肩関節が難しい理由

肩関節の問題が、なぜ複雑なのかを考えてみます。私なりの考えなので異論はあるかもわかりませんが、動きをよく観察すれば事実だとわかります。


肩関節や股関節は、多軸関節です。多軸なので、様々な方向に動きます。そして関節の中で一番可動範囲の広い関節だということです。可動域が広いというのはプラスの面もありますが、壊れやすいという面もあります。


その次に股関節も可動範囲の大きな関節ですが、肩関節と股関節の大きな違いは、重力によるものが大きいと考えられます。


股関節は立った時、重力にさらされますので、常に筋肉を使って血流もリンパの流れも良くなりやすいと考えられます。肩関節は逆に手の重みのぶん、下に引っ張られた状態になります。


つまり自然な状態では関節内が陰圧になっていると言える関節です。ほとんどの関節は重力によって加圧され気味になりますが、肩関節は自然に陰圧になっているのが他の関節との違いです。


これが肩関節の治癒が遅れる最大の理由なのではないかと私は思っています。肩関節が股関節より脱臼しやすいのも、それが大きな理由の一つなのではないかと思います。


いわゆる巻き肩になっている人は、肩甲骨に対して上腕骨が若干、前に変位しています。


だから、巻き肩というより前肩という感じになっています。ただ、単純に前に変化したのではありません。だから肩を張るような動作をしても巻き肩は治りません。


巻き肩は内旋しながら前に変位していくので外旋ができにくくなります。

回転しながら前に変化しているので、力を弛めればすぐに元に戻る訳です。

関節が単純に前後、左右に変化することはあまりなく、必ず回転を起こしながら変位します。


そんなことも肩関節をよく観察すれば自然にわかります。観察の仕方を変えなければ、その事実を感じることはできません。





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