忘れてしまえ

強迫観念症だと診断された方が、今は、「そんなことありましたっけ？」

と言います。

忘れられないものがある。

それは、自分が忘れたくないからでしょう。

それなら、忘れたくないんだということを意識してみます。

そうすると忘れたくないはずなのに、一生懸命忘れないようにしていても、お腹が空くと忘れたりします。

あれ？

忘れてるやん！！

って思えれば忘れてしまえます。

意外にもお腹空いたり、何かしたいなと思った時は忘れています。

それぐらいのことがキッカケだったりする訳です。

忘れたくないと思っているものは、かなり不確かなものだったということなのかもわかりません。

急に、同じことを思い出します。

誰でも嫌なことは、何年たっても思い出すことがあります。私もあります。

そういう時、それに集中せず、放っておくと何か用事ができたりして忘れます。

それにつきあうと、忘れたいのに忘れられなくなる。

ホントにおかしなものです。

逆に言うと忘れたくないものであっても、もの凄く意識していないと覚えていられない。

それぐらい忘れたくないものなら忘れなければいいです。

しかし、自分自身が忘れたくないのだと思っている必要があります。

主体は自分だと理解していることだと思います。

忘れられないことはあって不思議じゃないです。

それは病気でもなんでもありません。

それに病名がついているのですから不思議なものです。