鍼灸師でも難しい脈診を、鍼灸師以外の人が学ぶのは難しいと思います。
かなり専門的な内容でしたが、基本構造は触診と意識でしかありません。
それをどんなシステムにし、どう運用すると、どんな反応が返ってくるのか?
それをできるだけ詳しく話してみました。
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東京支部長の本橋です。
前日に梅雨明けと知り、本格的な暑い夏が来ると、酷暑の不安と夏ならではの高揚感を持ちながら中村先生の到着を待つ。
今回は東京駅から徒歩4分でしかも出口を出てまっすぐの場所に会場があり、とても利便性が高く、会場内も色々と行き届いていて快適だ。
遠方からもアクセスがよく、九州から2名の先生が参加された。
今回の勉強会テーマは「脈診」だが、はっきり言ってトレーナーの私には事前に資料や動画で説明してくださったにも関わらずチンプンカンプンである。
ただ、どんな構造をしていて、どんな目的で脈診をするのかが分かれば方法論は簡単である。
経絡と関連づけないと分からないのかと思いきや、自分の分かる設定でもできるので、まずは私の出来るところから脈診を磨いて行こうと考えた。
脈診と言っても私は、脈を気で読んで、その結果を確かめ、それを改善させるためのアクションを起こせば難しいことはない。
中村先生の治療を見ていると、難しいと感じて自分には無理だと思ってしまうことがあるが、無理なことはせずに、今出来ることやちょっとハードルが高いけど跳べない高さではないくらいのことをやれば、難しいと感じたことが面白くなる。
本来なら私がやることはない脈診を関節の動きの異常を探すのにも使えるし、それで身体の問題が解決出来れば、新鮮でとても楽しい。
このように中村先生の勉強会では、自分に出来ないことにフォーカスするのではなく、どうやったら自分が出来るようになるかを考えるきっかけを与えてくれる。
脈診!?という言葉に惑わされずに、その脈診のやり方を見れば、一般的な脈診とは違うことがすぐにわかる。
脈診でもOリングテストでも気を読むやり方には変わりなく、この本質を捉えられればトレーナーでも脈診のわかるところとわからないところを抽出して、わかるようにつくり上げることが出来るのである。
マニュアルにとらわれず、エッセンシャルな部分を捉え、自分のできることに組み込んでいく。
自分自身のシステムをつくっていけるところが中村先生からの学びにはたくさんある。
だから鍼灸師や治療家に限らず、それを理解した人たちが集まるのである。
世の中に難しいことはたくさんあります。
学生なら数学の計算式を覚えて使わなければなりません。
けれども大人になった今、計算式を当てはめて計算しなくても同じ答えを出せる別の方法を知っていれば、それを使えば良いのです。
それが中村先生からの学びで、方法論は無限大の学びなのです。
今回も難しい、分からない、頭がオーバーヒートする!と感じた先生もおられたと思います。
でも方法論はどうにでもなると分かれば、自然とまた話しを聞きたくなる。
そうこうしていると、数ヶ月前の自分と違う自分になっていることに気づく。
自分では気づきにくい人でも何度か時系列で見ていると変化に気づく。
姿勢や佇まいが変わる。
雰囲気が変わる。
そして、治療が変わる。
それはその先生が臨床で苦しんできた証である。
人は逆境や困難からでしか成長はしないと考える。
逆境や困難が苦しいものと思うか、成長の糧と思うかはその人次第。
それを今回の中村先生は身を持って示してくださった内容でした。
おそらく中村先生も多くの先生も身体全体でスパーク!したと思います。
「はやく臨床をやりたい!」
このような思いが聞こえた。
難しいことを難しい、分からないことを分からないと断言して、参加者に納得させた勉強会ってそうあるものではない。
ベテラン先生の中には、神回とおっしゃっていたほど響いた人もいた。
体験しないと分からない勉強会である。
次回は、9月17日(日)大阪です!
大阪近辺の方はチャンスです。
大阪以外の地域の人も今やりたい!と思ったら是非、お越しください!!
大阪勉強会の詳細はこちら。
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同じテーマで話しても同じには聞こえません。
なぜなら、聞いている人がいつのまにか変化しているからです。
その時は、自分自身では迷っているように思うのですが確実に変化しています。
毎回参加していると自分の変化に自分が驚きます。
同じにならないというのは、常にその場で、身体の反応を使って説明するからです。
身体の反応は、その場、その時、その人で違います。
同じじゃないから同じテーマでも同じにはなりません。
その生の臨床を見れば得るものは大きいと思います。
昨日は東京セミナーに行ってきました。
脈診は何故難しいのか?
というのは鍼灸を学ぶ時の一つのテーマです。
しかし、何故難しいのかを現象を通して証明しながら解説する人はいないと思います。
必ず現象を通して説明できなければなりません。
どんなケースにも対応できる必要があります。
どうなっているから難しいのか?
そこが一番重要なところです。
なぜ、難しいのかがわかれば、どうすれば難しくなくなるのかがわかります。
経絡も目には見えないものです。
目に見えるものを教えるのでさえ工夫がいるのに、目に見えないものを教えるというのは、簡単なことではありません。
経絡ですら目に見えないのに、それの代表点である脈診はもっと難しいに決まっています。
しかし、触診と同じレベルにする方法があります。
それを解説してきました。
目に見えないもの、言葉にできないもの、それをわかる為の訓練の方法
これさえつかめれば、次のステップに進むことができます。
もちろん、やり続けなければできるようにはなりません。
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何度となく中村先生の勉強会に参加させていただいて、お伝えいただいている内容の根幹部分は同じ筈なのですが
都度自分が注目する箇所、共感・納得する箇所が異なり、毎回新鮮な時間を過ごすことができています。
今回の勉強会の内容は専門知識の方にフォーカスが行ってしまうと受講される方によってはとても難しい内容にも 受け止められやすいものでしたが、かなり具体的に解説いただき、自分が今できていないことの詳細が明らかになりました。
昨年から自分の感覚を否定せずに、素直に受け取り、患者さんに確認する、学術的なことはヒントに留めて 目の前のことに素直になる練習をしてきましたが、疲労や焦りで、それすらもままならない日々を送っていました。
手慣れた、ある程度の結果が出せる方法に戻ってしまうのです。
3月の大阪セミナー受講後に次の勉強会までにはそれなりの数をこなして!
などと意気込んでいたのも束の間 あっという間に月日は過ぎ、今日の勉強会では息を殺して参加したいほど、十分にやれなかった思いでいっぱいでした。
そんな中での参加でしたが、現時点で何が足りないのか、の全容が本日明らかになりました。
一気に足りないところを全て網羅できるとは思いませんが、今はここ、それが分かったら次はこれといったように 私なりのペースで情報量を増やしていけたらと思っています。
まずは忘れないうちに感想を書いて、後日動画を見直して、不足している項目を洗い直さねばと急いで感想文をしたためた次第です。
中村先生、本日はありがとうございました。また次回もどうぞ宜しくお願いいたします。
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うまくできても、目に見える形にできないのが鍼灸の技術です。
結果でしか判定できません。
しかし、唯一、うまくいっているかどうかを判定できるのが術者のスピードとリズムです。
術者が診断している時のスピードとリズムを見ていると、できているかどうかがわかります。
わかったようなフリをしている人程、このリズムがありません。
それを掴む為に何をすべきかがわかってもらえたと思います。
それに気づく人もいえれば、気づかない人もいます。
臨床で苦しんだ人は、それに気付けます。
とても素直な感想を書いてくれたなぁ~と思っています。
これから大きく化けるな~って言う予感があります。
ガンジガラメになって、どうしたらええんや~って言う混沌とした世界に陥った人にしかこれはわかりません。
だから、学ぶことは混乱から始まります。
わからない からはじめなければ大切なことは何一つわかりません。
わかりやすいというのは、ある意味人を駄目にしてしまいます。
混乱しながらも仕事を続けて、収入を得なければなりません。
焦りと漠然とした不安があるのが痛い程よくわかります。
そういう状況にいる人にしか、この悩みは絶対にわかりません。
混乱なくして技術はあがりません。
最初からなんとなくできる人って、こんなものか~とタカをくくってしまいますので、後からの伸びがありません。
しかし、混乱して、どうすれば良いのかがわからない。
って悩みきった人の方が深い理解を得ます。
悩んで悩んで、どうすれば良いのかわからない。
それでも日々の生活があり、それに追いまくられている。
そんな人の魂に訴えかけることができればと思っています。
それを必要としない人は、どんどん去っていきます。
それで良いのです。
免疫過剰によって自分を傷つけるということはどう言うことか? いわゆる自己免疫疾患についてはどう考えるのかと聞いてみました。
ChatGPT
免疫システムが適切に機能している場合、体内の異物や病原体を検出して適切に反応し、これらを排除することで体を守ります。しかし、時にはこのシステムが過剰に反応することがあり、それが自身の体を攻撃する結果を生むことがあります。
具体的には以下のような状況があります:
自己免疫疾患(Autoimmune diseases):免疫システムが誤って自身の体の組織や細胞を異物と誤認し、攻撃を開始します。例えば、関節リウマチや多発性硬化症、ハッシモト病、ループスなどがあります。
アレルギー:免疫システムが特定の物質(アレルゲン)に対して過剰に反応します。通常は無害な花粉や食物、塵などが体内に入ると、それを危険な侵入物と判断し、過剰な反応を引き起こします。これがアレルギー反応で、くしゃみ、鼻水、皮膚の発疹、重篤な場合にはアナフィラキシーショックなどを引き起こします。
サイトカインストーム(Cytokine storm):この現象は、免疫システムが感染や炎症に対して過剰に反応し、大量のサイトカイン(免疫システムの情報伝達物質)が急激に放出される状態を指します。これが全身に広がり、組織や器官への重大なダメージを引き起こすことがあります。これは重症のインフルエンザやCOVID-19などの症例で見られることがあります。
このように、免疫システムの過剰反応は様々な問題を引き起こすことがあります。そのため、免疫システムの調節は非常に重要で、医学的な研究や治療の大きなテーマとなっています。
あきらかに一般的な回答だと思います。
それでは適切に機能するとはどういうことか?
と考えなければなりません。
どんな状態であれば、免疫システムが適切に働いて、どんな状況になれば免疫システムが適切に働けないのかを考えなければなりません。