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非線形3

非線形は原因と結果に比例関係がないので、明確な答えをあらわすことはできないということです。

人間の身体のバランスというのは、まさに非線形であり、バランスをとるという言葉を使う場合、何をもってバランスが悪いと言うのかを十分に気をつけて使う必要があるということです。


バランスが整うという言葉を安易に使う人は、こういうことを意識していません。

複数の要因があってバランスが崩れます。


例えば重力のバランスという意味から考えると右足で立った時、左足で立った時でどちらがしっかりするかどうかを図ろうとした時に、視覚情報を入れた場合と視覚情報を入れなかった場合、つまり目を開いて行った場合と、目を閉じて行った場合で違いがある訳です。


しかし、バランスは目の情報からだけではないので閉眼しても立っていられます。

その時に視覚情報を補完する何らかの要素がある訳です。

その何らかの要素が阻害されてしまうと、目を開けているのにもかかわらず、片足立ちをした時の状態が右と左て違ってきたりします。


もちろん、それだけではない要素がある訳です。

人によって違いもあります。

つまり複数の要素があるということを知ってないとはじまりません。




多くの要素を集めることで、非線形を線形に近づけることが可能になる場合があるということです。

バランスはそういうことで成り立っています。

だから、これさえ整えばみたいに言う治療家は信じてはいけないということになります。


東洋医学をやる人は、絶対に気をつけて欲しいと思います。

安易にバランスという言葉を使い過ぎです。





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