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野球をしていて肘が痛いと言います。

肩の痛みも起こしたりしますが、本当に肘が悪いかどうかは別問題です。


触診をしてみると、肘より上腕部(上腕二頭筋短頭)の方が緊張してます。


この場合、上腕二頭筋長頭ではないのです。

また、野球肘やテニス肘と言った症状のある人は、円回内筋や橈側手根屈筋の起始部が腫れるのですが、そういう問題は全くありません。

肘の痛みであっても肘が問題だとは言い切れません。

上腕二頭筋短頭は、烏口突起と言って肩甲骨の前側の突起のあるところから起こっています。

つまり肩甲骨の動きや鎖骨の動きと無関係ではないことがわかります。

投球動作をする時、肘への負担より、肩甲骨や肋骨の負担の方が強い場合もあります。


私が言う負担というのは、使っていないところです。

使っているところは緊張しませんが、使っていないところと差ができると異常がでてくるのは使っていないところです。

だから投球動作で使っていないのは、逆に肘の内側部ということが言えます。


あと、上腕三頭筋にも対角線上に緊張があることから、伸筋側も使っていません。

内側と外側でバランスをとっていることがよくわかります。

これは何を意味しているかというと投球動作をする時にやや内旋しながら投げるということが言えます。


そうなると左足をあげて右脚に体重がかかった時から投げるまでの動作が異常で肘の痛みがでているということがわかります。足の内旋や外反にも異常があることからもそれがわかります。


肩甲骨と鎖骨にも圧痛があり、大胸筋のところにも緊張があるので、内側の筋肉がうまく使えないということがわかります。

肘の故障は伸筋側の異常のことが多いですが、この場合、屈筋の運動不足から起こる痛みだとおわかります。


こういう考察をしていると、投球動作がなんとなく見えてくるから面白いのです。



今年最後の一般セミナーを2023年12月10日(日曜日)に開催致します。


前回は、動かない運動という題でした。

動かさなくても意識を使います。

それでは意識とは何か?

意識の特性みたいなものを話して、意識が如何に運動と無関係でないかということをお話しました。


運動はやれば良い訳ではありません。

単に運動をすれば、下手くそが上手くなるだけです。


自分の思いどおりに身体が動けば、スポーツや日常生活の怪我防止につながります。

もちろん、痛みのある人も実行すれば痛みの除去につながります。

しかし、運動すれば良いと思っていると、運動すればする程、運動不足になります。


???


って思うかもわかりませんが事実です。

まっすぐすることすらできない身体で一生懸命運動してませんか?

闇雲に運動しても上手くなりません。


ゆっくり小さく正確に動かすことは、運動そのものの意識を変えられます。

運動をする前の段階が必要です。


これがわかると「気」ってなに?

っていうことがわかるようになってきます。


場所 ハートプラザ御薗 教養娯楽室(2F)


日時 2023年12月10日 日曜日


   9時30分~11時50分

9時30分~ 身体のバリア、心のバリア (濵井)

   10時 ~11時50分 動かない運動法2 (中村)


会費 3000円


要予約

参加希望の方は、まず受付までご連絡ください。

misonouketuke@gmail.com

電話 0596-22-7481

fax 0596-25-5067


定員 50名 


先着順ですので、必ず連絡ください。

連絡した方からお申し込み方法をお伝え致します。

もちろん、近くの方は直接お支払い頂いても大丈夫です。




とにかく観察することが大切です。


常識や知識、経験を捨てて、ただただ観察すること

そうしていると、今まで見えなかったものが見えてきます。


右足が痛くても、左足の問題だと思えるのは観察し続けてきたからです。

よくよく観察してみると、やっぱり右と左はバランスをとっているように思います。


手も足も内側と外側、前側と後ろ側、それらが捻れて回転する。

経絡が蛇行する理由は、そこにあります。

目に見えない経絡も、やはり物理現象に引っ張られます。

肉体は、様々なものを投影しています。


精神的なことも投影しているし、環境も投影しています。

ただ触るだけだと、それらが入り混じって区別はつかない。

混沌とした状態です。

熱力学で言うところのエントロピー増大状態です。

病体というのはエントロピーが増大した場所のことを言うのだと思います。


そこで分類してみる訳です。

観察し、分類するというのは、時間を巻き戻すことです。

何がどこにあるのかがわかれば、時間を巻き戻せます。

これも物理学的には理論上できることです。


そして元あった場所に戻す。

それができてはじめて、時間を元に戻して状態をよくすることができます。

東洋医学の極意だと思います。


ずっと、そういうことをやりたかったのだと最近よく思います。

それしかない。

元の状態に戻そうとするのが治療をする上で一番重要なことなのだと思います。

元の状態に戻すのに、どれぐらいの力を必要とするか?


これをみていくと多くの力を必要としないということがわかります。




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