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症状と原因②

ある意味、ちょっと危険な考え方になりますが、確かにそういうパターンは存在します。


ただ、それをパターン化してしまうと記憶され、感情を作るので制御が鈍ってしまいます。その結果、正しく判断できないという時が必ずきます。


重要なことは、パターン化しないというのが基本です。

一応、そういうパターンもあるかなぁーぐらいに思っていた方がいいですね。

なぜなら、その奥に隠されたものがあるからです。


やり方の記憶は、診断を必ず狂わせてしまいます。


★★★★★★★★★★★★★★★★★

大阪支部の政木です。


症状を作っている原因を具体的に辿ってみます。

例えば、左膝の痛む人。

主訴は膝の内側の痛みの患者さんが来られたとします。

足の裏を触ってみてください。

足底は左のほうが扁平足ではないですか?

足指は右に対して左伸展しにくくないでしょうか?

ふくらはぎ内側は、左のほうが固く圧痛は無いですか?

内側ハムストをつまむと左は固く、痛がりませんか?

腰方形筋、殿筋群はどうでしょうか。

圧痛に左右差があると思います。

側胸部はどうでしょうか?

左の前鋸筋や肋間筋に圧痛がありませんか?

左の肩上部、頸部は右に対して緊張していませんか?

筋肉だけを辿っても、これだけの部位に顕著な左右差、

隠れた圧痛があることが多いです。

もちろん患者さんはこれらは気付いてないことがほとんどです。

患者さんは左膝だけが痛く、そこが悪いと認識しています。

しかしその関連する原因は、広範囲に多数見られます。

そういった

多数の異常の代表点。

患者さんの最も感受性の高い部位。

色々な不均衡のしわ寄せがもっとも表れている部位。

それがたまたま膝であり、一般的には変形性膝関節症と言われている。

こういった病気の実態が自ずと見えてきます。

その足がかりになるのが日々の触診であり、筋力検査になります。

こういったストーリが見えてくると、何にも代えがたい自信が付いてきます。

そういった臨床がより一層出来るように、毎日を過ごしていきたいと思っています。



基本の診断のセミナー 







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