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高齢者で膝の痛み

高齢者で膝が痛くて歩けないという方も多いかもわかりません。


それでも意外にも家庭菜園をして野菜をとっていたりするのは驚かされます。

徐々に歩けなくなってきたからということで来院される方もあります。


膝は確かに変形しているので痛みはあってもおかしくありません。

そういう時に気をつけて欲しいのが転倒です。

ちょっと良くなってきたと思って転倒して、痛みが再発というパターンも案外あります。


そういう場合、よく観察してみると膝の腫れより下腿部の緊張の方が強い場合があります。

足も腫れるし、下腿部全体がパンパンになっていたりします。

このような場合、本人はきちんと歩いてるつもりでも、正しく筋肉を使っていないということが言えます。つまり、余計な筋肉を使っているということです。もちろんそれは無意識です。


そうなると足は身体の中心より外側にして歩こうとしてしまいます。

なぜなのか?

それは痛みから逃れようとするからなのですが、痛いのが記憶となって、そこから逃れようとする結果です。


坐位なら体重がかからないので痛みがない状態なので、足首を外反する(足の裏が外に見えるように足首を動かす)となぜか痛みがひいて、足の腫れがなくなってくることがあります。

この時に足の位置と膝の位置に注意する必要はありますが、やってみるととても難しいのがわかります。


痛いから痛み止め、腫れたから手術というのではなく、動かせるところを動かしていくことで、今より、より良い状態を作ることが可能になってきます。

もちろん、本人のやる気も必要です。


最近は、膝の置換術が良くなったので人工関節を入れるという手段がありますが、やっぱり人工物を身体に入れるのは抵抗があるという方は多いと思います。

それは、やるべきことをやってから最終手段で良いと思うので、やってみる価値はあります。





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