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正確さと現実


地球温暖化と叫ばれる世の中になってしまいました。CO2排出ゼロと言ってEVにシフトしていこうと世界は進んでいますが、EVにシフトする為の技術は、まだまだです。EV車を作る過程でCO2排出が内燃機関を作るより多くなってしまうという現実があります。EVに変更したところでCO2排泄ゼロには程多いという現実があるようです。


EV車を走らせてこそ今のハイブリット車とトントンになるぐらいの排出量というのですから、地球温暖化の為にEVへのシフトするというのはナンセンスでしょう。

またEV車はレアメタルも多く必要になり、その加工の過程で有害物質もでるので、それを処理することも必要になってきます。今の技術ではEVにシフトすることこそが、あきらかにCO2排出を多くする原因にもなりかねないのです。


これが正確な事実でしょう。


しかし、世界は、そんなこととは全く無関係と思える程の過熱ぶりです。テレビでテスラに乗っているオーナーにインタビューしていましたが、そのオーナーは地球温暖化に貢献できて優越感に浸れるというコメントをしていたのを思い出します。


EV車に乗っていることが地球環境に役立っているという大きな錯覚をしているみたいです。完全に正確さからは程遠いコメントです。

今、EV車に乗るのは、いわば人柱みたいなものです。お金を払って問題点を洗い出してくれるテストユーザーという位置づけです。それも技術の貢献という意味では必要なのかもわかりませんが、どれだけのオーナーがそれを知っているでしょうか?


EVにシフトするというのは、現時点では、あくまでも政治的な圧力であって、技術が追いついていません。


そういう意味でトヨタの社長が今年の9月に発表した内容は、流石トヨタという感じでした。今より技術が進歩し、EV車を作る過程でのCO2排出も低減されてくる可能性はあると思います。どの時点が完全にEVにシフトする時期かと言えば、実際にはまだまだ先の話です。だからこそ世界のトヨタは、EVシフトするのをためらっているように見える訳です。

安心安全というのが企業イメージですから、そこは崩さない姿勢は立派だと思いました。

企業はクリーンなものを作る以上に生産コストを度外視しては製品にはなれないから、そういう意味でも更なる努力が必要になってくる訳です。


なによりもEVの動力の源は電気です。これを大量に使わなければなりません。これを今の日本の電力事情でまかなえるはずがありません。その電気はやはり、CO2を排出するものが殆どです。自然エネルギーにしようとすれば更なる革新的な技術が必要になってきます。当然、一企業でどうにかなるものではありません。EV、EVと叫んでいる人は、それらの状況を正確にわかっているとは思えません。


個人的には、モーターで走る車社会というのは見て見たいと思っていますが、現実はそう簡単ではなさそうです。技臑を開発して、そんな世界になったら、今の経済の構造自体が大きく変化する可能性はあります。トヨタという会社もなくなるかもわかりません。それによって社会が崩壊するか逆に大成功するのか、もう一寸先は闇という時代になったなぁ~と実感しています。


医療は正確さを必要とする分野だと思っていましたが、人々が求めるものは違うんだなぁ~と、この二年間で思いました。

いわゆる専門家と呼ばれている人達も求めているのは、本当の意味での正確さではないなと思います。

なぜそんなことになってしまったのか?

ここは正確な事実で検証してもらわないと社会がどんどん変な方向に行ってしまうのは間違いないでしょう。


窮屈な世界観にならないように智恵を絞って正確さを大切にし、豊かな生活を送れるようになって欲しいなと思います。

本当にEV社会になって良い時期なのか?

医療の体勢は今のままで良いのか?


今日は最後の診療の日です。午前診療ですが、そんな思いを込めて今年最後の仕事をしていきたいなと思っています。






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