変位によって起こる異常反応点
- Shyuichi Nakamura
- Apr 20, 2022
- 2 min read
肩関節は、内旋しながら上前方向に変位するということでしたが、肩関節より重要だと思えるのが肩甲骨の動きです。
肩甲骨が変位すれば、肩甲骨の動きは片寄ります。上にあがったような感じになりますので、肩甲骨の下側の筋肉は引っ張られます。そして図のようなところに異常反応点がでてきます。
引っ張られることで筋肉は緊張したようになるので圧痛がでてくる訳です。肩甲骨の内側の痛みも出たりします。
肩関節を内旋すると脇の下あたりが突っ張る感じになるのがわかると思います。
これはボディビルダーが身体を大きく見せるポージングをした時に働く前踞筋あたりが大きくなるからです。広背筋も引っ張られて緊張するので大きく見せることができます。
肩だけ太って見えるという人が時々いらっしゃいますが、このような方は平常時でもボディビルのポージングをしているような位置関係になっていると考えられます。
つまり常に筋肉を使っている状態と同じで疲れやすくなるのだと思います。
そして、肩関節は内旋しているので内旋時に使われる筋肉が大きくなって腕が太くなったように見えるのです。
だからいくらダイエットしても腕が痩せることはありません。そういう意味でも背中側の緊張も肩関節の異常が起こると出てくる症状だとわかります。
肩甲骨だけが前に出ることは考えられないので、胸が縮んで顎がでます。一般的に言う悪い姿勢です。
そうなることで肩へのダメージが蓄積されていくのだろうと思います。
もちろん、それだけが原因とは限りませんが、かなり大きな原因の一つだろうと思います。
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