは首の根本で二手にわかれて前傾部から耳の下あたりまで続きます。 血管は、特にですが、リンパ管も耳下から顎にかけてや前傾部を通ります。 首の痛みだから首がおかしいと思うのは当然ですが、神経や血管、リンパの異常な熱は無関係とはいえません。 風邪の症状はなくても、太陽病や少陽病の反応があり胸から腕、首顎周囲に存在していたりします。 これらの反応がなくなると首に一切手を触れずに痛みがなくなっていくことがあります。 リンパ管はごみ処理の濾過装置と考えると、リンパ節が多く集まっているところには熱処理される


Shyuichi Nakamura
- Oct 29, 2022
情報が緊張をもたらす
情報は本当に大事なものだと実感します。 今回の流行風邪騒動で、情報が流れ、それに従って、みんなが行動を共にしています。 本当か嘘かはどうでも良いのだろうと思います。最初に信じたことを続けているのだろうと思います。 これって肩凝りで肩を揉んで、筋肉を柔らかくする!! と言っているのと全く同じ気がします。 肩が緊張している理由は、様々な要因があります。 原因と言えず要因という言い方しかできません。 なぜなら、様々な理由があるからです。 なぜ、情報を精査しないのか? 本当に肩の筋肉が緊張して肩が凝っていると言う情報が正しいのかという疑問には誰も答えようとしません。 答えようとしないというより、そういうもんだと思いこんでいるからだろうと思います。 そして、肩凝りが原因で死ぬ人はいないと思っているから軽視しているのだと思います。 だから余計に、それぐらいの症状と思い込んでしまっているのだと思います。 情報を与えると肩の緊張や動きが良くなるという現象があるのに目を向けない。 顔の緊張が肩凝りの要因だったのに、肩を一生懸命揉んだり叩いたりしていても意味があるの


Shyuichi Nakamura
- Oct 28, 2022
肩がこるというのは結果です
肩がこるのは結果なのですが、そこにフォーカスを当てるとどうしても肩を捺さえてみたくなります。 それが人情だと思います。 確かに触れると、気持ちが良いので効果があると勘違いしてしまうのも仕方がないでしょう。 もちろん肩を揉んで効果がない訳ではありません。 ただ、肩を揉んでも良い状態と悪い状態の違いがあります。 揉んではいけない状態というのは準備段階になっていない状態のことです。 つまり他の要因があるのに症状が肩だから肩を刺激するというのは間違いということです。 他の要因があれば、その要因を崩していくことが大事です。 その為には、他の要因がどこにあるか情報を収集する必要があります。 情報さえ収集できれば、その情報に基づいて刺激をするだけです。 鍼の打ち方、マッサージの仕方を変えただけで情報が間違っていれば意味がありません。 情報さえ収集できれば、手技というのは大きな問題じゃないのです。 もちろん、うまい手技なら、刺激がソフトで良いと思います。 鍼の手技は沢山あります。 マッサージの手技も沢山あります。 お灸という選択肢もあります。 しかし、情報を集中


Shyuichi Nakamura
- Oct 27, 2022
肩こりって筋肉の問題?
肩こりや腰痛を訴える人は多いのですが、それって筋肉の問題ですか? って考えたことのない治療家が多いのは驚きます。 肩がこるんです。 と言う人の肩を触っても緊張のない人が結構います。 つまり筋肉は緊張していません。 それでも、本人はかなり辛い様子です。 そんな人をグイグイマッサージしたらダメです。訴えどおりに筋肉を緩めるような薬を飲ませたら洒落になりません。 それではどこが問題なのですか? と言われたら、あらゆる可能性を引き出せなければなりません。 皮膚緊張の人もいます。 リンパ管の腫れの人もいます。足の問題の人もいます。 脳神経の異常反応のある人もいます。 顔の皮膚緊張や顎の問題の人もいます。 意外に浅いところの異常が問題になっていたりすることもあります。 肩甲骨を回転させてみてください。 できるだけ小さく綺麗にゆっくりやると、綺麗に動かない叉は一定のスピードにならない人が結構います。 カクカク動く感じです。 顔を手で触れて再度行ってみてうださい。 動きが変わるのではないかと思います。 右肩甲骨を動かすなら左手で右の顔面を触れてください。 そして


Shyuichi Nakamura
- Oct 26, 2022
相似形
部分は全体をあらわし、全体は部分にあらわれる。 この考え方は、面積や長さの比率は違えど、同じ形ということなんだと思います。 昨日は舌の写真をみてもらいましたが、左の舌がやや分厚くなって右側が引っ張られるような舌でした。 これは右側に力がなく、左側が縮んでいるということになります。 つまり、右半身の力がなく、左側に引っ張られています。 なので、右側の顔面部も長くなって、左側は小さくなるということが予測できます。 手の形や耳の形、お腹の形も全身をあらわしていたりします。 数学で言う相似形とはちょっと違いますが、類似している形になっているということです。 爪の形にもあらわれたりします。 どこが全身を一番あらわしているのか? という選択が必要ですが、舌の形だけを観察しても、全身の状態がある程度わかるということです。 東洋医学は、とても曖昧な医学です。 西洋医学のように明確ではありません。 ただ、三次元の世界では明確でないということなのです。 身体を展開するとシンプルな形になってきます。 そのシンプルなものを捉えて治療するというのが東洋医学です。 曖昧だけ


Shyuichi Nakamura
- Oct 25, 2022
顔のゆがみ
身体の一部に注目してみます。 顔のゆがみがない人を見たことがありません。 舌の写真を必ず撮るのですが、真っ直ぐ舌を出せる人は見たことがありません。 つまり部分的に見ると、必ず、誰でもゆがんでいるのです。 ゆがみがあって当たり前です。 それではどの状態がゆがみとして認識されるのでしょうか? これについては諸々の説があると思います。 見た目にわかるゆがみがゆがみなのか? こういう細かい左右差がゆがみなのか? それについては誰も何もいいません。 ただゆがみとだけ言います。 舌を右に出してみてください。 左に出してみてください。 すると、出しにくい方があるはずです。 わからない場合、顎に注目してみてください。 あと口角の開き具合に注目してみてください。 顔の筋肉の使い方に注目してみてください。 どうですか? 違和感がわかるのではないかと思います。 もちろん、普段そんなことを意識する人はいません。 一見すると真っ直ぐ舌を出しているように見えますが、線を引くと違いがよくわかります。 撮った舌の写真を分析すると、舌そのものの動きが見えてきます。 左側は短くて分


Shyuichi Nakamura
- Oct 24, 2022
身体のゆがみは悪なのか?
身体のゆがみという言葉をよく耳にします。 確かに腰が痛くて、身体がゆがんだままでしか歩けない人が時々います。 股関節が変形して身体がゆがんだ人が時々います。 そういう人の身体のゆがみが少なくなると症状が改善したりすることもあります。 ただ、ゆがみという話は、どのレベルでのゆがみなのか? というのを明確にしないで話をすると、話の焦点がズレます。 というのも、先天的に身体が傴僂男のように曲がった人で、普通の人より元気な人がいます。 みんなに驚かれる程の体力です。 腰が曲がっているのに畑仕事を朝から夜までやり続けている人もいます。 普通の人なら音を上げるぐらいの作業だと思います。 それでも元気に働いている人を見かけます。 そんな人でも、足腰が痛いということで来院されるのですが、治療をすると、すぐに楽になったりします。 もちろん、身体のゆがみが完全になくなった訳ではありません。ただ、僅かに以前よりは、まっすぐに近づいた感じはでてきます。 そして、また働きます。 それじゃ~身体が真っ直ぐな人は健康なのか? と言われるとそうとも限りません。 身体がゆがんだと

Shyuichi Nakamura
- Oct 23, 2022
寒くなってきました
頭痛が波のようにあり手足が冷える これもよくある話です。 胃腸の問題の場合があります。 頭の痛みは東洋医学的にも胃経の問題があると言われています。 反応を見ると、胃の熱がある感じです。 足は股関節から「寒」の反応があり、あとは肩から手先まで「寒」の反応があったりします。 これはお腹に「熱」が強く、アンバランスになって手足が冷える状態になっています。 つまりお腹の「熱」をとれば、足の冷えも頭の痛みも楽になるということになります。 もちろん逆もあります。 しかし、単なる胃と言っても、胃本体から食道、口腔も胃の反応です。 十二指腸も胃の反応です。 口腔から咽頭に影響し、咽頭部の腫れから頭の痛みにくると頭の芯の痛みになります。 手足を冷やしても胃の「熱」がでてくるタイプの人もいます。 それぞれ、人によってパターンがあるので、症状から同じ処置にはなりません。 またリンパ管の反応が「寒」とも関係している場合もあるので膝関節伸展のまま股関節の内転屈曲をさせたり同側の肩関節の伸展内転をさせたりすると問題がでたりします。 胃腸の調子というのは様々な症状と関係があり


Shyuichi Nakamura
- Oct 22, 2022
東京三鷹セミナー定員になりました
東京三鷹セミナーは定員になりました。 あとは、当日までに動画をアップして予習を行ってもらいます。 動画をアップするのは、想像以上に大変な作業ですが、動画で説明しておけば、次回からも、はじめての方はアーカイブを見てもらえるので説明を省くことができます。 これは受講する側も話をする側にもメリットがあると思います。 もちろん、当日の動画も非公開グループに配信しますので、後からも見てもらえるので復習になります。 当日は実践ばかりができるので良い点だと思います。 話は動画で、実践はリアルでやるというスタイルです。 私の話は基本的なことが殆どです。 内容を理解するのも時間がかかります。 しかし、臨床を長くやっていると、どうしても壁にぶつかることがあります。 長年やっていると知識は自然に増えます。テクニックも増えます。 それでも効果が出せないことが多くなります。 初心者の時より難しい問題を抱えた方が来るようになると言うのもありますが、知識やテクニックではカバーできない問題がでてくるのです。 それが術者自身の壁です。 その壁は術者自身が作っています。 自分が作っ