

Shyuichi Nakamura
- Sep 20, 2021
圧迫骨折
知らず知らずのうちに圧迫骨折をして腰に痛みがあると言うことがあります。高齢者では、そういうことをよく聞きます。 一般的な考え方は、高齢で骨が弱っているから→牛乳とりなさい。ビタミンとりなさい。 運動は?→してはいけません。 ええ~!! こういう指導をする医療関係者は、運動を何だと思っているのでしょうか? 指を動かすのも運動です。顏を動かすのも目を動かすのも運動です。なぜ知らず知らずのうちに骨折してしまったのでしょうか? そんなことあり得ないはずです。 圧迫骨折はコルセットをして安静にするという方法をとりますが、本当にそれで良くなるのが疑問に思わないと駄目です。高齢者はそもそも大きな動きをしていません。 高齢者ではありませんが、重いものを持って胸椎下部の圧迫骨折をして10日目でしたが、動く時もそろそろとしか動けない状態でした。重いものを持ったからというより、身体が重い物をもつのに耐えられない状態だったからと考えた方が辻褄があいます。安静にしていると動きはじめが動けない。ジッとしていることができない人だったので、少しずつ動いて火事をしていたそうです。


Shyuichi Nakamura
- Sep 19, 2021
運動不足って悪いんですよね?
皆さんは、運動不足が悪いことはよくご存じだと思います。 これは科学的データを見ても、きっとあきらかだと思いますので異論はないと思います。 私もそう思います。 それに意義を唱える人は殆どいないんじゃないかと思います。運動は精神にも影響します。決して筋肉や関節への影響だけではありません。もっとも大事な効果は精神的効果です。 別に強い運動をする必要はありません。軽く外に出るだけでも精神的な変化が起こります。 運動不足はいけないと言いながら、人の行動を制限している世の中が変だと感じない人は、健康の本質を見失っています。 社会の運動が止まっていて健康的になろうとするのって、なんか間違ってないんですか? 今、行動を制限する要因は? 知らない人はいないでしょう。 でも、本当にこれが正しい社会のあり方なんでしょうか? 正しいというか自然なあり方なんでしょうか? 新陳代謝を促進する!! という健康オタクは一杯いますが、今、新陳代謝が活発になっていないと思う人は多くありません。 ただ、運動すれば良い? そんなはずはありません。 これに疑問を持たないことがおかしい。


Shyuichi Nakamura
- Sep 18, 2021
後頭部の痛みを撃退
後頭部の頭痛があってMRIも撮って異常はないと言われました。 原因不明です。 とても不安な気持ちになっている様子でした。 血液検査をしても異常はないのですが、3週間前に接種したそうです。 接種後、頭痛も起こっていましたが、数日で良くなったのですが、今月のはじめぐらいから頭痛が起こっていたそうです。 接種とは無関係のように思いますが、やはり神経に何らかの障害もでていることから引き金になったのではないかと予測はできます。こんな状態で二回目の接種をしても良いのかどうか? とても不安に思っていたみたいです。そりゃ~思いますよね。 血管や神経の炎症も副反応として起こしやすくなりますから、とても不安だったろうと思います。 不安による症状もでていると思いますので、今の症状が接種だけが原因とも特定できません。 複合要素があるので、今後どうなっていくか経過観察というところです。 後頭部を軽く叩打すると左は響く感じがあり、首も左回旋異常があります。目の奥から後頭部につながっているような反応もあり、違和感も存在します。左の咽の異常もあります。これが上部胸椎までつながっ


Shyuichi Nakamura
- Sep 17, 2021
姿勢
テレビドラマを長時間見たあと、眩暈がして頭痛、肩凝りがあったという方でした。 いわゆる頭位軸性の眩暈だと思います。頭の位置を変えると眩暈がするという症状です。 この症状の一番のポイントは目の筋肉でした。 目の筋肉には、上直筋、下直筋、下斜筋、上斜筋、外側直筋、内側直筋という目を動かす筋肉があります。 この上直筋と下直筋、上斜筋の反応が強くでていました。 上直筋は主に上に目を転がして上を見るようにする筋肉です。この筋肉は僅かに内側にも動かします。 下直筋はその反対で下に転がし、僅かに内側にも動かします。 特に上直筋には強い反応がでていて目の動きを制限していたようです。 当然、肩や腰の痛みも酷くなったようです。ビデオを寝ながら20本見たそうです。しかも、横になって寝ながら字幕を追いかけたみたいです。 胃経の異常があり、胃に裏熱があり胃経と上直筋には何らかの関係があるみたいです。胃経の胸の周囲の膺窓と足の三里が適応でした。裏熱があるので、これらは胃の熱もとってくれるようです。 陽明の反応も前頚部にあったので、傷寒の風邪が胃腸にも入っていたのもわかりまし


Shyuichi Nakamura
- Sep 16, 2021
何もしなくても腰が痛い?
5年前から何もしなくても腰の痛みが続いていると言う方が来られました。 右側が中心ですが、問題は左側です。 左と言っても腰ではありません。左の側頸部から頭部です。 当然ですが整形外科や接骨院等に行って腰にアプローチをしても良くはなりません。 睡眠も不足しているので、神経にも影響があるのは明白です。それに対する投薬もしています。 西洋医学的には、精神的なものとして処理されるのだろうと思いますが、問題はそんなところにはないようです。 座ったまま身体を横に倒してもらうと右はやりやすく、左は抵抗感があります。 目視だけで動きの異常はわかります。 回旋も左回旋がやりにくく、右回旋はやりやすいと言います。 これだけでも左の異常だとわかりますが、自覚症状は右です。 左の側頭部から側頸部にかけて手を置いてもらうと、左側屈、左回旋、左股関節屈曲も全て良くなりました。 つまり上位の頸椎から側頭部にかけての問題があるということです。 ここで注目したいのは、延髄です。 延髄は、呼吸と関係し、咳やクシャミ、発声も司ります。また心臓や血管運動の中枢であったり消化器系統にも影響


Shyuichi Nakamura
- Sep 15, 2021
ふと気づくこと
何度も何度も考えて感じようとしても違いに気づかない時があります。しかし、ある時、ふと気づきます。 何かが降りてくるというしかありません。しかし、霊が降りてきて話しをするという訳ではありません。(笑) 今まで蓄積していたわからなかったこと、気づかなかったこと、それでいて疑問だったことを積み重ね続けると、ある日突然降りてきます。 そうなる為には疑問に対して絶対に安易な答えを他に求めない。 「気づき」というのはそうしていないと降りてきません。 それらしい本を読んで変に納得してしまうのは問題があります。 もちろん、何もかも疑えと言っている訳ではありません。 過去の記録を持ち出して説明をつけたとしても、今までのつなぎ合わせだけで、発展はしてないということです。 答えは今までの知識にはないので本を読んでも無駄です。意外にも頭の良い人程、それに気づかない人は多いようです。 しかし、世間的には過去の記憶を羅列できる人は賢いと評価されます。そしてうらやましがられます。だから知識をつけようとします。それは凄いことなので、私もそういう人はリスペクトします。 凄いなぁ~


Shyuichi Nakamura
- Sep 14, 2021
どんなことでも
昨日の根拠の話しですが、根拠があった方が近未来は予測できます。 そして根拠があった方が自信が持てます。 やることにブレがない。それは確かです。 とっても良いことのように思います。 ただ、世の中には予測がつかないものが一杯あります。 この方法で間違いないはずだと思ってやってみると症状が改善しない。 そういう時が多々あります。 根拠だけで問題を解決しようとしていると、根拠が乏しいと不安になります。 だから根拠を必死で探そうとします。 偶然、それに近い根拠を見つけます。 すると、それが絶対だと思い込んでしまいます。 論文を一生懸命探して、探して・・・。 根拠を見つけた~!! こういう考え方もあるのか~!! これで間違いない。 と思ったのもつかの間、やってみると結果が出ない。 なんじゃそれって思う訳です。 根拠は過去のものです。 自分で新しく見つけたものではありません。 だからそこに自分は存在していません。それが一番大きな違いです。 目的の論文を探すだけならAIがやればずっと効率が良い。それだけなら自分は存在していなくても良い訳です。そんな仕事をAIはや


Shyuichi Nakamura
- Sep 13, 2021
根拠のない自信
そんなことを思ったことはないでしょうか? 私は、そういうことが結構あります。できる「気」がするという理由だけで今まで生きてきた気がします。 元大リーガーのイチローさんも子供の時に感じたと言います。自分には野球のセンスがあると思った瞬間があったそうです。そんな理由で大リーグに行くのですから、根拠って本当に不思議なものですよね。人の運命を変えてしまうのですからね。 もちろん、そう思っても野球選手にすらなれない人もいますから、その思いを彼は続けたということです。 思い続けなければ単なる思い込みでしかありません。 科学の世界でもそうですが、将来有望なものだけに予算をとった結果、日本の科学技術が大きく低下したと言われていますから、科学技術なんて何がヒットするかわからない訳です。つまり、それにそもそもの根拠はないのです。 突然の発明があると、全く注目されていなかった分野が注目されたりします。注目されないと予算がつかないからどんどん開発が遅れたりします。 根拠、根拠と言うけど、根拠の半分は予測も含まれたものが根拠です。そう思うと長期的に確実なものなんてそう多く


Shyuichi Nakamura
- Sep 12, 2021
違いがわかる
養老先生の話の中に「違いがわかるは感覚」 という話しがありました。 人間の身体を観察していると本には書かれていないような現象が沢山あることに気づきます。 鍼灸師になって一番良かったことは、この違いを観察する目を持てたということです。よく観察してみると、こんな違いがあるんだ~ということが感覚でわかるようになります。 この前のブリッジングの話しは、共通項を見つけるということでしたが、違いはブリッジングの前にあります。 この順番がとてもとても大事です。違いがわかって、その違いの共通項を見いだすからブリッジングできる訳です。 しかし違いを見いだすのは先入観があるとわかりません。 大事なことは順番です。違いがわかってから共通項を見いだせるということですが、共通項だけ知識にあると違いを見つけだせないという現象が起こります。 この部屋はバラの香りがするという時 今まではなかった臭いがするという感覚の違いを言葉にした訳です。 視覚、嗅覚、触覚、聴覚等々の感覚が豊かでないと、その違いを発見することはできません。鼻風邪ひいてたらバラの香りもわからない可能性があります


Shyuichi Nakamura
- Sep 11, 2021
愛の精神があれば・・・(笑)
この前来られた方が、とても面白いことを言っていました。 「ワクチンは、いつ接種しましたか?」 職場の同調圧力で接種したのかなと思ったので聞いてみました。 そしたら・・・ 「ワクチン、打ってないです。愛の精神があればとけてくんかな・・・」 と冗談で言ってました。 不安をもっていると、あきらかに感染しやすくなります。それはどんな感染症でも言えることだと思います。 不安に思うのであればワクチン接種した方が良いです。しかし、接種しても不安は消えません 接種して罹らない。重症化しないと絶対に信じた方が重症化を防ぐはずです。 精神論を言っている訳ではありません。それほど不安は、身体を痛めてしまうということです。 メディアは常に煽ります。 過去最大、過去最大!! 接種しても・・・ しかし、裏を返せば回復した人も過去最大です。なぜ過去最大の回復者と言わないんでしょうか? 言葉の伝え方で印象がガラッと違います。安心できることを言わないと余計に感染はひろがります。 実際の感染以上に怖いのが人々の不安が伝搬することです。そんな不安を巻き散らかしていいんですか? これだ