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腰が曲がって痛い


腰が曲がってしまって痛いという高齢者は多いです。

曲がっているから痛いのか?

曲がったから痛いのか?


首の上にある延髄や橋が微妙な姿勢を維持してバランスをとっているのは脳科学でも明白な事実です。

曲がったからという理由ならば、この姿勢保持機能に問題があるのでは?


そして、それは感情とも関係し、手足の動きを制御しています。


左の腰が曲がってまっすぐ歩くのが困難という方の背中を見てみると、たしかに左側の腰は強く緊張しています。

しかし、この理論から考えると首の問題もあるはずです。

手足の問題もあるはずです。

首の問題が優位だとすると延髄の作用として自律神経にも影響するので、血管の収縮や消化吸収にも関係しています。


もし、この自律神経の作用が落ちて、消化能力が落ちた結果、お腹に力が入らず腰が曲がってしまったとしたらどうでしょうか?

治すのは腰側ではなく、お腹側ということになるのではないかと思います。


そういう場合、肋骨下部の緊張が必ず起こります。

左の腰の腫れがあるので、当然ですが、腰は左へ回旋できにくくなり右に回旋してしまいます。

それによって肩甲骨も左は前にでようとしますので、右側に上半身が捻れるようになります。


自律神経の調整は、延髄、橋、扁桃体、視床下部、脊髄、そして内臓や血管などの末梢器官が関与しています。

これらの器官は、血圧、心拍数、消化、呼吸などの機能を自動的に調節することで、体内の平衡を維持しています。


これだけの事実からもわかるように胃腸の調子と腰も無関係ではないことがわかります。


更に延髄は心臓や血管、呼吸筋などを制御し、橋は眼球運動や平衡感覚を制御しています。

そして、扁桃体は、恐怖や不安などの感情の処理に関与しています。

つまり感情からも胃腸の調子は悪くなります。


視床下部は、自律神経や内分泌系の調整に関与しており、ストレス反応や食欲、睡眠などを制御します。

脊髄は、自律神経系の下部で、膀胱や直腸、生殖器などの内臓の制御に関与します。


単純に腰が曲がっているということが問題ではないことがよくよくわかります。

それが証拠に手足の調整と首の調整を行うと曲がった腰が伸びてきて、歩行が楽になってきたりするのです。


脳の作用を少し勉強するだけでもヒントは沢山あります。

様々なことからアプローチして、調子をよくしていくのが御薗治療院のスタイルです。












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