東京セミナーの内容
今回は、スライドを使って話をしてみました。
あまりスライドは好きじゃないのですが、科学の話から鍼灸へと話をしていったので、仕方なくスライドを使いました。
しかし、荷物が重くなってしまって疲れました。
次回の反省点は、荷物を少なくする!!
科学も実験ありきです。
実験結果を尊重し、様々な理論を打ち立て、それを数式や方程式に当てはめる。
それでは医療はどうでしょうか?
本当に実験結果を無視していないでしょうか?
なぜ、疑似薬だと知っていても効果が出たり副作用が出たりするのか?
思いこみだけじゃ~説明がつきません。
実態がないのにもかかわらず、作用が起こることを説明しようとしないのか?
完全ではなくても、それを説明する努力は必要です。
そして、現在の科学には、それを説明する材料があるように思います。
トンチンカンなことなのかもわかりませんが、間違いだとしても説明する努力は必要です。
そして、それが実践と同期していなくてはなりません。
どこまでいっても実際の現象が優先されなければなりません。
そこが一番大事です。
単なるテクニックの講義なんて世の中に腐る程あるし、高いお金を払っても、なかぬか自分のものにはなっていません。
なぜなら、表面上の話だからです。パターンの違う人がくれば一瞬で終わりです。
そうすると、このテクニックは使えないという考えになるのです。
テクニックが使えないんじゃなく、それを使いこなす能力が受講者にないんです。
どうすれぼ、「場」を作れるか?
なんです。
どんなテクニックでも、その本質を知っていれぼれば、本質を見抜ける能力がつきます。
私も今回は、ちょっと理屈っぽい講義をしてしまいました。いつもは、実技主体ですが、まるっと話になってしまいました。
しかし、今まで話を聞いてくれていた方は、納得し、腑に落ちたと言ってくれました。
科学の実験から導き出された答え(難しい計算方法とか詳しい話をした訳ではありません)と、私が今までやってきた実践には共通項が沢山あります。それを改めて感じました。
その鍵はスピードとリズム
この意味がわからないと、絶対に臨床はうまくなりません。これだけは話を聞いただけではわかりません。
やり方じゃないからです。
唯一、実技で使った一本の一箇所の鍼です。実技では、それしかやってない。(一応鍼灸師なので・・・)
説明するだけじゃなく、実際に皆さんの前で受講してくれた方にもやってもらいました。勇気をもってやってくれた先生は、更に実力をつけて帰ってもらったと思います。もちろんやり方ではありません。
全身で感じてもらったんです。
自分では話を聞いて出来ているつもりであっても、みんなの前でやってもらうと全然違うというのもわかってもらえたと思います。
この話を聞いて明日できるようになるという話ではありません。
薄っぺらい話じゃないのでいつのまにか、身体の中に浸透することしかできません。
「場」ができるのです。
やってもらうことは簡単なことです。しかし、さぁ実際にやってみようと言うことになると、なかなか出来ないというのが現実です。
そんな「場」を作り「場」を提供する講義内容です。
だから参加しないと、絶対にわかりません。
ライブに行かないと良さがわからないのと同じです。
明日からすぐには使えない内容です。
しかし、確実に皆さんの身体に浸透したみたいです。
まるでストレンジ物質です。
触れるもの全てをストレンジ物質に変えてしまう。
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