治療技術6
何を目標にするのかというのはとても大切なことだと思います。
何を目標にするかを決める為には、その異常がどれぐらいの範囲なのかを決める必要もあります。
そして、どれぐらいの深さなのかも決める必要があります。
また、その異常は何と関係しているのかも決める必要があります。
異常Aと異常Bはつながっているのか?
そのつながりはどのようなつながりなのか?
異常Aは異常Bとつながっているが、異常Cともつながっている。
つまり異常Aは異常Bと異常Aにも影響を与える。
ということになります。
また、異常Cは、異常Aに影響を与えているかもわかりませんし、異常Dとも関係があるかもわかりません。
異常Aは、異常B、C、Dともつながっている可能性があります。
そう考えていくと、それぞれのつながりが一対一、一対多、多対多という関係になっている可能性がある訳です。
データベースの考え方をすると、今、表現されている異常は、異常Aと異常Bが1対1の関係にあり、異常Bが異常C、異常D、異常Eと関係ある。
そして異常Eは親である異常Aとも関係するということも言える訳です。
全身の治療をするとか、根本的な治療をするというのが流行りですが、そんな治療をする、と言っている治療家に、この考え方をしているのか?
を訪ねてみたいなとよく思います。
言葉だけが先走って、その言葉のイメージで何となくそう言っている(東洋医学は全体の治療)なんて言っている人が多いような気がしてなりません。
範囲、深さ、関連性などを考慮して、それが時間軸という線上にあらわれるとすれば、更に複雑になってくるのではないかと思います。
平面的な全体と立体としての全体、時間軸を含んだ全体は全く違うものができるのではないかと思います。
次元が積み重なっていくと更に複雑になってくると思います。
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