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物を考える


物事を考えるベースは、記憶です。

記憶がないと話しすることすらできません。


過去の記憶は、その人を作ります。

しかし、現代は、その記憶を機械がやってくれます。それを是か非かと言っている訳ではありません。


私はどちらかというと良いことだと思っています。


もっともっと便利になれば良いと思っています。


問題は、それを使う側です。

どれだけ機械が発展しても、機械が味わうことは不可能です。機械は根拠という過去の記憶からしか行動できません。

人間は、根拠なく行動できるのです。


根拠(エビデンス)は、ある程度は大事ですが、頼るものではありません。

それをわかっていないと過去の記憶に翻弄されてしまいます。

できないと思われてきた事をできるようにする為には、根拠ではなく感覚です。


根拠のない自信は人間しか持てません。

また楽しいと自覚できるのは人間だからです。楽しむことを忘れたら機械です。

楽しめなければ人間の持っている能力を捨てていることにもなります。


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