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脱げるやん

腰痛で来られた方との会話です。

痛そうに歩いてます。

あきらかに、痛みのある姿勢をとっているので、見た目にわかります。


寝返りで痛む

背筋を伸ばすと痛む


まぁよくある話です。

説明をし調整をすると足にあった緊張や肩首、腕、背中の緊張が減弱し動きやすい状態になったようです。

次の日も来院してくれました。


どうですか?

「変わらんなぁ~」

というのですが、あきらかに昨日、座っている状態とは違います。

足の開き具合や座る姿勢


昨日は、足を大きく広げていないと痛かったみたいですが、閉じています。

何も調整していない段階で肩や首の緊張も昨日とは違い柔らかくなっているし、昨日より痛みはないことをお互い確認しました。


極めつけです。

「ちょっと靴下脱いでみてくれる?」

「靴下簡単にぬげるやん」

と私が言うと


「そうなんさ~昨日は脱げやんだのに脱げるんさ~」


???

(笑)


人の言うことは全然あてになりません。

だから問診というのは、正しい答えを導きだせないことを教えてくれます。

問診はあくまでも参考にしかなりません。

実際の問題点を大まかに洗いだす方法でしかないざっくりしたものです。


問診に頼っている治療家は患者さんの主観(尺度の違う定規)で物を計るのと同じで、曖昧なものしか導きだせません。

自分のことを知らない患者さんに、自分のことを話させるのは、そう簡単ではありません。


問診は、こちらが狙いをつけ的確に聞いていく必要があります。

身内や友人は特に問診が難しいのです。


問診は話半分で聞くのが正しい聞き方だと思い知らされます。




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