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負荷をかけさせる

膝を曲げて痛みが強いと言って歩行困難になっている方が来院しました。


みてみると確かに膝は腫れて、足首も腫れています。

体幹から上肢も動きが悪くなって立って膝を伸ばすことすらできません。

足の甲まで痛みがでて腫れていました。


ここまでくると流石に歩くのはつらいと思います。

調整をしてみると、足首の緊張や肩の緊張、体幹の動きは良くなっていました。

しかし、足は曲がったままです。

当然、痛みを訴えています。


そこで、1時間に1回、立って、足を伸ばして体重をかけてください。

無理をする必要はありませんし、痛かったら無理やり伸ばす必要もありません。


しかし、1時間に1回必ず伸ばして、体重をかけようとしてみてください。

と言いました。

二日目には普通に歩けるようになって来院してくれました。

別に特別なことをした訳ではありません。


本人がちょっとだけ意識しただけです。

そしてスマートウォッチをしていたので、これにタイマー機能があるので、1時間のタイマーをかけて思い出すようにしてくださいと言いました。


実は思い出すだけでも良いのだと思います。

思いは最初の運動です。

思うだけでも運動になるはずなので、1時間に1回思うことを続けてみると、症状がなくなっていったというのは面白い現象です。


二日目に来た時は足首の腫れもひいて、膝の腫れも少なくなっていましたが、今までの経験でわかるのは、安静にしていたらきっと二日目でも膝を曲げながらしか歩行ができなかったと思います。

それぐらい痛そうで歩くのも困難でした。


人間の身体はどうなっているのか?

本当に安静は正しい選択なのか?


間寛平さんの話でもわかるように、安静にしないと本当に治らないのかと考える必要があると思います。





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