トガちゃんとの出会いは、東京巣鴨セミナーでした。
やたら背が高く、無駄な成長をしているんだなぁ~(笑)
と思いつつ、この文章を読んで、そんなこと思ってくれてたんやぁ~と思いました。
鍼灸の勉強をするのにスポーツはとても役立ちます。
鍼灸は経絡と穴と言いますが、経絡や穴を理解するには、身体の動きを理解していなければなりません。
「気」とは目に見えないエネルギーのようなものです。
エネルギーはとどまっていません。
常に運動しています。
運動している状態を理解できないで「気」を理解することは不可能です。
コーチングというのは、選手の身体や心も読む仕事です。
ある意味「気」を読む仕事でもあるのです。
選手の僅かな動きから、感情や思考の情報までを読み取り適切なアドバイスをするのです。
そして、100%相手にお任せの仕事なのだと思います。
選手が結果を出す為には、選手が動いてくれないと結果はでません。
そんな仕事をしているトガちゃんが私の話を聞いてくれて役立ててくれているのはとっても嬉しいのです。
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はじめまして。
東京にてスポーツコーチをつとめている冨樫泰彦(まもなく49歳)と申します。
中村先生からは"とがちゃん"や"おい!とがっ!"と呼ばれています笑
数年前にFacebookを通じて中村先生の治療動画を拝見しました。
その時に"あ…とんでもない怪物がいる…"と思ったのを覚えています。
それから月日が流れ、2019年8月の東京勉強会にて初めてお会いすることができました。
以来、東京勉強会だけでなく、御薗治療院や伊勢での勉強会へと足繁く、しつこく通わせていただいております。
わたしは、長いこと、各地へ呼んでいただく形でスポーツトレーニングやコンディショニングを指導しております(主にバスケットボールチームです)。
そういった歩みのなかで模索してきたことや、選手たちに伝えてきたことと似たようなものを、中村先生のお言葉としてお聞きしました(セリフとしては、全く同じものも数多くありました)。
もちろん、深みもレベルも足元にも及ばないながら…やっぱりそうだよな❗️と、あらためて腑に落ちることがたくさんあるのです。
さらに、視点の深さと確かさ、ユニークさ(捻くれさ 笑)…から、お話をうかがったり治療していただく度に、あ❗️そうか‼️という驚きがあり、楽しくて仕方がないという状態です。
中村先生の勉強会や施術から受けた"楽しさ・感動・変化"を大いなるヒントに、わたしとしてもできることを拡げ、それを各地の選手たちに還元したい…と強く思い、チャレンジそのものを楽しみながら取り組んでおります。
楽しさの大きな理由の一つには、勉強会に来る皆さまが素晴らしいというのもあります。
わたしのような人間もすぐに受け入れてくださり、ワイワイガヤガヤ、ああでもないこうでもない…本当にやかましいです。
ただし、品のいいやかましさです笑
わたしとしては、その"場"にいること自体が学びにもなっておりますし、その"場"を中村先生が作られていることに凄みを感じる次第です。
今後も、現場で追試を繰り返しつつ結果を出してまいります。
そして、その時に感じたこと、上手くいったこと、難しかったことなどを、勉強会に参加される皆さまと(微力ながら)共有させていただきたく思います。
東京勉強会にお越しの際、図体のデカい変なのがおりましたらお気軽にお声掛けください。
きっと、色々なハードルが下がると思います笑
こんな奴でも出来ますので、誰にでも出来ます‼️
そして最後に…。
伊勢にお伺いしている際、御薗治療院代表であられる濱井先生から、どれだけの励ましと愛情をいただいていることか…思い返すだけで畏れ多く、同時に感動で涙が出そうになります。
いつも本当にありがとうございます。
御薗治療院には、とても心地のいい気が流れていることを感じます。
わたしは、行くだけで相当元気になります。
勉強会と合わせて、御薗治療院にもぜひ足をお運びいただければ幸いです。
長くなりましたが、取り止めのない話にお付き合いいただきありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。

二回目の東京巣鴨でのセミナーの時の写真ですね。
大阪支部政木です。
御薗治療院にお世話になって
病に対する世界観も随分と変わりました。
私も病気は治してもらうものだと思ってましたが、
違いました。
それについて書いてみました。
治るとは?
治りますか?
年だからもう治らんなー。
治ってたのにまた痛くなったわー。
「治る」という言葉は毎日耳にしますが、
人によって様々な意味で使われている、とても幅のある言葉だと日々感じています。
痛みだけ消えれば病気は治っていると思っている人
症状が出なければ治っていると思っている人。
症状は出なくなっても、自分の中にある病気をさらに気づきに行こうとする人。
などなど。
私にとって「治る」とは、
自分の病気を「理解」できている状態のことだと思っています。
理解できていれば症状は管理できます。
症状を自分で管理できると、
痛む痛まない、発症するしないは、自分で選べるようになります。
すると、恐怖心や不安感はぐっと楽になります。
病の主導権が自分側に移ったということです。
その時が、その人にとって一つの「治る」という段階ではないかと、
私は思っています。
誰しもある種の病気にはなりやすいという「体質」は変えられません。
私自身は心臓や胃に弱点がある体質だと自分で感じています。
疲れると必ずそこから体は悲鳴を上げてきます。
そういう持って生まれた「体の特性」というものが、病気の根本にあります。
体の特性×生活習慣×時間によって誰でも自分の病気を発症します。
本当に病気を卒業するには理解と生活習慣の変化は不可欠です。
そういった意味で、自分自身は何もせず手放しで
いつか「治る」とか、
手術してもらって「治る」
薬を飲むだけで「治る」
治療してもらっただけで「治る」
ということは不可能だということになります。
「治る」ために自分を理解する。
そして必要な変化を起こす。
私たち治療家はそのお手伝いをするだけです。
皆さんはどういう意味で「治る」を使っていますか?

東京メンバーが動画を撮ってくれました。
受動的な刺激だけでなく、本人の無意識にもアプローチする必要があります。
痛みをとることはできても、その人の無意識に意識を向けさせることはなかなかできません。しかし、それができないと結果はだせません。
そして同じことを繰り返してしまいます。
小さく綺麗な動きから説明してくれています。
観察とは何か?
動きとは何か?
刺激とは何か?
動画を見ていると、もの凄く簡単な説明をしているだけのように思うかもわかりませんが、同じことをしても同じ結果にはなりません。
相手の動きを見ながら声かけをするタイミングによっても違います。
「場」を変化させなければできません。
その鍵が「楽しい」なのです。
そんなことで何が違うのか?
って思うかもわかりませんが、天と地ほど違います。
真摯に向き合わないと起こり得ない現象です。
それに触れているからできるのです。
できないと思っている人は、それに対して雑です。
観察し、その動きの本質を見きわめ、相手にそれを認知してもらいながら動かしてもらう。
そしてその結果を出力する。
これを一連の流れの中で全てやってくれています。
言葉で説明すればそれだけです。
もの凄く単純です。
しかし、この単純な流れを一定のリズムで行うことは、簡単なことではありません。
何度も言いますが、私だけができる方法ではありません。それがキチンと伝わっているので、安心して見ていられます。
どんどん広げていって欲しいと思います。