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身体が柔らかいこと=正義?

身体が柔らかいことを目標にする人がいますが、それは本当に良いことでしょうか?

運動と静止のことをしっかり考えないと危険です。

ええ?

って思う人もいると思いますが事実です。


自分の静止状態を知ることは、キチンと静止していられるかどうかを認識できているかどうかです。解剖学的肢位を目標にするのではありません。解剖学的肢位をとるとどう感じるかを認識する為だけです。


関節は柔らかすぎず硬すぎずが重要です。

実は関節が柔らかい人は、静止時に車のデフ機能が働いている状態と同じで、静止を維持する為に筋力を使います。


柔らかいと力を吸収するには有利です。つまり運動するには都合が良い場合があります。車のデフもコーナーを曲がるときだけ必要なだけで静止時には必要のない機能と言える訳です。つまり静止と運動を両立できなければ必要のない機能です。

静止しかしていない車や真っ直ぐしか動かない車にデフ機能は必要ありません。


関節が柔らかすぎるとキチンと静止することができず、静止しているだけで疲れたりします。静止を維持する為には余計な筋肉を使わなければなりません。開脚ができるようになることを目標にしたストレッチをする人がいますが、うまくやらないととても危険です。


私は高校生の時、前後の開脚も左右の開脚もスムーズにできました。かなり身体は柔らかかったと思います。

しかし、痛めた腰痛は治るどころか悪化していきました。その状態で全身のストレッチを毎日30分1年間続けていたので、部分的にかなり可動域が広がっていた可能性があります。柔らかすぎるというのはメリットよりデメリットの方が多くなるようです。一般的な生活しかしない人にとっては開脚はあまり意味のない動作ですから危険だと言えます。


静止状態をキチンと保つことができるようになると、その腰痛はなくなり、何十年と再発はしていません。




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