- Shyuichi Nakamura

- Aug 4, 2024
東洋医学では「気」という言葉がでてきます。
そして、「気」が流れるとか流れないという話になりますが、これは何を意味しているのでしょうか?
神経の流れというのであれば、普通に歩行して自由に手を動かすことができれば、「気」が流れていると言えます。麻痺した人のみが「気」が流れないということになります。
しかし、東洋医学では、あきらかに、そういう意味では使われていません。
神経の流れと「気」の流れは、似ているように思いますが違います。きっと東洋医学をやっている人に話を聞いてもそう言うでしょう。
それでは「気」の流れとはなに?
簡単に説明してもらえそうですが、殆どの東洋医学者は「気」について概念しかしません。つまり何もわかっていないのだと思っています。もちろん、その概念自体は正しいと思いますが、現象が伴っていないのです。
そこで仮説として考えました。
神経の流れの前の段階なのではないかということです。
私が考案した「動かさない運動」に至った原理です。
動かさない運動は、動かす前の段階の感覚です。動いていないので筋肉は収縮していません。だから、この感覚は、神経の流れとも違います。
動かそうと思った瞬間の意識です。
動かさない運動については、
この動画の中でも意識の話から説明していますので、参考にしてみてください。
動かさない運動は、この事実から考えたものです。
動かそうと思った瞬間の前に脳波は活動しています。それが0.5秒前の活動です。
ということは、動かす前の段階に意識を向ければ、その運動の本質が見えてくるはずだと考えたのです。
ゆっくり綺麗に小さく動かそうとすると、自分の意思とは違う動きになっているのも観察することができます。同時にゆっくり綺麗に指を曲げようとすると一本ずつしか動かないことに気づきます。
つまり、ゆっくり小さく、綺麗に動かすことや、動かす前の段階に興奮している脳の興奮(体性感覚野)に近い状態を認識することができるのです。
動きの元です。
まさに「気」の考え方と似た意識の運動の姿だと思います。それを認知する。
これは筋力検査にもつながっていきます。
筋力検査は、筋肉を使う前、検査をしようとする前の段階でわからなければなりません。筋肉の運動ではないので、微細な変動を捉えなければならない検査法です。
まさしく、「気」そのものだと思います。
しかし、これも立派な運動です。
例えば、机の上に両手を置いて、手は全く動かさないで、右手をあげようとだけします。次に左手を上げようとだけします。
右と左に感覚の違いがあるはずです。左手が上がりにくい感覚があったとしたら、左手の人さし指に意識をもっていって同じように上げようとしてみます。先ほどとは違う感覚が起こるはずです。
このような原理を利用して、合気などの武術も行われていると推察できます。つまり意識の使い方によって運動そのものの質も変化させることができるということです。
どこかのツボに意識を向けると、「気」が流れ運動の質に変化が起こるということです。これはスポーツにも武術にも使えるものです。日本には、スポーツという考え方がなかったので、当たり前に「気」を使っていたと思います。
武道と治療はセットになっていたので、身体の使い方の達人が普通にゴロゴロいたはずです。
だから「気」という言葉を意識することなく、「気」を操作していたので、そのことについて取り立てて言語化しなくても良かったのだろうと思います。
日本以外の欧米外国人に「気」を使ってパンチを打てと言っても、なんのことか全くわからなかったのは無理もない話です。
しかし、今の日本人は西洋化しすぎたので、この意味がわからなくなってしまったように思います。それは、本当に残念なことです。物事を細分化し、物質化しようとしすぎて、筋肉が動いてからのことしか注意を向けない教育がされてきました。
だから関節も可動域が大切になってしまったのです。
動かさない運動は、関節可動状態の話です。動かす前の段階の感覚を認識する方法なので、関節の曲がる角度に注目していません。手をあげようとする時、人さし指の先に意識をもっていってあげようとするのと、ただ、上げようとするのでは大きな違いがあるということを認識することで関節可動状態を認識します。
この感覚が鍼灸治療には必要です。刺激の大きさではなく、刺激の意識の質(術者がどう意識するか)によって患者の感覚がどう変化するのかをまとめたものが鍼灸治療における経絡やツボの流れです。
動かさない運動と「気」の流れ(意識の流れ)の関係は、切っても切り離せない流れです。今後、この考え方と意識の使い方によって身体を変化させることが当たり前の世界になってくると思います。
鍼灸師はもっともっと感覚を研ぎすませて、「気」とは何かを研究していく必要があります。
「気」がわかる勉強会、それが私の勉強会です。
- Shyuichi Nakamura

- Aug 2, 2024
免疫細胞が存在する場所をAIのジェミニを使って割合順で並べてもらいました。
1. 腸 (約70%)
* 小腸: 特に空腸と回腸にパイエル板と呼ばれるリンパ組織が集積しており、多くの免疫細胞が存在します。
* 大腸: 小腸ほどではありませんが、免疫細胞が存在します。
2. リンパ組織 (約20%)
* リンパ節: 全身にあるリンパ管の途中に存在し、リンパ液をろ過して異物を除去します。
* 頸部リンパ節
* 腋窩リンパ節
* 鼠径リンパ節
* 腸間膜リンパ節
* その他全身のリンパ節
* 脾臓: 血液中の老廃物や異物を除去するフィルターのような役割を果たします。
* 扁桃: 口や鼻の奥にあるリンパ組織で、侵入してくる病原体を捕らえます。
3. 血液 (約5%)
* 白血球: 体内を循環し、異物や病原体を攻撃します。
* 好中球
* リンパ球 (T細胞、B細胞、NK細胞)
* 単球/マクロファージ
* 好酸球
* 好塩基球
4. 骨髄 (約3%)
* 血液細胞が作られる場所であり、免疫細胞もここで生まれます。
5. その他 (約2%)
* 皮膚
* 肝臓
* 肺
* 筋肉
上記はあくまでおおよその割合であり、個体差や状況によって変動する可能性があります。
こういう結果のようです。
これって滅茶苦茶おもしろいと個人的には思っています。鍼灸治療って免疫をあげる治療と言えますが、この順位を見る限り腸が一番多い訳です。
だから免疫を操作するためには腸が重要だとわかります。身体の反応を調べていくと、小腸に異常反応を示す人は多く、大腸にもあります。小腸大腸とわけること自体に問題があるように思いますが、腸の一部分に異常を起こしているのをよく観察することができます。
そして次のリンパ節にも異常反応が多くあらわれますが、リンパ節にも免疫細胞が多いというのも納得できます。特に鎖骨リンパや腋窩リンパには免疫疾患を患っている人に異常反応が出ることが多いように思います。しかも左側が多いのはなぜなのかはわかりませんが、アレルギー疾患や免疫疾患には、腸とリンパ節の反応は確実にでてきます。
お腹は左側の緊張が多く小腸でも空腸や回腸、下行結腸、S状結腸に多く異常があらわれるというのも面白い現象です。つまり、これらの異常反応がなくなると安定しやすくなってくるのではないかと予測することができるということです。
- Shyuichi Nakamura

- Jul 28, 2024
ツボとして磁石で観察してみる
経絡やツボは目に見えないので、その存在は、あると思えばある。ないと思えばない。という量子力学的な性質をもっています。関節へ磁石を置いても可動状態が変化することはわかりましたが、関節への意識ではなく、経絡やツボに対して磁石をおいてみると、どうなるか観察してみます。
CM関節の可動状態は、CM関節の根本あたり(大陵あたり)に磁石の中央を置くと変化しましたが、肺経の魚際穴に同じ方向で置いてみると制限されました。
少商穴も制限されますが、緩やかです。肺経の太淵穴でも制限がかかります。このあたりの肺経のツボはすべて制限される感じになりました。
CM関節なら肺経の方が関係あるのでは?
と考えられるのですが、この方向では制限がかかります。
しかし、太淵穴も図のような方向であれば、制限がかからずスムーズな動きになるのを観察できました。
これは魚際穴でもみられる現象でした。
しかし、面白いことに経絡の流れに添わせて磁石を置くと制限がかかりました。つまり経絡の流れに沿わせて磁石を置くと制限され、斜めに置くと制限が解除されるということです。
この現象は、斜め方向に経絡が流れていると解釈することができるのではないかと思いました。もし、これが事実なら経絡は螺旋状に回転もしているということが考えられます。螺旋状に回転しているのであれば、深く潜ったり浅くなったりする理由も納得いきます。つまり経絡は真っ直ぐ流れていないということを裏付けています。
肺経の流れであるのにもかかわらず、CM関節の可動状態は、磁石の方向性によって変化するということであり、場所によっても強くなったり弱くなったりしているということです。
また、関節を意識して磁石を置いた時と経絡やツボを意識して磁石を置いた時では、関節可動状態に違いがあるということです。つまり術者の意識で関節に対する変化と経絡に対する変化に変化に違いがあるということです。
経絡を意識した場合、真っ直ぐに流れているのではなく、斜め方向に流れがあることから、螺旋状に流れているのではないかということです。
これが事実ならば、経絡がエネルギーの流れのように「波」であることを示唆しているのではないかと考えています。つまりツボは点ではなく、経絡は直進しているのではないということです。
肺経の太淵穴でもやや制限されましたが、陽谿穴では完全に制限されてしまいます。場所は近くてもCM関節の可動状態は大きく変化することが観察されました。
ちなみに労宮穴でもCM関節の可動状態は、かなり制限されてしまいます。このような現象を考察することで経絡と関節の動きをつなげる第一歩になると思います。本だけを読んでいても経絡やツボの構造には絶対に気づけません。本に書いてあることは様々な現象の結果のみです。東洋医学を学んでいて、本に書いてあることを鵜呑みにする程愚かなことはありません。
経絡やツボはエネルギーの流れです。経絡やツボは物質ではないので、固定化されたものではありません。あくまでも「気」はエネルギーであり常に仕事をしています。術者自身が意識を使って流れを作ることで、はじめて存在が確認できるものです。止まっているものではなく動いているものを捉えるのですから、当然と言えば当然です。
経絡やツボを物質と同様に止まっているものとして考えながら探ってもわかるはずがないということです。
「気」がエネルギーの流れであるのならば、こういう現象が起こっても不思議ではありません。
また、このような現象は神経の作用ではなく、観察者のエネルギー状態の質によって変化します。だからこそ特定の条件を設定しない観察者には、その時々で結果が違うように感じるということです。
まさに、経絡やツボは量子力学的です。東洋医学が量子力学的だと気づかないと東洋医学は役立ちません。



























