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死ぬつもりだった


この興業が、メガイベントだったことは本人も十分承知しているはずですし、待ち望んでいた試合だったと思います。

それほど、この試合は、本人達だけでなく、みんなが望む試合だったのです。そして、なかなか実現しなかった試合でもあり、実現するまで6〜7年かかっています。


勝者になった選手は、この試合が最後で他の格闘技に転向することが決まっていました。

まさに、最後の最後の試合です。


死ぬつもりで頑張りますってよくいう選手がいますが、この選手は、もし、この試合に負けたら、本気で死ぬつもりでしたとインタビューで答えているのです。

ツイッターでも「最期」と試合前につぶやいています。


死ぬ気で頑張るのではなく、死ぬ気だったというのです。そして、「生きれて良かった、ホッとしています」というのです。今からはどうしたいですか?


という記者の質問に、「格闘技を全て忘れて数ヶ月は休みたいです」と言っていたのも印象的でした。

そこまで思いつめている人間があんな動きができるのかという程、冷静に戦っていたように思いました。


相手の選手は、良いパンチをもらうとニヤッと笑う癖があるのですが、笑ったら、この攻撃がくるから、こうしようという作戦すらたてていたとも言っていました。

強烈なプレッシャーを自分自身に課して挑んだ試合で、そんなに冷静でいられるのか?


と思います。




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