治そうとする努力ではなく、向き合うこと
向き合えば何をすべきかが見えてくる
まっすぐが良い訳ではありません。
まっすぐじゃない自分に気づくことです。
そういうものだと思います。
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関西支部政木です。
寝ても治らないものがあります。
例えば足の骨折。
「骨」は固定するだけで日が経てば治癒します。
レントゲンで「骨は付きました」と言われるときですね。
その頃には随分と痛みも引いてきてます。
しかし、固定している間に身についた足を庇う「癖」
これは日が経っても治りません。
下手をすると一生残ります。
こういった癖の特徴は「自覚できない」ということです。
1ヶ月間、足を庇う練習をしたため、それが身についてしまった。
身についてしまってるので、庇う行為自体には違和感は持てません。
違和感を感じないために、脳はそれを問題とせず、
「治す」という「活動」を起こしません。
しかし、外から見ると明らかにおかしい歩き方をしたりします。
こういう「自覚のない癖」がきっかけとなり、
年月を隔てて2次災害、3次災害が発生している人を少なからず見かけます。
ならどうすればよいか。
自分の知らず知らずの癖に気づくには?
答えは「真っ直ぐを目指してみる」です。
ほんの軽くでいいです。
まっすぐの目指し心地を感じてみる。
癖のある部分は、動きが重かったり、小さかったり、突っ張ったりします。
そういった視点で日々チェックしていると、不思議と癖は消えていきます。
認識したものが治る。
認識できないものは治らない。
こちらから体を認識しないとわからない異常というものが、
誰の体の中にもあります。
そして、そういった異常は毎日湧いてきます。
今ほんの少しだけ体を真っ直ぐを目指してみてください。
体のどんなところに、どんな感覚がありますか?
詳しくは手ほどき致します。

昨日に続いて内側への感覚を丁寧に文章にしてもらいました。
本当に教えるのが上手いですね。
流石です。
どう感じているかというのは、ある意味瞑想です。
瞑想の語源はメディシン(薬)という意味があるそうです。
外にばかり意識を向けていないで内側に意識を向けると思わぬことが起こります。
やってみては如何かと思います。
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『外と内の感覚2』
東京支部長の本橋です。
自分の体に意識を向けることは、自分の内を感じることになります。
かつての私は、自分の体に意識を向けることを感覚と言うより、主に筋肉に意識を向けることと思ってやっていました。
自分の筋肉がどのように縮まり伸びていくのか。
筋トレをする人なら分かると思います。
この筋肉を意識する動きは内の意識というより、外の意識に近いかもしれません。
それに一般的に筋肉を動かそうと意識すると、強く大きく動かすので、意識の使い方が少し違ってきます。
では、どのように内を意識すれば本質的な運動が出来るのでしょうか。
椅子に自然な姿勢で座り、軽く胸が膨らむ程度に息を吸います。
その時、胸や背中のどの辺りに空気が入りやすく、入りにくいか感じてみます。
強い力で息を吸うのではなく、あくまで楽に吸います。
楽に吸えない時は、昨日のブログの酸素不足になっているかもしれませんが、焦らず今の現状を確認します。
数回、意識呼吸をしたら、普段の動きに戻ります。
デスクワークでもいいし、家事でもいいです。
そして、10分~15分くらい経ったら、また同じことを行います。
そして、今度はどうか確認します。
これが内への感覚を確かめる意識の仕方です。
大事なポイントは、
・小さな動きで行う
・ゆっくり行う
・丁寧に行う
強く大きく動かすことは誰にでも出来ます。
けれども、上記のように動かすことは実は簡単ではないのです。
このように自分の内を感じることが出来れば、あとはそれを忘れずに繰り返すだけです。
でも、それが一番難しいかもしれません。
自分を忘れないであげることが本当に難しいのです。
それは自分の外に意識を向けることが多い、社会や教育の影響もあるかもしれません。
だからこそ、私たちは自分の内の感覚を確かめる運動を行うことで、健康を保つのです。
このことを私は、6年間の中村先生からの学びで深く実感してきたのです。
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ものすごく簡単なことですが、やってみると難しく奥が深い。
私の講義は、皆さんにこういうことを提案しつづけています。
興味のある方はセミナーに参加してください。
文章ではわからないことが沢山わかると思います。
やっぱり対面でのライブでないと楽しさは伝わりませんからね。
東京支部長の本橋先生が、意識の運動について書いてくれました。
普段は外にばかり意識をむけてしまいがちですが、内側に意識を時々向けるだけで内側と外側に運動することができます。
数秒間でも効果的です。
常にやっていなければならない訳ではありません。
気づき、認知がとても重要で脳を休ませることができると思います。
やってみればわかります。
呼吸にちょっと意識を向けるだけでも疲れが違うと思います。
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『外と内の感覚』
東京支部長の本橋です。
前回のブログでは自分自身の体を認識することが健康へのひとつの道、というお話しをしました。
自分自身の重心や体の位置を知ることは、脳の機能とも関連していますし、脳の刺激をすることにもなります。
最近の中村先生のブログにも頻繁に登場する脳の活用は、自分の体を認識することでも出来ることが分かります。
毎日私たちは、慌ただしく過ごしています。
自分自身以外の意識は、ほとんど外的な意識となります。
仕事、家事、娯楽、など自分の体の外に意識が向いています。
パソコンに向かって仕事をしている時には画面やキーボードに意識が向けられています。
それを1時間連続で行ったら、丸1時間は自分自身への意識をしなかったことになります。
生物には、自分に意識を向けなくても勝手に動いてくれる仕組みが備わっています。
一番分かりやすいのが呼吸です。
1時間呼吸を意識せずにパソコンに向かっても、苦しいことはありません。
自律神経が呼吸機能を担ってくれているからです。
けれども、その1時間はほとんど同じ姿勢で仕事していることになり、おそらく足、腰、腹、背中、胸、肋骨、肩、首、腕などは硬くなります。
腰、腹、背中、胸、肋骨が硬くなったら呼吸はどうなるか想像してみてください。
肋骨の中には「肺」が納められています。
肺が膨らむことで空気や酸素を取り込むことができます。
でも、肺の外壁となる肋骨が硬くなっていたらどうでしょうか。
肺が十分に膨らむことができません。
つまり、限られた狭い範囲でしか肺を使っていないことになります。
丸1時間、肺や肋骨を意識することなく仕事をしていたら、酸素不足になるのです。
毎日、そうやって生活していると次第に動かせる範囲が狭くなり、体の問題発生へとつながってしまいます。
ですから、私はこのブログを書いている時に時々、自分の体を意識します。
手や足や頭の位置を意識したり、肺や肋骨が動くのを感じながら呼吸をします。
これが、内の意識になり、自分の体への運動になるのです。
自分に対して、内の感覚を向けることを内観とも言います。
外の感覚でも体は動いていますが、それは外の世界で動いているだけで、内への世界の感覚がないので、実は運動不足になります。
本当の意味での運動は、自分の内への感覚を意識した時に行われます。
それが意識の循環、体の循環を生み、心身の不具合を防ぐ本質的な方法だと考えています。
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