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自分の体はどこ?

認識できるから修正できる


認識できないものは修正できません。

認識する為にはバランスを崩してみないと、どう崩れていて、どう修正して良いかがわかりません。

脳は無意識にバランスを保とうとします。

それが物理的に不都合なバランスであっても、それでバランスが保たれていると認識したらそこでとどまります。

そのバランスが、肉体的にギリギリの選択だったら何かのきっかけで負荷がかかり部分を破壊します。


認識を鍛えることで脳は勝手に修正してくれます。

その力を使うことが必要なのだと思います。

★★★★★★★★★★★★★★★★★

『自分の体はどこ?』


東京支部長の本橋です。

前回のブログの続きです。

治療の完結

突発的な出来事によるケガなどを除いて、慢性的な痛みや違和感と言うのは体が発している信号です。

ここに問題があるよ。

と体が教えてくれているのです。

体を自然な状態で使っていたら痛みを起こすはずがありません。

実際にそんな人はほとんど存在しませんが、理論上そうなります。

体に無理をかけなければ、不具合は起こらないのです。

それを中村先生は解剖学的肢位を違和感なく取る、という形で示してくれます。


私たちは地球上で暮らし、常に1Gと言う重力を体に受けています。

1Gと言うのは、自分の体重分の重さを受けて生活していると言うことです。

重力は常に地球の中心に向かいかかっています。この方向を鉛直と言います。

その方向に線を引くと、鉛直線となります。

鉛直線に沿って頭を位置すれば、不具合は発生しないはずですが、その絶対的な事実を忘れて、常に頭を左に傾けたらどうなるでしょう?

頭の側部から首や肩にかけての筋肉などが緊張することがお分かりになります。

肩こり筋である上部僧帽筋もパンパンになります。

そのパンパンを体は嫌悪感や痛みとして教えてくれるのです。

鉛直方向に対し、重い頭が左に傾けば、元に戻そうとする力がかかりますから、当然頭を右に引っ張ろうとするのです。

この状態は、常に右の肩こり筋の筋トレをしているのと同じことが言えます。

筋トレをたくさんすれば筋肉が肥大してきますから、肩の筋肉がパンパンになるのです。


もちろん、首や肩だけでなく、その下の足まで頭のズレが影響します。

私は治療家ではないので、そこに鍼を打ったり、灸を据えたりすることはできません。

マッサージもできません。


だから解剖学的肢位を認識することを推奨します。


それは単に頭の位置を真ん中に戻すということだけでなく、自分の頭がどのような位置にあるのかの認識をしてもらう練習をするのです。


中村先生の治療や治療法を学ぶにあたり、この認識が最も大切な学びのひとつでありました。


常に1Gが体にかかっていると言う事実。

重力は鉛直方向にかかっているという事実。

そして、鉛直線から重心が片寄ると体の構造に負担がかかるという事実。


この3つだけを認識して生活するだけでも健康に大きく寄与してくれることでしょう。


中村先生の治療方法は、自分の心身の認識力を高めてくれる方法です。

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コーナリング中のバイクは絶妙なバランスです。

スピード、角度、路面の状態、微妙には風や雨という外的要因すべてにおいてバランスがとれているものが勝つ世界です。

それを安定させるのですから並外れています。


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