鼻水が止まらない
- Shyuichi Nakamura
- Oct 31, 2022
- 2 min read
鼻水と涙が止まらないし、仕事で身体は動かさないと駄目で疲れがひどかった。
一般的には鼻風邪だと思いますが、複数の風邪反応がありました。
鼻炎はアレルギーという認識が強いですが、この場合は複数の風邪が混合した形です。
いつも疑問なのですが、アレルギーと鼻かぜはどう違いがあるのか?
炎症を起こしているのは、アレルギーでも鼻かぜでもあきらかなのに、それをどうわけているのか?
明確な分け方があるのだろうか?
この答えは、殆どが直感です。
経験に基づくものから来ていると思います。
しかし、経験だけで判断できるのか?
という疑問がいつも残ります。
鼻かぜの証拠があります。それは身体を温め、早く休んで発汗したら半分は楽になったということです。
それでも完全には症状はなくなっていません。
反応を過去にさかのぼって観察してみると、左肺から咽、鼻に太陽病の反応があり、リンパ管系統でとまっているという感じでした。この状態なら発汗して良くなる状態だろうなと思います。
胸の筋肉の一部から背中の筋肉にも入っていましたが、それは太陽病ではなく少陽病の反応でした。
通常は太陽病は背中側なのですが、そんなに教科書どおりに反応が出るはずはありません。
そんなふうにしか考えないのは頭が固すぎる。
東洋的な分類で良いところは、物事を曖昧に捉えられるということです。
曖昧さでは駄目だと思っている人も多いと思いますが、前記したとおり、医師が判断すればもっと曖昧になります。
しかし、医師が処方すると科学的だとされます。
それは一般的な認識であり、想像の産物です。
とりあえずこの薬を飲んでみて、という言い方で処方されます。
明確な診断がないままです。
これは科学的なのか?
と疑います。
胸側が太陽病、背中が少陽病です。
リンパ系や粘膜系から筋肉に入り始めていた感じです。
これは足の後側まで入っている感じだったのですが来院した時には、それもなくなっていました。
風邪の進行も東洋医学的に考えると大まかな反応ですが、解剖学的に考えると、その詳細がわかってきます。
来院時の症状としても左肩の強烈な凝りや首の痛み等もありましたが、太陽病の反応がなくなると一瞬でその症状も変化していきました。
曖昧さは、明確な答えを導き出す材料になります。
だいたいとか、曖昧というのは、臨床では大きな武器になります。
臨床医は、それをよくわかっています。
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