私の学び方2
東京支部長の本橋先生の第二弾です。
マンネリ化するというのは後退ですが、どれだけ注意していても必ずマンネリ化します。
マンネリ化は疑問と同時に起こります。
しかし、それは後退とは言わず進歩だと思います。
やっていない人は、最初から疑問がきますが、やろうとする人は疑問より先にやろうとします。
ここの違いは大きいのです。
ただ、ここで混乱が生じます。
混乱を無理やり解決しようとせず、混乱と共にあることが大事です。
既知のものを引き出すのではなく、未知のものを引き出す技術です。
未知のものに身を委ねる「勇気」が必要ですが、普通は、既知のもので満足してしまいます。
それが本当の後退です。
できるできないの問題ではありません。(ここを間違わないことが大事です)
ここの理解が私と他の人の違いです。
できた、は、はじまりであって、できる、ではありません。
できたは過去の話です。
その勇気がないと、できたと思った瞬間に既知のもので身体中が満たされ、前に進めなくなります。
だから経験と知識を捨てる必要があるという何とも奇妙な世界です。
それをこれからもっともっと感じてもらえるようになると思います。
これが第一歩の関門です。
そして最後「遊ぶ」の段階がやってきます。
過去の自分と訣別し、全てから開放される瞬間です。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
東京支部長の本橋です。
前回のブログは、私が中村先生から学んだことをどのようにして活用しているのかを書きました。
それは真似ぶ(学ぶ)ことで楽しさを見つけてきました。
そのスタンスに今も変わりありませが、ただ真似をするだけではやがて面白くなくなってきます。
マンネリや惰性を感じるようになったら退歩、というように自分に言い聞かせています。
マンネリを打破するために私は守破離の考え方を使います。
最初はただ真似をして日々繰り返します。
守破離の「守」の段階です。
そうして繰り返していると、疑問が湧いていきます。
別の方法があるのではないか?
もっと面白いやり方があるのではないか?
例えば、中村先生はどこかの異常を鍼刺激で改善させます。
私は鍼を使えないので、その異常部位に対応する筋肉や関節を動かすのです。
私はトレーナーですから筋肉や関節を動かすのが専門です。
ですから、異常部位に対する刺激部位が手の指の先の関節だったり、膝の関節だったりします。
それは、鍼刺激を模して自分で出来ることに置き換えているのです。
他の知識やアイデアを組み合わせて行う守破離の「破」の段階です。
詳細に異常部位が分かれば、刺激は何でもいいと中村先生はおっしゃっていましたが、異常部位の認識が出来れば、自分の出来ることを行えばいいのです。
もちろん、その結果は必ず確認し、どう変わったのかを見なければなりません。
それから学びには別の段階もあります。
心の姿勢と言いますか、まずはただ知識を入れる段階があります。
分からないことはひたすらに知識を学ぶ。今の私なら東洋医学がそうです。
ひたすら蓄積する段階を経たら、少しずつそれを整理して行きます。
知識の整理整頓です。
これがある程度進むと、学ぶことが呼吸を行うように自然なものとなります。
学びながら実践して行く段階がこれです。
この段階では、進歩したかと思えば、滞り深みにはまる。
あるいは面白くない気持ちを持つ。
楽しいと思ったら苦しくもある。
これは前回のブログに書いた分かったつもりが新たな分からないことを生むということです。
しかし、その先の段階があります。それは「遊」遊ぶことです。
楽しい時には苦しい時もあります。
けれども「遊」には相対する言葉がありません。
学びを遊ぶ境地で行えたら、天下無双だと思います。
この学びの段階の考えは論語からの引用ですが、学び方の本質を突いています。
私はまだまだこの境地で学べているとは思えませんが、中村先生は遊んでいると思える時が多々あります。
やはりこの境地に入れることが突き抜けた治療をする秘訣だと考えています。
まだ目的地にたどり着けない旅を「遊ぶ」境地で楽しめるよう取り組みたいです。
そんな遊ぶ境地の中村先生による大阪勉強会第2弾!のご案内はこちら。
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