触診で首の動きをみる

首に痛みがある訳ではありません。

しかし、上部頸椎の左側の緊張があったので、ゆっくり左を向いてもらうと首が動きにくいのを確認できます。




何気ない動作のように見えますが、ここは神経も血管もリンパも多くが流れている場所です。後頚部の凝りはよく訴えられる症状ですが、耳の下の自覚症状はあまり多くありません。リンパが腫れた時ぐらいしか症状を訴えません。


しかし、自覚していないだけで、かなり多くの症状とリンクしているのが解剖を見ればわかります。この動画の例では顔を左へ捻る動きがそれをあらわしています。つまり、この部位の緊張と首の動きは連動しているということです。

ここは迷走神経の走行がある場所なので、自律神経にも大きな影響を与えています。


迷走神経は、脳神経の一つで、副交感神経の代表的な神経です。腹部まで到達し、内臓の機能にも影響をしています。主には副交感神経の繊維からなりますが、交感神経とも拮抗して、声帯、心臓、胃腸、消化腺の運動や分泌にも影響を与えると言われています。(実際に神経の流れを直接見た訳ではないので本当か嘘かはわかりませんが・・・)


胃腸の障害などでも、この動きは悪くなることがあり、迷走神経の機能異常によって起こるとも考えられます。胃腸障害からくる粘膜系の熱で口腔内の痛みや歯茎の炎症なども、この経路の問題があると考えられます。

リンパ管も顔面部に大きな管があり、この経路からも症状が出やすくなるかもわかりません。


解剖の図を見ていると人間の身体はありとあらゆる場所と連携しあっているのがよくわかります。部分だけで考えることはできないと思います。



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