歩行も困難
歩行も困難な状態で来院して、魔法をかけたみたいに歩けるようになるのか?
そういうこともありますが大半はそんなことはありません。
しかし、良くならないという訳でもありません。
大切なことはやるべきことをすることです。
刺激を与えると動きが変化する。
圧痛が少なくなるかなくなる。
痛みはあっても、このような変化が起これば十分除痛していく可能性があります。
だから刺激を与えてから痛みの確認はしますが、痛みのあるなしは参考程度にしか考えていません。
この時点では、効果を実感しない人もいますが、動きや圧痛などの変化があらわれていれば良い方向になると確認できます。
何がどうなっているのか?
術者はこれを理解していないと良い方向にいかせることはできません。
痛みと直接関係はなくても、間接的に影響を及ぼしている部分も明確にする必要があります。
それをどう処理し、動きにつなげていくか?
これがわからないのに、よくなることはないでしょう。
闇雲に痛いところに刺激しても良くなるはずがありません。
足腰が痛いと手で支えて歩くようにしているので、手の緊張は半端ないのが普通です。
また、足腰を使わないので、足が細くなってきますが、無理に負荷をかければ更に痛みが強くなります。
しかし、足腰を使わないと更に症状が強くなっていきます。
これが悩ましいところです。
うまく使わせること、それを誘導することが大切なのです。
これが、その人の無意識に使っていないところを使わせるためのコツです。。
腰や足が痛いと言っても全てが悪い訳ではありません。
内側、外側、前側、後側を区分けして観察してみると必ず異常なパターンがあります。
この異常なパターンが固定してしまった状態が症状を起こしている状態と言えるので、そのパターンを改善していくということが必要です。
どんな症状にも根気よく対処していくことが大切です。
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