- Masamitsu Motohashi

- Oct 10, 2023
選択は、キチンと世界の設定をしないとできません。
世界観が違えば同じ言葉でも同じ意味を持ちません。
わかっていそうなことですが、それが明確になっていないので選択ができません。
だから効果がないということになる訳です。
当たり前の話をするのに物凄く時間をかけました。
来年は、これを応用した様々な臨床のやり方をやっていこうかな~って思ってます。
やっと基礎から応用の話になってきます。
基礎ができないと絶対に応用は効きません。
テレビのリモコンを操作してもテレビがつかない。
リモコンが原因なのか、テレビが原因なのかわからなければなおしようがない。
テレビが原因だったら、どの回路が原因なのか特定しないとなおりません。
どの回路がおかしいかテストすることができなければなおしようがありません。
どの回路が異常なのかを決めるテスターのようなものが筋力検査であり触診等です。
それができれば部品を変えるなりなんなりすればなおしようがあります。
本当に当たり前の話をしているだけです。
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東京支部長の本橋です。
今年最後の東京勉強会は今までの総集編とも言える内容になるとおっしゃっていたが、原始東洋医学の話から始まった。
宇宙が出来て、星が出来て、地球が存在し、世界が存在する。
治療とはまさに世界をつくることから始まる。世界の設定をつくることで場が出来るのである。
世界とは自分の中で相手の何をみるのか。
陰陽なのか右左なのか。
世界の設定が出来れば自分の意識の中にそれが組み込まれ、気を捉えることが出来るようになる。
それには自分の意識(気)の流れが滞るとブレてしまうのでスピード、リズム、軽さが重要になる。
つい感じようと意識を重くすると、流れも遅くなり、ブレやすくなる。
この軽さというのは意外に難しく、軽くやればスピードもリズムも生まれてくるのである。
東洋医学は体系化されているようで曖昧な部分もある。完璧にこれという枠に嵌る構造でないから曖昧で面白い所なだと思う。
人は常に変化しているから、そうそう当て嵌めが上手く行くとは言えない。
ただ今の東洋医学は当て嵌めも多々見られる。
経絡はここを通っている。経穴はここにある。
けれども現実はそうなっていない。
西洋医学はそれを確立して来ているけど、やはり上手く当て嵌まらないこともある。
体系化された薬を処方するけど、良く効く場合と逆に副作用で辛い思いをすることもある。
中村先生の治療はこの副作用を起こさないよう自分で世界をつくれるのである。
この曖昧で流動性が高く不安定な身体を東洋医学の知識の元、変化させるのである。
自分があると思えばあるし、そんなバカなと思えばないものになる。
陰陽とあるように対照的なものは1か0かに分けることも出来るし、0.6と0.4にすることも出来る。
常に流れている人間という曖昧を曖昧な東洋医学で治療するからこそ、その狙いが狙い通りになることが術者の励みになり喜びという報酬を受けることが出来る。
その喜びは記憶となり、術者としての変化も出来る。
大脳基底核ループである。
何度も聞いている話しだし、自分でも実感していることだが、「思いはエネルギー」であり、エネルギーはパッションであり、物質に変化するのである。
今回の勉強会はまた一段思いについて積み重ねが出来たように思う。
自分の成長はやはり目に見えない曖昧なものだが、勉強会でパッションやエネルギーの場を経験すると螺旋階段を一段登れるのである。
それが何となくでも客観視出来ると、この勉強会に参加することが病みつきになるのではないか。
リピートして参加して下さる先生方は、きっと螺旋階段を一段ずつ登った少し高い景色を楽しんでいるのだと思う。
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思わなければ動きません。
思いだけでは動かない。
しかし、思うことで様々なことが身体の中で起こっているという事実を知っていないとどう思えば良いのかがわからない。
日常生活やスポーツ、武道、音楽等様々なことに通じます。
- Shyuichi Nakamura

- Oct 9, 2023
早速感想を頂きました。
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中村先生 今日もありがとうございました。
今年最後の勉強会で一年の総まとめということで自分の状態を確認する良い機会になりました。
いつもリズミカルなお話を聴いて帰ると自分の興味ある箇所が頭に記録されて施術に繁栄され面白い効果を患者さんと一緒に共有する機会が、少しずつ増えてきました。
今回は、先生がいつもお話になる陰陽大極、二進法について特に時間についての概念は、ブログで理解できませんでしたが、エネルギーの集まるところ足らないところ、生命活動があれば電気信号が活発になり熱が激しく起こる。
長く病めるなら病態もちらかり複雑になる。目先の症状や状況にのまれないで、多層的な病態をシンプルに調べてそれぞれをまとめ所定の場所に戻してあげることが時間を遡っていくというのは、凄く胸を打ちつける感覚がありました。
複雑になったものを陰陽にするだけと簡単にお話されていましたが、自分自身には高い山を下から見上げる感覚に近く思いました。今できていることを大切にしながら少しずつ探索する幅を広げて時間を巻き戻すことができるように目標ができました。
気の診断は、見えないだけに右、左でも決めきれないことがありますが、4つの選択がある考え方が非常にわかり易く更にそれでもブレるなら中心をしっかり設定することが解る情報量が増えるのが実感できました。
もっと探索できるよう設定をしっかりして悩んだら自分で決めて調べることを繰り返して精度を上げていく努力が必要なことも感じる機会になりつつ「思うことは、エネルギーが起こる亅を大切にまた明日から関わる人へコツコツ試し変化を味わいながらやって時間の概念に働きかけるきっかけを捉えられるよう過ごしていきたいと思いました。 今日は、ありがとうございました。
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少しずつ理解が深まってきてくれていると思います。
私自身、根本的な疑問に挑み続けてきた結果、何が足らないのか?
長年、基本的な疑問を解決するようにしてきました。
話を聞く先生が何故よくならないんだろうと悩んでくれたからこそ心を貫くのだと思います。
それもこれも治療家として、悩み抜いてくれていたからだと思います。
そんな経験をしてくれた方が、熱心に話を聞いてくれます。
何故、何が?
どうして、どうなったからこうなったというのがわかっていないのによくなるはずがありません。
逆に、それさえわかっていれば、慰安をする必要もないし、時間をかける必要なんて全くありません。
もっともシンプルで当たり前のことだと思いますが、それをわかろうとしないのは、本当に悩み抜いてないからでしょう。
そういう段階になっていない。
だからわからなくても仕方がないのかもわかりません。
テレビが壊れて映らなかったら、リモンコンの種類を変えてもテレビが映るはずがありません。
テレビをなおすには、テレビの構造を理解し、悪いところがわかる能力があってこそ直せるようになるのです。
当たり前のことなのに、構造を理解しようとする人は少ない。
東洋医学にはキチンとした構造があります。
しかも目には見えない「気」としての構造があるのです。
いわば「気」の科学なので、その構造に則ってやれば誰でもできるようになります。
西洋医学とは違う構造があるのですが、誰もそれを言ってこなかったし、実証してこなかった。
これを理解しなければ構造の話はわかるはずがありません。
ある意味厳しい世界です。
誰もそこに着手してこなかったから特殊技術だと誤解され続けてきたのが東洋医学です。
そして誰も手をつけてこなかったから新しいもののように感じるかもわかりませんが、ごくごく当たり前のことをいつも言っています。
だからしっかり聞けば素人でもわかる話です。
これからもそういう話をしつづけて、本当に求めている人に提供し続けていきたいなと思っています。
- Shyuichi Nakamura

- Oct 8, 2023
今日は東京セミナーですが、時間の概念もリズムも、今までの話を総まとめにした話をしてこようと思っています。
なぜ、ゆっくり綺麗に小さい運動なのか?
スピードとリズムがなぜ大事なのか?
そもそも東洋医学とはなにか?
一般的な東洋医学は、進化発展した複雑系です。
しかし、私が興味があるのは原始東洋医学です。
宇宙とはなにか?
自己とはなにか?
そもそも治療をするとは何か?
そういうことを実証しながら明確にしたいと思って研究してきました。
単純に痛みをとれば良いとか症状を改善させれば良いとは思っていません。
だから、普通の話よりは難しいと感じる人も多いようですが、とても単純で簡単な話です。
太極から陰陽、陰陽から四象、四象から八卦、八卦から六十四卦
なんていう言葉があるのですが、何を意味しているのか説明できる鍼灸師はそう多くないのでは?
と思います。
というかそんなこと説明できたとしても治療に何に役立つ?
と思っている人が殆どです。
しかし、これを理解しないで東洋医学はありません。
単純なものから複雑になる姿こそが東洋医学の本質をあらわしています。



















