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グラデーション

自然界にあるものは、区分けできるものがありません。


同じ木の葉っぱでも、全く同じものを見つけられません。

世の中はグラデーションになっているのだと思います。


全てはアナログです。

サグラダ・ファミリアを制作している日本人がガウディの意図を探ろうとしてグラデーション

に行き着いたと言っていました。

サグラダ・ファミリアは、設計図を失って、ガウディの意図は誰もわかりません。

グラグラデーションこそが神に近づくものだとわかったと言います。


この発見はとても面白いと私は個人的に思います。

そして、それを見出したのが日本人だというのですから面白いですね。


人間の頭で区分けをしてしまうと、イチョウの葉は形を見れば単純なイラストで描くことができ、それを区別することが可能です。区分けをすると、そのグループは同じものだと思い込んでしまいますが、それは単なる思い込みです。

一つとして同じものはありません。

グループにはわけられますが、一つ一つは同じではありません。


これは人間にも当てはまることです。

人をよく観察すると同じ症状でも同じではありません。

全く違う。


そして、同じ人でも今日と明日では違います。

よく似ているけど違います。

それが人間の身体です。


病気でも、教科書にのっているような典型的な症状というのは、なかなか出会えません。

だから判定は専門家がする訳ですが、その区分けに意味があるのか?


とても疑問です。

同じでないことは誰しも知っていますが、それを同じにしてしまうことによる弊害は計り知れません。


保険診療上、病名をつけないとならないので、無理やり病名をつけてしまいます。

その病名に対して薬が処方されるので仕方がないのは理解できます。

しかし、それによって合わない薬も沢山処方されていることは簡単に予測できます。


画一化した治療法は、このような障害が必ず起こってきます。

グラデーションが真実なのに区分けされていると思い込んでしまい、その思い込みが画一化したものになってしまうという訳です。

仕方のないことといえばそれまでですが、できるだけそれをなくしたいですよね。





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