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鍼灸のセミナーではしばしば、治療の方法論が中心に教えられますが、これは患者の個別の身体状態を十分に考慮していないことがあり、一律の解決策を提供することになりがちです。


オーダーメイドの服と既製品の服の比較を例にとると、オーダーメイドは個人の体型に合わせて作られ、既製品は一般的なサイズに基づいていますが、鍼灸治療においても、患者一人ひとりの具体的な状態に合わせた個別のアプローチが理想的な治療結果を得る鍵となります。


効率的な分類システムの使用により、迅速かつ正確な治療が可能になります。例えば、座位でのお尻の動きを調べることにより、代償運動を観察し、異常側を明確にすることができます。


このような動きや体の反応から、特定のパターンや異常を識別することが重要です。例えば、左のお尻が上げにくい場合、左肩甲骨の前方転移や大胸筋部の縮小傾向を観察することができます。当然、左の呼吸が不足がちになり、左肺経にも影響を与えます。経絡は人体を12分割した経路と言えます。それが左右に存在し陰陽があることから前後左右の位置の異常を特定する分類方法です。穴は、その高さの異常と言えます。これらの観察は、経絡の異常を含む運動障害へのアプローチを変える可能性があります。


動きのパターンや代償運動の観察を通じて、より客観的で再現性の高い評価を行うことが、検査者と患者が共通の認識を持ち、適切な治療方針を立てるための基盤を提供します。


結論として、鍼灸治療における成功は、方法論を超えた患者一人ひとりの具体的な状態に基づく個別の治療提供に依存しています。患者の動きの分析や個別評価を通じた分類は不可欠であり、正確で迅速な診断と治療を実現するために、鍼灸の実践者にとって、このアプローチを採用することが重要です。







そもそも自分とは何かということを考える必要があります。


地球が今一瞬で消えてしまったら誰も存在できません。

急に宇宙に放り出されたら人間なんていないのと同じです。

それならば、地球の一部であり、宇宙の一部だと言うことになると思います。


こんなことを書くと、飛躍しすぎているとか意味がわからないとか言われるかもわかりませんが、本当に自分は存在しているのかという問いに答える唯一の瞑想と言えるかもわかりません。

もっともっと大きなものに揺り動かされている存在だと言うことです。

しかし、人は思考してしまうので、そんなことに目を向ける人は皆無です。


よく考えてみてください。気圧がちょっと変わっただけで体調に変化があらわれたりします。

天気が悪いと気分まで悪くなったりします。

これって地球の変化が身体にあらわれた現象です。

そこで気分が悪いのは何が原因だろうとかと考えます。


胃が悪い?

胸が悪い?


様々なことを考えますが、それでは明確な答えはでてきません。

もっと違うところに目を向けて、それが通り過ぎるのを待つことも大切です。

そうすると何でもなかったということもよくあります。


もちろん、待っても変化がないこともあります。

そこで何かを考えても遅くないだろうと思います。

当然ですが、あきらかに処置しなければならない状態は、その処置をした方が良いのは言うまでもありません。


症状がないのに治療できますか?

この考え方ができると、どんな症状でもバランスをとることができます。

症状がないので目標がありません。


しかし、完璧な人なんていません。

どこかに何かの異常があるはずです。その異常を見つけることで目標をみつけることができます。

症状に囚われない思考をすることが可能になってきます。


その為には、何が必要か?


それさえわかれば、腰痛だろうと肩こりだろうと、どんな症状だろうと調整することが可能になります。

健康状態をあげるということが私達の目標です。


座位で左のお尻をあげてみてください。

次に右のお尻をあげてください。

何か違いがあるはずです。


鏡の前でやってみてください。

身体の倒れ方が違うはずです。

あげにくい側は腰やお腹の筋肉を正しく使っていません。

それが後々の症状になってきます。


腰をまるめて同じことをやった場合と、腰を伸ばしてやった時でも違いがあります。

僅かな動きで人の無意識の動きは簡単にわかります。

スポーツをする人なら、この簡単な動きでどんな癖があるかがわかります。


左のお尻があげにくい人の場合、右から左へ何かを振るスポーツ、例えば野球のバッティングなどは、左へひねりにくいので、少し振り遅れる傾向になります。

ゴルフも同じですね。

そんな動作は、そのスポーツをやったことがなくても想像がつきます。

全体の動きと部分的な動きは全く違う場合があるので、動作が微妙に違うスポーツは、部分的な異常もわかります。


身体は無意識で動いています。

その無意識を知ることが大切です。



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