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肩の問題を考える

昨日は母指と肋骨の話しを書きましたが、肩関節や肘関節は、母指と体幹の間にある関節です。肩だけ異常で母指や肋骨が異常でないということは考えにくいです。

母指と肋骨がつながっている可能施がある訳ですから、当然、肩も関係あるはずですよね。


痛いのは肩であっても、他の部位と常に関係をもちながら痛くなっているということです。

慢性的な痛みは、なぜ慢性になるのか?

本当に慢性の痛みは徐々にしか良くならないのか?

ちょっと考え方を変えるだけでも大きな違いがあります。


実験


椅子に座った状態で、手を横にだらっとたらします。

この状態で肩を外側にひねってみてください。


その時に大事な注意点があります。

手の指先や手首を全く動かさない。回転させないで肩だけを回転させてみてください。

当然、肘も動かさないでください。

できそうでできない動きだと気づくはずです。

しかし、何も問題がなければ本来はできて当たり前です。


これは肩関節の外旋のみを行うということですが、ほとんどの人は肩関節を外旋する時に、手首を動かしてしまいます。

又は手の指先を開いてしまいます。これは、明らかに代償運動です。

なぜ、そんな動きをしてしまうのでしょうか?


この時に脳の中で何が起こっているかを想像してみてください。

きっと肩が外旋しないことを動かす前からわかっているのです。やってみるとそれを実感するはずです。

だから、手首のあたりから指先あたりを回旋させて誤魔化しているんです。

脳は誤魔化すのが得意です。


本来はできなければならない動きを、できないと勘違いして、動かさなくなったから固まるのでは?

五十肩でも前触れもなく急激に痛みが出ることがあります。なぜ、そうなるかは西洋医学では不明です。

なぜ不明なのか?


肩しかみていないからではないかと思います。脳の思いを考えてあげないからだと思うのです。

それじゃ~その脳の思いが間違っているよと教えてあげる必要があると思いませんか?


私がなぜ、ゆっくり、小さく綺麗な動きをしなさいというかと言うと、ゆっくり動かすことでしか、脳に悟らせることが出来ないからです。早く強く動かせば必ず脳は動きを誤魔化して正当化します。

「動いてるやん!!」

ってね。

脳に動いていないことを認識させる必要がある訳です。

その為には、ゆっくり綺麗に小さく動かす必要がある訳です。

今、自分が代償運動をしているということを認識していないと代償運動をやめることはできません。

何が問題なのかわからない人に問題を解決させることは不可能だと思いませんか?


難しいことは一切言っていません。

専門用語も外旋だけです。外に回す運動ということです。


長くなるので続きます




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