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2023年7月 東京勉強会

鍼灸師でも難しい脈診を、鍼灸師以外の人が学ぶのは難しいと思います。


かなり専門的な内容でしたが、基本構造は触診と意識でしかありません。

それをどんなシステムにし、どう運用すると、どんな反応が返ってくるのか?


それをできるだけ詳しく話してみました。


★★★★★★★★★★★★★★★★★

東京支部長の本橋です。

前日に梅雨明けと知り、本格的な暑い夏が来ると、酷暑の不安と夏ならではの高揚感を持ちながら中村先生の到着を待つ。

今回は東京駅から徒歩4分でしかも出口を出てまっすぐの場所に会場があり、とても利便性が高く、会場内も色々と行き届いていて快適だ。

遠方からもアクセスがよく、九州から2名の先生が参加された。


今回の勉強会テーマは「脈診」だが、はっきり言ってトレーナーの私には事前に資料や動画で説明してくださったにも関わらずチンプンカンプンである。

ただ、どんな構造をしていて、どんな目的で脈診をするのかが分かれば方法論は簡単である。

経絡と関連づけないと分からないのかと思いきや、自分の分かる設定でもできるので、まずは私の出来るところから脈診を磨いて行こうと考えた。

脈診と言っても私は、脈を気で読んで、その結果を確かめ、それを改善させるためのアクションを起こせば難しいことはない。

中村先生の治療を見ていると、難しいと感じて自分には無理だと思ってしまうことがあるが、無理なことはせずに、今出来ることやちょっとハードルが高いけど跳べない高さではないくらいのことをやれば、難しいと感じたことが面白くなる。

本来なら私がやることはない脈診を関節の動きの異常を探すのにも使えるし、それで身体の問題が解決出来れば、新鮮でとても楽しい。

このように中村先生の勉強会では、自分に出来ないことにフォーカスするのではなく、どうやったら自分が出来るようになるかを考えるきっかけを与えてくれる。

脈診!?という言葉に惑わされずに、その脈診のやり方を見れば、一般的な脈診とは違うことがすぐにわかる。

脈診でもOリングテストでも気を読むやり方には変わりなく、この本質を捉えられればトレーナーでも脈診のわかるところとわからないところを抽出して、わかるようにつくり上げることが出来るのである。

マニュアルにとらわれず、エッセンシャルな部分を捉え、自分のできることに組み込んでいく。

自分自身のシステムをつくっていけるところが中村先生からの学びにはたくさんある。

だから鍼灸師や治療家に限らず、それを理解した人たちが集まるのである。

世の中に難しいことはたくさんあります。

学生なら数学の計算式を覚えて使わなければなりません。

けれども大人になった今、計算式を当てはめて計算しなくても同じ答えを出せる別の方法を知っていれば、それを使えば良いのです。

それが中村先生からの学びで、方法論は無限大の学びなのです。

今回も難しい、分からない、頭がオーバーヒートする!と感じた先生もおられたと思います。

でも方法論はどうにでもなると分かれば、自然とまた話しを聞きたくなる。

そうこうしていると、数ヶ月前の自分と違う自分になっていることに気づく。

自分では気づきにくい人でも何度か時系列で見ていると変化に気づく。

姿勢や佇まいが変わる。

雰囲気が変わる。

そして、治療が変わる。

それはその先生が臨床で苦しんできた証である。

人は逆境や困難からでしか成長はしないと考える。

逆境や困難が苦しいものと思うか、成長の糧と思うかはその人次第。

それを今回の中村先生は身を持って示してくださった内容でした。

おそらく中村先生も多くの先生も身体全体でスパーク!したと思います。

「はやく臨床をやりたい!」

このような思いが聞こえた。

難しいことを難しい、分からないことを分からないと断言して、参加者に納得させた勉強会ってそうあるものではない。

ベテラン先生の中には、神回とおっしゃっていたほど響いた人もいた。

体験しないと分からない勉強会である。


次回は、9月17日(日)大阪です!

大阪近辺の方はチャンスです。

大阪以外の地域の人も今やりたい!と思ったら是非、お越しください!!


大阪勉強会の詳細はこちら

★★★★★★★★★★★★★★★★★


同じテーマで話しても同じには聞こえません。

なぜなら、聞いている人がいつのまにか変化しているからです。

その時は、自分自身では迷っているように思うのですが確実に変化しています。

毎回参加していると自分の変化に自分が驚きます。


同じにならないというのは、常にその場で、身体の反応を使って説明するからです。


身体の反応は、その場、その時、その人で違います。

同じじゃないから同じテーマでも同じにはなりません。


その生の臨床を見れば得るものは大きいと思います。






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