- Shyuichi Nakamura

- Jul 9, 2023
シリーズで意識と無意識の話を書いてきました。
なぜ、こんなことを書くのか?
それが治療とどう関係があるのか?
そう思った方も多かったと思います。
私達は、広大な世界で生きています。
地球、太陽系、銀河系、宇宙・・・。
実感はないですが、あきらかにその中に私達は住んでいます。
もし、太陽フレアーが地球の磁場を吹き飛ばすぐらいの大きなものが起こったら、電子機器は一発で終わりです。
きっと一瞬で江戸時代ぐらいに戻ってしまうのではないかと思います。
復旧させるまでに何年かかるかわかりません。
江戸時代以前にそういうことが起こったとしても、あまり大きな影響はないかもわかりませんが、今、起こったら殆どの人が路頭に迷うのではないでしょうか?
それほど、大きな影響を自然から受けているのに、それに意識を向けないのはおかしいのでは?
と思っています。
東洋医学は経絡や穴という目に見えないものを扱います。
本来目に見えないものです。
目に見えないものが存在すると言っている世界観を持っています。
ある意味物質を超えた世界のことを言っています。
もちろん、それが全てだとは思いませんが、あきらかに存在する何かです。
それならば、物理的な刺激が鍼治療の刺激だと考える方がおかしいのでは?
つまり、鍼を打った時の響き(いわゆる得気)や刺激だけが身体を変えるという理論は、あまりにも目に見えるものしか見ない考え方なのではないかと思っています。
次回、東京のセミナーで脉診の話をしようと考えていますが、目に見えない経絡の状態を知る代表点が脈診です。
その脉を目に見える(感じる)だけのものとして捉えようとすること自体に無理があります。
脉診は、実際に目に見える(感じる)脉と目に見えない脉があります。
目に見えない脉を感じてこそ治療効果をあげることができます。
意識をもっともっと広いところにもっていき、診断するのが脈診なのではないかと思います。
この意味がわかる人は少ないかもわかりません。
しかし、それがわからないで経絡だ~穴だ~と言ってもはじまりません。
下記は太陽フレアが起こった場合の影響をAIに問い合わせた答えです。
電力網への障害:太陽フレアによって放出された高エネルギー粒子が電力網に侵入すると、大規模な停電が発生する可能性があります。
通信障害:太陽フレアによって放出された高エネルギー粒子が通信衛星に損傷を与えると、テレビやラジオ、インターネットなどの通信が途絶する可能性があります。
GPSの誤差:太陽フレアによって放出された高エネルギー粒子がGPS衛星に損傷を与えると、GPSの誤差が大きくなる可能性があります。
オーロラの出現:太陽フレアによって放出された高エネルギー粒子が地球の磁気圏に到達すると、オーロラが出現する可能性があります。
地磁気嵐:太陽フレアによって放出された高エネルギー粒子が地球の磁気圏に大量に到達すると、地磁気嵐が発生する可能性があります。地磁気嵐は、電力網や通信網に深刻な被害を与える可能性があります。
ホントに起こったら文化的な生活は一瞬でなくなります。
- Shyuichi Nakamura

- Jul 8, 2023
人が生まれた時点で、他を蹴落として生き残ってきたのですから、本質的には、誰でも相手を蹴落とすことは得意なはずです。良い悪いの話ではありません。
生存本能です。
同じ戦いであっても、生存本能の戦いとスポーツの戦いには大きな違いがあります。
合気道の精神は、基本的に相手と戦わないことです。
戦わないけど、身に降り掛かってきた火の粉は振り払わなければなりません。
ある意味生存本能を発揮して相手を制圧するか無効にする為の術です。
だから、合気道に試合はありません。
私は合気道をやりませんが、武道をやっていたものにとって、これには、とても納得がいきます。
自分を殺そうと思ってかかってくる人と友達になってこそ合気道の精神だと故塩田剛三氏は言っていたそうです。
現実は、なかなかそういうふうにはできません。
やっぱり相手がかかってきたら、それ以上の強い武器を持ちたいと願うのが普通でしょう。
しかし、その向こう側になにかあると今では強く思います。
スポーツは意識を喜ばせることが最上級の喜びであり一種のゴールです。
そして、それが正義なのです。
生存本能とは本質的に違います。
スポーツをやっていても現役を引退すれば、そんなふうに考えなくても良いはずですが、必ず癖でやってしまいます。
その癖は簡単には変わりません。
生存本能は完璧な受動であり、スポーツは完璧な能動です。
受動は無意識であり、能動は意識です。
意識が勝つとご存知のとおり破壊が起こります。
生存本能はなければそもそも生きていけません。
どんな聖人であっても生きる為には生存本能が必要です。
それは戦っていない時でもそうなのだと思います。
それを知っているかどうかで全てのアプローチが変わってきます。
この話は、治療と無関係に思うかもわかりませんが、滅茶苦茶関係あります。
それに気づけて本当に良かったと今では思っています。
- Shyuichi Nakamura

- Jul 7, 2023
意識が勝ることで喜ぶものの典型がスポーツです。
右投げのピッチャーは、右手の方が長くなることが多いそうです。
身体にとっては大変迷惑なことであっても、勝つ為には仕方のないことです。
意識は満足するかもわかりませんが、身体に負担がかかることは無視されます。
そして、勝てば、それが正義になります。
相手の嫌がるプレーをすることで勝利につなげるのがスポーツの特徴です。
ゲームですから必ずそうなります。
スポーツ選手は無意識に嫌がらせが得意な人とも言えます。
そして、その嫌がらせの結果が勝利につながり称賛を受けます。
意識は人の称賛が大好きです。
三度の飯より好きなのだと思います。
だから苦しいことも我慢できるのだと思います。
しかし、スポーツが悪いと言っているのではありません。
スポーツには、そういう要素があるという事実を知っているか知らないかで大きな違いがでてきます。
あくまでもゲームです。
健全な肉体には健全な精神が宿ると言いますが、スポーツ選手は真逆の精神が宿るという要素があるということです。
熱中しているとそれに気づけなくなってきます。
その要素に気づいてゲームができる人と、そうでない人には大きな違いがあります。
仕方なく肉体労働をして身体を酷使するのとは訳が違います。
テレビゲームとスポーツの本質に違いはありません。
それなのに、テレビゲームが悪くて、身体を動かすスポーツは良いと考えるのは単なる思い込みです。
本質は同じです。
逆にテレビゲームは相手がコンピューターなので、人を傷つけることはありませんからスポーツよりテレビゲームの方が精神的には健全かもわかりません。
そういう考えはあまり世間では受け入れられない考えだと思いますが本質を考えれば事実です。
しかし、純粋に頑張っている高校生を私はとても好意的に見ています。
怪我をしないようにして大人が気をつけてあげて欲しいと思ってます。
マラソンを長年やっている高齢者は足がパンパンになっている人が多くいます。
それでも走る。
なぜ走るのかは人それぞれだと思いますが、とにかく走る。
健康になろうと思ってはじめたマラソンも、
無意識が嫌がっている時があります。
しかし、意識が優先していて休むことすらできなくなってしまいます。
立ち止まって考えてみることはとても重要です。
身体の無意識の声を聞いてみてください。
心の余裕になってゲームを更に楽しめるようになると思います。
プロではなくあくまでも趣味なのですからね。
それさえ知っていればスポーツは身体の声を聞くことができるようになる素晴らしいものにもなります。



















