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肩関節の痛みは慎重さが必要

咽から肩にかけての話しだったので肩関節の話しをしてみようと思います。

肩関節周囲炎はなかなか手強いのは治療家なら誰しも思うことです。完全に石灰沈着している肩関節は簡単には動きません。

手があがらないという症状は同じでも、調整をしてすぐに手があがるような症状は五十肩とは言えません。


どんな状況なのかを確実に診断できる方法があれば、石灰沈着してガチガチに固まった肩でも無理なく建設的に動くようになってきます。

まずは、ズキズキする、うずくような痛みを止めなければなりません。夜間痛は、睡眠障害を起こすので、疲れがとれず更に治りが悪くなります。これを最初にとらないと動かせるところまでいかないのです。夜間痛がなくなり動かせるようになってはじめて一般的な運動法が効果的に働きます。


いきなりリハビリで動かされて、泣いて来院した方もいらっしゃいました。


下手な治療をすると夜間痛を増悪してしまう場合もあるので注意が必要です。痛みをとって動かせる状態になると逆に夜間痛が酷くなる場合もあるという厄介な症状です。

整形外科に行って痛み止めの注射をし、動きやすくなったと思ったら、その後強烈な痛みが襲ってくるという場合もあります。コツは少しずつ動かすことなのですが、どれぐらいが適当かという問題がありますが、思っているより僅かしか動かしてはいけない時期があります。それを動かし過ぎると夜間痛が増悪します。

なので単純に痛みをとれば良くなる疾患ではないということも言えます。


このような症状をよく観察すると治療のし過ぎは逆効果になることがあるのがよくわかります。それはどんな疾患に対しても言えることです。


効果があったと言っても、やり過ぎると逆に増悪することがあるということです。


問題は、夜間痛は肩とは関係なく起こっていることが多いということです。何回か書いてきましたが、肺系統の問題で夜間痛が起こっていることが多いので、肩ではなく、炎症の元は咽頭や鼻、首の問題だったりするのです。

このあたりをよく観察しなければなりません。


また石灰沈着している肩の周囲の触診で、その状態を把握することができます。



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