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動かさない運動法

動かさない運動法は、私がお風呂の中で、ゆっくり綺麗に小さく動かすことを考えている時に発案した方法です。

指先を、ゆっくり綺麗に小さく同時に動かしてみると、一本一本しか指が動いていないことに気づいたのが始まりです。

なぜ、一本、一本しか動かないのか?

意識は、一つのことにしか集中できないのだと思ったことから、この動かさない運動法を考案しました。


だから、不得意な動きをしようとすると(例えば麻痺している手を動かそうとすると)動かそうとする前の段階で脳は、動かないことを知っているからから代償運動をして、見た目を動かしていると錯角させ自分自身を騙してしまうのです。

実は、ベンジャミン・リベットの言う0.5秒前の脳の活動は、この代償運動なのだと思った訳です。


トリックです。


つまり、うまくできないのは、嘘をついている(騙している)ことに気づかないことからはじまるということです。

大切なことは、それを認知することです。

認知することでしか、トリックモーションを変えることはできません。


これはスポーツにも応用できます。リハビリにも応用できます。鍼灸の「気」を解明することにもつながります。

自分自身を意識するという意味で瞑想にも応用できます。

様々な分野に応用することができる方法です。


人は自分自身にも嘘をつくということですが、それに気づくことです。

それが瞑想の極意と言えます。

嘘をつくことに気づかないように嘘をついてしまうのがトリックモーションです。

こんな簡単なことだから、これをやった人は、自分で考えたことみたいに思う人もいるかもわかりません。

真似しようとすれば誰でもできてしまうし、効果があるからです。


これも嘘です。


しかし、この方法は多くの人に伝えるべきであり、伝わらなくてはならないものだと思っています。

見た目だけを取り繕うような世界に、自分の脳の中に全てがあるのだということを実感してもらえたらと思っています。


動きの中に全てがある。

動きは波であり、エネルギーです。

意識の運動も運動と同じです。


多くの人にこれを体験してもらいたいなと思っています。




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