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昨日、アップした記事の動画を見てくれた人から、最初見て見入ってしまいましたとか、二回見てしまいましたとか、御薗治療院のやっていることがよくわかりました。

というような内容のメッセージを多く頂きました。


動画の中でも言っていますが、私の話は日常生活で起こったこと(患者さんを見ていて気づいたこと)から始まっています。

学生時代の強烈な腰痛が治った話などは、私の人生の中で強烈すぎるぐらい鮮明でした。

それをどう証明し、言葉と体験で伝えるのか?


滅茶苦茶悩みまくりました。

また、自分自身を納得させるに至る経験をどう積み重ねていけば良いのか?

そのことを誰よりも悩み抜いたのではないかと思います。

まぁ年月も長いですからね。


あんな経験を若い時にすれば誰でも自然にそうなります。

だから努力じゃないです。

そうせざるを得なかっただけです。


そんな長い年月の思いがあってこそ出てきた話ばかりです。

だから、単なる人の受け売りではありません。

だから面白いのだろうと思います。

きっとどんな人よりも、これを伝えたいという気持ちは強いのかもわかりません。

ただ、そこで一番重要なことが、頭で理解してもらおうと思ったら大きな間違いになるということです。


頭で理解できることは限られています。

それでも、意識の話や量子力学、脳科学など、それに通じるような話を基礎として話をしていく必要がありました。

だから難しいとか、それが治療にどうつながっていくのかわからないという話になるのだろうと思います。

しかし、これらの話と臨床がつながっているということに気づかない人は、臨床経験をしていない人だと思います。

当たり前の教科書に書かれた内容を忠実に再現しようとだけしてきた人です。

それでは絶対にわかりません。そこから逸脱する勇気が何よりも必要です。

難しい話ではなく、勇気だけの問題なのですが、それが誤解されてテクニックがあるように思い込んでいるのだろうと思います。そんなものはありません。


ただ、私の真似をしただけでもできない訳ではありません。

でもそれは単なる猿真似です。

本当に理解した訳ではありません。

もっともっと基礎の知識と経験をつけなければ道を誤ってしまいます。

そうなってほしくないから、どうつながりがあるんだろうと思うようなことを話する訳です。


つながりの一部を体験してもらうことで、身体の細胞にまで行き渡るように腑に落として欲しいなと思っています。

わかろうとすれば必ずわかります。

なぜなら、そんなふうに世界はできていると思うからです。

単なる勇気の問題なんだろうなと思います。






縁あって、話をさせて頂く機会を得ました。


意識のみの運動なんて運動じゃない、意識は運動とは無関係と思っている人が殆どだと思います。

しかし、筋肉を働かす為には動きなさいという信号が必要不可欠です。


これは電気信号です。

この電気信号によって歩行をしたり、手を動かしたりしている訳です。

運動をする前に大切なのが、この電気信号をどのように出力するかです。

そして、出力した運動を脳がどう評価するかです。

この流れがスムーズなら運動能力は絶対にあがります。


運動能力があがれば痛みや症状が少なくなるかなくなることが殆どだと思います。

なぜなら、人間は動く物なのですからね。

動かないというのは筋肉の問題じゃない。

動かそうとする意識とその結果をフィードバックできないからです。


そこに焦点をあわせて話をしています。


元々は誰も自転車に乗れません。

しかし、練習したら乗れるようになりました。

そうなると自転車に乗れなかった人のマネはできなくなります。


どうやってバランスを崩して乗れなかったのかわからなくなるのです。

なぜそんなことが起こるのでしょうか?

一度覚えてしまった運動は、簡単には修正できません。


身体に染み付いているからです。

その動きが非効率的な動きだったらどうでしょうか?


きっと、長い年月をかけて異常を起こしてくるのではないかと思います。

それに気づいて認知する。

そうすることで自然に良くなっていくというのが理想です。


治すんじゃない。

気づいて認知する。

それしか根本治療というのはありえないんじゃないかと私は思っています。

そんな話もしてみました。

数日しかたっていませんが、反響は大きかったようです。


まだ見てないかたは、是非、ご覧になってみてください。





この話は以前にも書きましたが、触診をしているとそれがよくわかります。

右手と左手では触診の感覚が必ず違います。

同じ人はいません。

つまりどちらかに捻れを作っているということです。


昨日の話でも腰痛と手の緊張の話を書きましたが、腰痛なのに、何故手が緊張するのか?

実は支えているからじゃないんです。


手で歩いているから腰痛になったのであって、腰痛になって手で支えたから緊張しているのではないのです。

順番が逆なんです。

手で歩くというと、「え?」

って思うかもわかりませんが、もちろん物理的に手で歩いている訳ではありません。


歩行時に手をふるのは、バランスをとるためですが、手のふりかたが悪いと肩が縮んであがってきます。

当然、触診でも圧痛が出る訳です。

普段から時々腰痛を起こしている人が肩関節周囲炎を起こしたりすることがあるのも関連しています。

物理的には足で歩いているはいるのですが、主に肩を使って歩いている状態です。

腰痛の人は必ずそうなります。


移動するということは、何よりも先に行わなければならない重要なことです。

捕食という意味からも生きていく為には不可欠な行為ですが、手が上手く振ることができないと腰が引けてしまい、足に負担がかかります。

負担がかかるというのは、荷重がかかるという意味ではありません。

片寄った使い方をしてしまうということです。


基本的には手足に片寄った力が入ると体幹の動きが鈍ります。

体幹の動きが悪いと手足に力が入ってしまいます。

手足と体幹の絶妙なバランスが必要なのですが、肩が上がって腰が引け、右足と左足に片寄った力がかかるので疲れます。

これが腰痛や足の問題の大きなポイントなのです。


これがわかれば、何を見て、何を治して行けば良いかがわかってきます。



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