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一対多、多対多

お腹の症状があるとします。

お腹の症状は、異常Aとします。


その異常Aには必ず何らかの原因があります。

その原因は親異常Aから異常Aができあがっていたということになります。

しかし、原因は一つではありません。

つまり親異常Bが存在するはずです。もちろん親異常CもDも存在します。


原因が一つあって、その結果としてお腹の痛みが出た。

腐ったものを食ってお腹が痛くなった。

この原因は腐ったものを食ったことになります。

つまり、親ー異常Aは腐ったものになります。

これは一対一の関係ですが、これは臨床的には珍しい関係性です。

教科書に出てくるような典型的な関係性とも言えます。

(殆どありません)


例えば、同じ物を食ったのにも関わらず自分だけお腹が痛くなった。

としたたらどうでしょうか?


そこには体質ー異常Bが関連している可能性があります。

体質がベースがあって、それが誘因で異常Aという症状になったということになります。

もちろん体質も一種類ではなく複数種類あります。


ということは、体質という親の子供に異常Aは、なっている訳です。

体質異常Bー異常Aとなり、異常Aは体質という異常のグループの中に入っているということです。

そして異常Aは、その体質Bの仲間ということが言えます。


腐ったものを食ったことと、体質というのは、お腹の痛みである異常Aと共に関係があります。

ただ、体質だけでは、お腹は痛くならないので、体質に何らかの要素が加わったことによって起こると言えます。


他にも冷えたという外感ー異常C が親となって異常Aは起こったかもわかりません。

これにも多数の種類があります。

湿気にやられた。風に吹かれた等々です。


そもそも東洋医学というのは、こういう要素をわけて考え、その症状を考察していきます。

だから同じ症状でも同じ処置にはならないということが言える訳です。


つづきます。




 
 
 

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