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肩関節の観察



肩関節を僅かに動かすだけで関節の稼働状態を知ることができます。

関節の可動域ではありません。

可動する状態を観察していますので他動的な力は殆ど使いません。


関節可動状態を知るにはコツがいります。ただ小さく動かせば良いという訳ではありません。


長年、こういう研究を続けてきました。

治療をして痛みをとるというのは、大事なことなのですが、基本的なことができていないと、すぐに元に戻ってしまいます。元に戻るのは決して施術が悪いからだというふうには私は考えません。


極論を言う人は、一発で治すと言う人です。

それは、やってはいけないのではないかとすら思っています。それでも良くなる人は、一回で良くなって、何年もたってから来院した時に、あれから痛みが全くなかったんですが別件で来ました。と言う人もいます。


しかし、それは本当の願いではありません。


症状が起こるためには症状が起こる理由があるはずです。なぜ、そうなっているのか?


この動画を見てもらってもわかるように肩関節の動きが問題になると胸郭にまで影響がでます。つまり胸郭が縮んで呼吸もできにくくなるのです。

胸郭が縮むと腰もひけます。腰が引ければ腰痛になる可能性もでてきます。

胸郭が縮んでいるのに腰を立てることはできないようになっているらです。


腕と胸、胸と腰は常につながっています。


肩だけの問題だと考える人は人が直立二足歩行だということを無視していると言えます。四つ足で歩行する動物と二足歩行をする人間では根本的な構造が違うのです。


肩が痛くなると、一般の人は、病院に行って薬飲めば治ると考えている人も多いかもわかりませんが、それでは良くならない人も多く、痛みが軽減された場合も完全には治らない人もいます。


肩が関係して腰や足に影響が出れば、その痛みは何が原因かさっぱりわからないということもある訳です。


まずは、自分の身体が基本的にどういう状態になっているかを実感してもらうことが大事です。




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2011年10月1日より、午前の受付時間が11時30分までとなりました。

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