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エネルギーって何?4

もし、着火しても連鎖反応が起こらないというのであれば、そもそも、それが臨界点に達していないか着火させるものの質が違うかのどちらかということになります。


切ったばかりの湿った木に火をつけようとすると、一時的に火はついてもすぐに消えてしまいます。そもそも、そんな木に火をつけようとすること自体が効率の悪いことだと誰が考えてもわかります。つまり、その木は臨界点に達していないということです。灯油を混ぜて一緒に燃やすことはできるかもわかりませんが、効率が悪い方法です。


臨界点に達しているかどうかを見極めないで鍼を打ちつづけても変化は起こらない又は、起こりにくいということになります。長時間の鍼治療は、これと同じなのではないか?

と考えるべきなんじゃないかと思います。

そう考えると置鍼(鍼を打ったまま放置する)をしたり雀啄(キツツキのように鍼を動かす)をしたりするのは何の為なのか?


という疑問が起こります。誤解しないで欲しいのは、置鍼や雀啄に意味がないと言っている訳ではありません。つまり臨界点に達する状態にある場所を探すことができるか、臨界点にさせる能力が術者に必要ということを意味していると思います。そうでないと変化は起こせないはずです。


エネルギーが変化した場合、一瞬で発汗したり、筋緊張が一瞬で緩んだり関節の可動状態が変化したりします。つまり、これが身体においてエネルギーが変化した状態を示していると言えます。




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