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エネルギーとは


エネルギーとは仕事をする能力であり、運動エネルギー、位置エネルギー、熱エネルギー、光エネルギー、電気エネルギーなど、様々な形態がありますが、全て肉眼ではその姿を見ることはできません。

またエネルギーは静的なものではなく動的です。電子は常に動いているので、直接質量をはかることはできません。もちろん間接的に正確に測ることができています。現在の最新の測定機では電子の質量は約9.1093837015 × 10^-31 kgです。しかし、一般的な重さを測るような方法では計測できません。


もちろん、これは量子の世界の話です。この量子の世界も直接目で見ることはできませんし、それを実感することは難しいと思います。なぜそうなっているのか現代の科学でも完全には説明できていません。ただ、そうなっているとしか言えないのです。理由が解明できれば、もっと科学は進歩するのは間違いありません。


この事実を受け止めるのであれば、物質は肉眼で見えるものだけと考えるのは早計だとわかります。古典物理学の世界観だけで説明できる程、この世で起こっている事は単純ではないということです。


この考え方は、医学にも言えると思います。物質を追求し続けてきた西洋医学でも理由のわからない症例は山程あります。これに対して鍼灸治療が効果的に働くこともあります。つまり、東洋医学は、そのポテンシャルを秘めている医学だと言えるのです。しかし、最近の鍼灸は、物質優位に傾倒しているように思えてなりません。


これは西洋医学を中心にした学校教育のたまものなのではないかと私は思っています。物質の範疇を超え、エネルギーの塊として人間の身体を捉える教育が、鍼灸治療のあり方を変えるきっかけになるのではないかと思っています。そのような視点で鍼灸治療を見ていくと新しい現象に気づき、臨床の可能性が一気に広がります。


鍼灸治療は、エネルギーのありようを感覚で捉え、診断し、治療を行う治療法だとも言えるのですから、工夫次第で、もっともっと発展して良いはずです。




経絡は目に見えない


目に見えない経絡や穴は、たとえ自分が理解していても、他人に見せることはできません。これは、肉眼では見えず、第三者に同じものを見せることができないためです。また、経絡や穴は物質的に固定された位置に存在するものではありません。つまり、経絡や穴は常に変動しています。物理的な観点に基づく西洋医学とは異なり、東洋医学はエネルギーを重視する医学だと考えられます。


教育の一環として、西洋医学から東洋医学の概念を学ぶのはやむを得ないことですが、東洋医学を理解するためには、この違いをしっかりと実感し、実践する必要があります。この考えは飛躍しているかもしれませんが、古典的な物理学と量子物理学の違いに似ていると感じます。


量子の世界観


物質を細かく分解していくと原子になります。原子は原子核と電子で構成されていますが、原子自体の大きさを野球場に例えると、原子核はビー玉ほどの大きさです。つまり、原子自体はほとんどが空間であり、電子は空に漂う雲のように存在しているとも言えます。そして、99.9999999999996%程度が空間だとも言われているのです。この事実だけを考えても物質の本質は目に見える世界とは異なっていると感じます。


また、電子は原子核の周りを超高速で運動しているため、電子を通常の物のように直接捉えることはできません。電子の位置は確率的にしか特定できず、その存在確率は原子核周辺の空間に広がっています。つまり、原子の空間は完全に空っぽではなく、電子の存在確率で満たされていると言えるのです。

ちょっと難しい表現ですが、量子の世界は一般的な物理のイメージとは全く異なった世界だということです。しかし、まぎれもなく原子は物質を構成する単位ですから、この事実は無視できません。


また、原子と原子核は、野球場とビー玉のような比較で示されていますが、ビー玉に例えられた原子核が原子のほとんどの質量を占めています。これも一般的な大きさと重さの概念からすると全く異なることを意味しています。

この事実が示す意味は、私たちが肉眼で見て感じている物質は、ほとんどがエネルギーで満たされた存在であり、実質は微量でしかないということだと思います。つまり、エネルギーの塊が物質を構成しているとも言えるのです。しかし、肉眼で見える物質は、エネルギーでできていると言われても納得できません。

この差が物質のみを考える西洋医学と、目に見えないエネルギーの流れを考える東洋医学との違いと似ていると感じます。





量子力学の視点を取り入れると、東洋医学の理解が深まると考えられます。 そこで、量子的な視点から東洋医学との類似性を考察してみました。


東洋医学は、西洋医学とは異なり、物質中心の世界観ではなく、概念自体を重視します。

その代表的な例が、鍼灸の根幹をなす経絡やツボが目に見えない存在であることです。 目に見えないからといって存在しないとは言えませんが、なぜ目に見えない経絡やツボの存在が信じられるようになったのかは、興味深い疑問です。


これは、経絡やツボの存在が長年にわたり語り継がれ、歴史的な背景が積み重なった結果、目に見えないにもかかわらず存在すると認識されるようになったと考えられます。

この構造は、神社仏閣への参拝や有名人のファン心理と似ています。 実態のないものが、人々の意識によって実体化される現象と言えるでしょう。


もし、人々の意識が経絡やツボのようなものを作り出したとすれば、再現性が確認されていないにもかかわらず存在するとされてきたことの説明がつきます。これは、物質中心の西洋医学の考え方とは明らかに異なります。 東洋医学を学ぶのであれば、この現象について深く考察し、理解を深める必要があるでしょう。


鍼灸学校では、西洋医学の解剖生理学を学んだ後に東洋医学の概念を学ぶという流れが一般的ですが、この教育方法が東洋医学の理解に最適であるかどうかは、再考の余地があるかもしれません。



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