骨折と肺3
肺と骨折?
と思う方も多いかも分かりませんが、炎症があるときには、何らかの形で肺が関係してきます。
捻挫などの時にも、肺の経路が関係することが多いようです。
一つのチェックポイントです。
しかし、通常は肺経上に取穴するのですが、肺の経路を直接刺激するようなことはしていません。
肺が原因の一つなのに、肺の経路である肺経を刺激しないの?
と思うかもわかりませんが計算の上です。
全身から見た調整から入っていきました。
いわゆる経絡治療で、難經75難の肝経の補法と脾経の瀉法という形です。
肺に問題がある事は分かっていても直接、肺を刺激しなくても効果は出ます。
この刺激によって、肝臓の反応や骨の反応、肺も含めた反応も全て影響し変化してきました。
原因は一つではありません。
殆どは原因を一つにしたがりますが、そう単純ではありません。
この調整で右足母指の先が動きやすくなり、母指を地面につけられるようになってきました。
当然ですが、右の咽頭の反応もなくなり、肝臓の反応もなくなっています。
難經の治療というのは、高度な「気」の拡張が必要なようですが、それを調整すると一気に全身の反応が抜け落ちていきます。もちろん、それで局所の反応が完全になくなる訳ではありません。
踵の内側から舟状骨あたりに「血」の反応として部分の異常がでていました。
全体と部分は常に関係しあいながら存在しています。
単独になることはなく、それぞれがカバーしあっているのです。
これで完全に足裏は地面につくことができるようになりました。
座った状態で母指をつける練習をすることが大事です。
動かさないと、骨は早くくっつきません。と言っても無理矢理動かすわけではありません。
圧効果があることで骨は修復するのです。
帰りは両足をついて立っていましたから間違いないでしょう。
歩行はまだ無理ですが、うまく調整すれば、早く歩けるようになってくるだろうと思います。
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