関連性
例えば姿勢が悪くなっていたとします。
その姿勢が悪くなった原因は?
全体を通して一番の問題は陽明の異常で、胸からお腹に異常反応があったりします。
陽明ですが、深さはそれなりなので内臓や骨には影響のないものです。
しかし、その陽明は直接は姿勢と関係ありません。
姿勢の異常は、水滞で内臓の問題、内臓は胃の問題で血虚です。
しかし、それら全体は実になっていたりします。
血虚と実は本質的に合わない。
しかし、病位を見てみると「実」は肝で、筋肉に関係していたりします。
つまり胃は虚であっても筋肉が実になっていたりします。
そして、その入口は陽明だったりするのです。
風が吹けば桶屋が儲かるみたいな話ですが、病位によって、問題が大きく違ってきます。
全体から見たものと部分的に見たものは全く違う。
虚と実は正反対のものですが、同時に同じ部位にあったりするのは、その深度によって違いがあります。
常に立体的にものをみようとしている人と、平面的にしか見ない人、点や線をおいかけている人によっては見え方が違ってくるということです。
点と線を結び、立体にし、時間軸を増やして更に複雑になっていく様子を把握することで最小の刺激で最大の効果を得ることができるようになるのです。
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