モチベーションを保ち続ける

一つのことを長くやっていると、何の為にやっているのかわからなくなる時があります。

この仕事を選んだのは高校の時ですが、直感的に自分に合っていると思ったことを思い出します。


間違いない根拠のない自信でした。

しかし、その気持ちを長く続けるにはやはりコツがいります。


何度やっても良くならない患者さん、そもそも現代医学で投げられた患者さん。

そんな人をどうやって良い方向に導くのか常に悩みます。

あまり悩んでいると悩んでいることに慣れてきます。

これに慣れるとやっぱりモチベーションが下がります。


そういう時は基本的なことを考えます。基本的なことは、東洋医学なら当たり前だとされていることを疑って考えることです。これはホントにホネの折れる仕事です。

長い歴史があるので、それを疑うというのは、余程何か根拠がないとできません。ある意味、西洋医学を疑うことより難しいことであり根気のいる作業です。


そして、無駄な知識を入れないでシンプルに考えること。

これは絶対に大事だと思います。知識が入ると感覚が知識に引っぱられます。どう頑張っても知識の方が利口な気がしてしまうので、そちらに頭が引っ越してしまうのです。

混沌とした状態を作っていないと基礎的なことを疑うことはできません。


しかし、そもそも原因がわからないのですから、様々な仮説を立てても良い訳です。単なる仮説であっても、感覚から呼び起こした仮説というのは、意外に外れはないものです。仮説があってこそ、新しい発見はある訳です。

色々試行錯誤していると新しい発見をします。


そこで本を読み返してみると、書いてあったりするのです。

ああ~やっぱりそんなことを考えていた人がいたんだなと思います。

一つの発見を本を読んで教えてもらったり誰かから教わったりせず、自分で仮説を立てて誰かの知識や本で読んだことと一致する。


どちらも結果は同じですが、深みが全く違います。知識は、本から得られますが、仮説は無から自分で見つけていかなければなりません。これがなかなかホネが折れます。

当たり前に思えるようなことでも、疑えばきりがない。それでも疑う。

そして一つの仮説が出来上がります。


回答を何かに求めない。

自分で探す。

誰でも知っている常識的なことを自分で発見したら、本当にモチベーションはあがります。長年やってやっと、どんなに経験を積んでいても新しい気持ちでスタートラインに立っている気がします。


はじめて鍼灸に触れた時と同じ気持ちを保ち続けます。

つまり楽しめているのです。

わかった気になっていないで、しっかり考え、感じ、結果を自分で出す。

そういうコツがモチベーションを下げないコツです。









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