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症状を作っている原因

症状に囚われないで身体を観察していくと、それぞれの要素が症状とつながっているのがわかるようになります。

腰痛にはこの治しかたとか、肩凝りはこの治しかたというような方法論は一般的に効果的に見えますが、方法論は一か八かという結果になりやすいという性質があります。


当たれば大きいですが、外れたらゼロに近いということです。


要素を観察すると、全く無関係に思えるところが、その腰痛の40%と関係があったりします。

要素を観察する方法は、一つ一つを崩していくようなやり方に近くなります。つまり確実に一歩を進めることが出来ます。


腰痛になる要素はあらゆるところに点在しています。

それを観察していくことで、建設的に症状を改善していくことができるようになってきます。


★★★★★★★★★★★★★★★★★

大阪支部政木です。

症状を作っている原因はなにか。

その原因を


「先に決めてかかる」

「その場で導き出す」


2つの取り組み方があります。

一般的にある「腰痛は~で治る!」「腰痛の原因は~だった!」

というのは、「先に決めてかかる」考え方です。

対して、これはどうなっているのか、どんなことが原因になっているのか。

その都度、原因を探っていく。

これが「その場で導き出す」考え方です。

先に決めてかかる考え方は、誰かが過去に経験して導き出した答えを、

患者さんに当てはめていく作業になります。

私の経験上、ほとんど当たらないと思います。

今日の診療も腰痛の方はおられましたが、腰痛になった経緯、痛み方、腰の状態、

有効な対応策が同じ人は一人もいませんでした。

対して、その場で導き出すパターンは、リアルに対応するので当たる確率は

自ずと高くなります。

リアルに分析していくと、主訴というものはあまり大切じゃないこともわかります。

痛む場所は、ただの力のしわ寄せが大きい所であったり、

全身に広がる異常の一番感受性の髙い場所であったりしているだけだったりするのが

よくわかります。

なぜ、腰を痛がるか。

なぜ、腰が痛くなる必要があったのか。

常に原因を導き出すように対応していると、そういったストーリーも見えてきます。

病む必要がわかれば、治る道筋も必然的に見えてきます。

そういったものの見方を養うとで、病気の存在理由もなんとなくわかるようになってきます。


自分自身がどういう考え方で取り組んでいるか。

日々の診療で常に意識していきたいものです。







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