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右肋骨は疲れとも関係します。

肝臓がその症状の鍵を握っているのではないかと思っていますが、肝臓そのものだけではなく、肝臓に流入する血管の反応であったり隣接する筋肉である横隔膜などの問題で疲れを感じ、その疲れが頭痛や目眩に影響しているのではないかと思います。


医学的には肝臓の作用は


  1. 解毒作用: 肝臓は体内に取り込まれた毒素や薬物を無害な形に変換して排泄します。

  2. 代謝とエネルギー貯蔵: 糖質、脂質、アミノ酸などの代謝を行い、必要に応じてエネルギーとして貯蔵(例:グリコーゲン)または利用します。

  3. タンパク質合成: 血液中のアルブミンや凝固因子など、多くの重要なタンパク質を合成します。

  4. 胆汁生成と分泌: 脂肪の消化と吸収を助ける胆汁を生成し、胆嚢に送ります。

  5. 血液生成: 妊娠中の胎児においては、肝臓は一時的に赤血球を生成する場所ともなります(大人では骨髄がこの役割を果たします)。

  6. ホルモン調節: さまざまな体内ホルモンの調節を行います。

  7. 免疫機能: Kupffer細胞と呼ばれるマクロファージが、感染症などから体を守るために作用します。

  8. 栄養素の貯蔵: ビタミンや鉄分など、体内で必要な栄養素を貯蔵します。

  9. 血糖調節: 食事からの糖の吸収や体内のエネルギー状態に応じて、肝臓は血糖値を調節します。

です。


肝臓の作用は、疲れと直接関係があるという訳ではありません。身体の疲れそのものは、他の原因からくることもありますが、肝臓自体が全身と深く関わっていることから考えると、疲れがあると肝臓にも異常がでてくるのではないかと考えられます。つまり、全身症状として肝臓が関係するのかもわかりません。


直接関係する訳ではありませんが、間接的に全ての機能と関係があるので、肝臓の反応がでているということは全体の機能が落ちていると言えるかもわかりません。


特に今年は暑かったので、身体に様々な負荷をかけて体力が総体的に落ちているからかもわかりまんが、右肋骨の動きの悪い人が多くみられます。

いつも左側の首の問題が強い人が、右にきたりすることがありますが、これは全身の作用が関係することがわかります。

そう思うと身体はほんとに複雑ですね。




「場」という考え方は物理学的ですが、難しいことではないと思います。


アメリカと日本では文化も土地も違いがあるので、「場」が違うと言えます。

同じ人でもアメリカにいる時と日本にいる時では身体の作用が微妙に違います。

文化も一つの「場」です。

その人の考え方も「場」の一つです。


筋肉は、神経の影響を受けて収縮します。

つまり神経という「場」があってこそ、筋肉は収縮できる訳です。

私達人間も地球という「場」がなければ一瞬で滅んでしまいます。


最近、環境、環境と言う人が増えましたが、環境というのは地球環境だけではなく、その時、その時の「場」が重要な訳です。


そういう考え方を鍼灸治療に応用している人は殆どいません。

しかし、この「場」の考え方をすると様々な方向から人体における反射を観察することができます。

複雑な人体を一つの見方だけでしか見ないからわからないことが増えるのではないでしょうか?

他方向から観察することで、複雑な人体の何かが少しでもわかるようになってくるのでは?


という観点で私は人を観察しています。

その為には観察する対象の反射が必要です。

入力と出力です。

つまり観察する道具が必要ということです。


それが触診であり、脉診であり、筋力検査という手法だということです。

一つの側面だけで物事を見ていても何も変わりません。

目に見えない「場」を計測するのに、目に見える道具で計測できるはずがありません。


東洋医学は「気」という概念があり、これも目に見えない道具の一つです。

人が何かを思えば、思いのエネルギーが起こります。

そのエネルギーを起点にして観察すると、今まで見えなかったものが見えてきます。


これからの鍼灸治療である「気」の医学というのは、そういう広い視野を持ったものが必要です。

今まで曖昧だったものが明確になってくるはずです。

「気」という言葉を曖昧に使っているからわからなかったのだと思います。

この言葉を大切にすれば、わからなかったことが自然にわかるようになってきます。


一つのエネルギーとして「気」という言葉を使えば初心者でも答えは出てきます。

意識の使い方、思い方によって人間の身体は変化するということを実感してもらうと思いはエネルギーなのだと実感してもらえると思います。


そういうセミナーを開催しています。

脉診も長年やっても絶対にわかりません。

もっと単純な身体の反射を使う必要があるのです。

それを知りたい方は多いと思います。


あと2週間ですので、興味のある方は下記のリンクより詳細をご覧ください。






人がいられるのは地球があるから、地球がいられるのは太陽系があるから、太陽系があるのは銀河、銀河があるのは宇宙があるからです。

これも私達が気づかない大きな「場」の一つです。




足が痛いと言い。

ビッコをひいています。


さぁどおするって考える訳です。

ここで様々な問題が考えられます。


痛みにフォーカスする前に、その人の状態を観察する必要があります。

その人は、能動的な人なのか受動的な人なのか?

よく動く人なのか、あまり動かない人なのか?


たったこれだけの問題でも治り方に大きな違いがあります。

よく動く人は治りやすい。

だからといって普段動かない人を無理やり運動させても意味はありません。


よく働く人はジッとしていると体調が悪くなってしまいます。

回遊魚と同じです。

そんな人は長年、そういう生き方をしてきたのです。

そんな人に安静にしなさいというのは、病気になりなさいと言っているのと同じです。


逆に、あまり動かない人に動きなさいと言うのは、体調を悪くしなさいと言っているのと同じです。

しかし、世間は運動が大切と考えます。

なぜでしょうか?


それは、よく動く人の方が回復力が高いと言う経験を何度かしているからだろうと思います。

感覚だけではなく統計的にもそういう結果がでているから、そういう考え方が主流になっているのだろうと思います。

しかし、この考え方は、その人の状態を完璧に無視していると言えます。


運動することは悪いことではありません。

しかし、その人によっては強い運動はマイナスにこそなれプラスにはならないという人もいます。

そこで歩行ぐらいなら良いと考えますが、運動しない人に歩行は結構キツイ運動です。


痛みにフォーカスすると痛いところまで行えば過剰になります。

痛みはおこらないぐらいの動きだけど、痛みを起こす動きは負担をかけません。


安静と言われれば絶対に動かさない。

運動と言えば、ガンガン運動させる。

頭だけで考えたことは、必ずこういうことが起こります。


感じることを忘れた医療は患者にとって必ずしも良い結果になるとは言えません。





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